ブログ 「ごまめの歯軋り」

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国体ではなぜ主催県がいつも優勝するのでしょうか

2006年09月14日 | 時事問題
asahi.com 2006年09月14日03時09分
国体に無資格2選手、準優勝 福井県テニス協会記録偽造
 昨年10月に岡山県で開かれた国体秋季大会のテニス・成年女子で準優勝した福井県代表の2選手が、国体の規定に反して県予選を経ずに無資格で出場していたことがわかった。福井県テニス協会が出場を要請、選考会に出場したとする虚偽の県予選記録も作成していた。福井県は秋季国体でテニス女子の総合成績が1位で、競技別「皇后杯」を初めて獲得したが、主催の日本体育協会は成績の扱いについて、「事実関係を把握できておらず、現時点では何とも言えない」としている。

主催県がいつも優勝する仕組み
 恒例の国体ですが、レベルも低く(素人芸に近く)かつ主催県がいつも優勝しているのは何とも日本的現象ですね。主催県がいつも優勝するには、有力な選手を自県の選手とする仕組みがいくつもあるからです。恒例ですから他県も黙ってみているだけです。例えば県対抗駅伝でおなじみの基準(出生地、現在地、勤務先所在地などを自県に我田引水する)を利用したり、国家公務員(自衛隊など)は移動させたりして有力選手を自県の選手に登録することです。主催県に対してお礼という意味もあって皆黙ってみています。それでレベルが高ければ面白いのですが、素人芸に近いレベルが多くてこんな国体に大きな出費をしているのは解せません。お祭りだからどうでもいいじゃないかということでしょう


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