読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

朝井リョウ「死にがいを求めて生きているの」~父親への反発がいつしかなくてはならないものに?!

2021-05-12 02:38:44 | 

朝井リョウ「死にがいを求めて生きているの」読み終わりました。


朝井さんの人間観察ってすごい!

そう思ってしまいました。


こんなに人を深く掘り下げて

その人の考えをここまで観察できるなんて


親への反発って誰でもあると思うけど

智也がが父親の考えに反発し

「付き合うな」と言われた

雄介を

ここまで支え見守り続けることができるのか


そう最初は感じていた。


でも・・


智也のそれは・・


もうそんなことを超えていたんだよね。。


身体の利かなくなった智也が



雄介を求めていた



まさか!こんな展開になるとは!!



傍からは「親友」と思われていた


雄介と智也


目立ちたがり屋で


自分のやりたいことを貫こうとする雄介


そんな雄介を陰ひなたになり支える智也


しかし


転校性の一洋から見ると


その関係は不思議なものに見えていた。



なんでこの2人一緒にいるんだろう



他にも疑問に思う者たちが。


そして


事件は起こる!!


しばらく繋がっていなかった一洋が


再び雄介の姿を見つけ


そして智也に連絡を取ったことから始まる


新たな雄介ストーリー


雄介を助けるために危険を冒して乗り込んでいく智也


そして


一洋の紹介でついていく弓削


弓削がカメラで収めた瞬間の映像とは


雄介が智也に語る


三種類の人間


「生きがいがあって自分以外の他者や社会に向いている人。他者貢献」


「生きがいはあるけど社会や他社に向いていない。自己実現人間」


「生きがいがない人。自分自身のための生命維持装置としてのみ存在する人」


自分は3番目なのだと。。


そして


雄介が取った智也に対する行動とは



智也の青く光る眼を再び開かせることができるのは・・


雄介しかいない??



人はいつも「生きがい」を求めている。


自分が存在する意味


死ぬときに


自分が生きていた意味を見出せるものを


残したいと思うのかもしれない。


それがどんなことであっても。


そんなことを考えさせられました。



人から見えている自分


本当の自分とのギャップってあると思う。



結局自分が幸せならそれでいいのかも







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする