癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

DVD映画「感染列島」を観る

2020年03月16日 | 読書・映画

 昨夜、妻がTSUTAYAから借りて来たDVD映画「感染列島」を観た。2009年の映画であるが、今、まさにわが国だけでなく世界中を震撼させている新型コロナウイルス感染拡大を予言しているような内容だっただけに、恐怖におののく思いで観た。

 原作は漫画らしいが、当時は、大衆を無闇に怖がらせる大袈裟な映画だと見なされたらしい。しかし、時は流れ2020年、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている。今回の新型コロナのことでいろいろな知識を身に付けた目で観ると、詰めの甘さやリアルすぎる大袈裟な表現が気になる場面も多いが、この映画が描いたことは、大袈裟では無い、実際に起こることなのだと証明してしまったことになる。

 観たいと思っている方にとっては、ネタバレになるので、あらすじには触れないが、前半のストーリーは、上掲の一場画の映像のように、まさに封鎖された中国の武漢の様子を彷彿とさせるし、病院や国の混乱や対応の乱れ、院内感染の恐れ、国民生活の困惑などは今の日本にも通じるものがある。

 ただ後半はセンチメンタルを優先する脚本に転換され、一気にリアリティを失ってしまっているのは残念でならないが、病院関係者の奮闘ぶりがリアルに伝わってくる。

 今は、新型コロナウィルスの怖さよりも、それへの国の対応による経済の崩壊の方に心配が移っている感がないでもない。しかし、本作は今こそ沢山の人に観られて良い映画だし、テレビでも放映すべきだろう。今後、今の新型コロナより恐ろしいウイルスに襲われることがあるかもしれない・・・こうなってはいけないというイメージを共有するためにも・・・。

 最近増えている自然災害や大地震に見舞われるたびに、小松右京の「日本沈没」を思い出す。この映画もそれに通じるものがある。

 あらすじ等を詳しく知りたい人は、Wikipediaでどうぞ!

 なお、「感染列島 無料配信」で検索してみたら、いろいろな無料配信サービスもあるので、そちらで観ることもできそうです。


途中で転進して再訪した「三角山(厚沢部)」

2020年03月15日 | 登山・旅行

国道227号の峠下林道入口手前から見上げる三角山(587m)

 好天予報に、ふと思いついて記録も見当たらない国道227号線中山トンネルから北に連なる北斗市と厚沢部町の境界稜線(道南中央分水嶺)上の最高ピークである770.3峰(三等三角点名・上二股川)を目指した。

 漠然と4時間もあれば登れるだろうと思ったが、1時間半時点で現在地を確認したら、とても4時間は無理と判断。そのすぐ西側に通っている林道から三角山への転進を決意。2回目の三角山だが、1回目とは全く違う東尾根から登って西尾根を下って、林道から国道へ出てスタート地点の中山トンネル出口へ戻った。

 最初にこの山に登ったのは、2009年の正月だったが、当時はほかの人の記録も見当たらず、地図上に今回利用した林道も記載されていなかったので、鶉川沿いの峠下林道から続く西尾根から登っている。

 6:45トンネル厚沢部側出口~8:20断念・転進地点~9:15三角山頂上9:30~10:10国道へ~10:25ゴール <登り2時間20分><下り55分>

 まだ太陽の恵みを受けていない中山トンネル厚沢部側出口の左尾根へ取り付く。堅雪でツボ足でも歩けた。

 ジグザグの送電線の管理道を登っていく。

 

 送電線の鉄塔で境界尾根に乗り、地図上の境界線を辿るが、ここは道南の中央分水嶺でもある。

 意外と複雑な地形でアップダウンを繰り返し、さっぱり高度を稼げる感じがしない。

 

突然、境界稜線上に作業道が現れる。正面の太陽光線に向かってウサギの足跡が続いている。

 

 細い尾根から下りたら、突然目の前が開け、広い場所へ出る。正面左奥に目指す770.3ピークとその手前の689ピークが見える。

 このまま開けたところを進みたかったが、境界稜線はこの右側の林の中を抜けて、細く急なピークへ登っていく。

 たまたま開けた地形の写真ばかりアップしているので、楽そうに見えるが、複雑な地形でアップダウンが多く、すんなり歩けないのと高度を稼げないのがもどかしい。

 

 せっかく急な細いピークを登ったら、再び下って、コルに出た。この先の尾根が進むべきコースだが、ここまでで1時間30分も要している。現在地を地図で確認したら、とても4時間では無理な位置である。なにがなんでも登りたいという山でもないので、ここで西側を通っている林道を利用して、三角山への転進を決意する。

 三角山の裏側を回る林道へトラバースすると、三角山の頂上が見えた。ここでかんじきを履いて、その林道を辿る。

 

 やがて、林道の正面に見える手前ピークの東尾根へ取り付く。

 

 手前ピークを越えて、雪庇を発達させている急な頂上斜面を見上げる。雪庇の右側を登っていく。

 

 転進を決めてから55分で、2009年1月2日以来2度目の頂上に到着。積雪期に良く登られている山だが頂上標識はまだ付けられていなかった。左後ろの山は焼木尻山。

 

 頂上から北側に連なる827ピーク(点名・下我郎)<通称・天作沢山>とその奥に狗神岳を望む。

 

 断念した770ピーク(左奥)と通過して行くはずだった689ピーク(右手前)を眺める。こうして見ると、やはり遠い。

 同行者でもいれば諦めないで済んだかもしれないが、それほど登行意欲をそそられる山容でもないので、悔しさは全くない。

 

眼下に国道229号が見える

 

 裏を回って続いていた林道へ出た。あとはこのまま林道を下った。

 

 林道を下って行くと、三角沢橋の袂に出た。ここから国道を15分歩いて、スタート地点へ戻った。

 1回目とは、全く違うコースからの登頂と下山だったので、とても新鮮な感じだった。

 下山後、今週末の3連休にやってくる札幌の仲間が狙っている八雲の藪山(横山・紋内岳・賀呂山)の取り付き部分の積雪状態の偵察に向かった。

 2009年1月2日の「三角山」の記録へ


ロングウォーク20km~ 途中「印度カレー小いけ本店」再訪問

2020年03月14日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

立待岬から望むこのあと歩いた大森浜海岸線・・・バックは横津連峰

 妻から「運動不足だから、ロングウォーキングしたい」との提案があった。自分は一昨日は8km、昨日は6km歩いているが、お付き合いすることにした。

 コース選定に当たっては、緊急企画のメニュー全品半額を3/20まで延期した「印度カレー小いけ本店」の再訪問を入れて、西部方面~立待岬~漁火通りを歩き、足の疲れ具合で、湯の川方面から自宅へ戻る計画を立てた。

 結局、妻の疲れ具合から、漁火通りを湯浜町で切り上げて、自宅へ戻ることにした。歩いた距離は約20kmで、歩数計は約3万歩だった。時間は、小いけでの待ち時間と食事時間を除いて4時間10分。まあ、およそ時速5kmの良いペースだった。

 妻がまだ行ったことのなかった函館駅前の「ハコビバ」へ寄った。

 

「ハコビバ」の中の「函館駅前横丁」・・・観光客は数名しかいなかった。

 

七財橋からのベイエリア・・・ここも観光客の姿は数えるほどしか見当たらなかった。

 

 初めて気が付いた、ベイエリア旧桟橋向かいの角地に設置されていた「赤い靴」の少女像と歌詞の石碑

 

 緊急企画「全品半額」が3/13から3/20まで延期されていた「印度カレー小いけ本店」。11:00の開店5分前には10数名が並んでいた。

 

チーズホンデューカレー(1100円→550円<税込み>)

 

トンテキカレー(1250円→625円<税込み>)

 

 どちらも珍しいメニューで再訪問の狙いはこれらだった。チーズホンデューカレーもチーズがたっぷりで、トンテキはスパイシーで肉自体も柔らかくてとても美味しかった。トンテキにはカレーを掛けないでそのまま食べた。

帰るころには満席になっていたし、テイクアウトの注文も多かった。

大満足で、立待岬へ向かった。彼岸前だが、岬手前の墓地でお互いの家のお墓参りをした。

立待岬から西側を望む・・・海の向こうは知内山地

 

護岸に沿った道から大森浜の砂浜を眺める

 

漁火通りの啄木小公園で一休み

 

帰り道の民家の庭で目にしたクロッカス

9:30に家を出て、14:30に帰宅。

帰宅後の楽しみは、ホワイトデーのお返しに買っておいたモントロー洋菓子店の「フルーツタルト」

苦めのコーヒーを入れて美味しくいただいた・・・カレーとこのケーキの摂取カロリーが、歩きの消費カロリーよりも多かった? 


四国からのサクラの便り & 函館のひと足早い花

2020年03月13日 | 花・紅葉だより

<2輪開花した淡路ヶ峠の陽光桜>

<淡路ヶ峠展望台から眺める瀬戸内海に沈む夕日(手前は松山市街地の灯)>

 昨日、四国の松山市の法起坊見習いさんから、四国の春を感じさせてくれる画像添付のメールが届いた。

 松山市を一望できる淡路ヶ峠の展望台からの「2輪開花した陽光桜」と「瀬戸内海に沈む夕日」である。陽光桜の開花は例年より4~5日早いという。

 この陽光桜は、昭和56年(1981年)松山誕生の平和の象徴の桜である。第2次世界大戦中に学校教員であった高岡正明が、戦後、戦死した生徒たちの冥福を祈って各地に桜を贈ることを思い立ち、25年の試行錯誤の後に誕生させた桜・・・函館中央図書館前にもあり、ソメイヨシノが終わったころに見ごろを迎える。

 法起坊見習いさんとは、昨年の平成と令和の元号またぎ登山で利尻山に登っているが、この淡路ヶ峠は、一昨年の四国遍路の際に、3/26に案内していただいて、この陽光桜を眺め、松山市街地の展望を楽しんでいる。

 松山市は、夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台で、松山城や道後温泉で有名な観光地だが、現在は、新型コロナの影響で、どこもガラガラだそうだ。

 その点、自然界は、こちらの人間界の騒ぎなどどこ吹く風。いつもより早めながらも同じ春が始まっている。こちらの桜が咲く頃までには、何とか収まって、心置きなく春爛漫を謳歌したいものである。

  そんなことを考えながら、ウォーキングついでに、今年は雪がなかったので、もしかしたらと思い、遺愛学院のクロッカスとスノードロップを見に行った。

 スノードロップは、蕾を開き始めていたが、一面に咲くはずのクロッカスは、数株の蕾を見つけただけだった。いくら何でもまだ早かったようだ。

2017年4月4日の遺愛学院のクロッカス ↓


17年ぶりにストーブ買い替え、それも「コロナ」!

2020年03月12日 | 日常生活・つぶやき

  <17年ぶりに買い替えた新型?コロナ>

 昨日の朝からストーブの燃えが急に悪くなった。購入したのが2003年だから、すでに17年が経過している。その間、最近の8年間で3回の分解掃除と修理をしてもらっている。

 また修理してもらおうかと思ったが、3年前で12,000円も掛かっている。ふと思ったのが「この時期なら、もしかしたら安く売っているかも知れない」ということ。

 昨日、近くのコジマ電器へ行ってみた。案の定、我が家の広さにピッタリのおよそ12万円の物が、展示入れ替え商品とかで、7万円弱で売られていた。それも最後の1台・・・すでに17年も使用してきたのだからもう買い換えても良いころだろうと、その場で即購入。価格の中に、取り付け費用も古い物の回収費用も全て含まれている。

 メーカーが今までのはサンポットだったが、今回のは、なんと「新型?コロナ」・・・購入したこの年と日にちは絶対忘れないだろう。「新型コロナウイルスが世界的に大流行した、東日本大震災から9年目の3.11」

 今の家を建てた時のストーブも15年持ってくれた。これで3台目である。今回のコロナが15年持ってくれたら、自分は90歳・・・多分それまでは生きていないだろう。

 今日の昼過ぎに、取り付けにきてくれた。ストーブを消したままでも暖かい日で助かった。

 サイズは高さも幅も奥行きも今までのストーブと全く同じ寸法である。見た目もほとんど変わらない。

 見た目は同じでも、17年前のものよりいろいろ進化しているはずだ。取りあえずエコになっているので、燃費は良くなっているだろう。業者さんに訊いたら、「かなりアップしているはずです。前のは点火してから燃え上がるまでにかなりの油を食う」とのことだった。

 ただし、「これまでのもののように17年は持たないでしょう。メーカーの方でも、新製品を買ってもらうためにせいぜい12年くらいしか持たないように作っているし、部品の製作も早めに終えている」とのこと。

 帰るときに「新型コロナウイルスのせいで、暇でしょうがなかった。例年であればこの時期は新年度を控えて、進学や就職等の関係で、家電製品は非常に売れて、我々取り付け業者も忙しかったのです。しかし、今年は、店に来る客も少なくなっていて、全然売れていないのです」と話されていた。いろいろなところに影響が出ているということである。

 微小にして点けて帰って行かれたが、炎が前のものよりかなり大きい。1度消して外出して帰宅後再点火したが、パソコンではないが、立ち上がりが早く、すぐに暖かくなった。

<引き取ってもらったこれまでのストーブ>

◎自分にも新型コロナの影響が・・・

 先ほどメールが入って、JTBを通して4月下旬から6月上旬にかけて、5回の恵山の登山ガイドをお願いされていた「ジャパネットクルーズ」全5便がキャンセルになったとのこと。残念!

 このほかに、3/20の指導員会スキー大会も、4/4の函館スキー指導員会納会・祝賀会も中止の方向で検討されているようだ。カレンダーに記入した予定がどんどん消えていく・・・。


「とん悦」も緊急企画・とんかつ定食が500円

2020年03月11日 | 食べ物

 

 3/4の北海道新聞に載っていたが、宝来町の和風とんかつ専門店「とん悦」でも、3/19までの緊急企画でとんかつ定食が500円(うれしい税込み価格)で提供されている。限定50食とのこと。

 これも、すでに訪問済みの「小いけ」や「五島軒」同様、新型コロナウイルスによる外出自粛への対応である。不謹慎だが、年金生活の卑し系夫婦にとってはうれしい企画だし、薄利多売狙いだろうが、店の売り上げにも貢献できるかも・・・食べなきゃ損するような気がして、今日も出掛けた。

 11:30開店だが12時過ぎに行ったら、外に5人ほど並んでいた。まもなくして雨が降ってきたせいか、店の中に入れてくれた。満席だったが、待ち客は1人と4人の2グループだった。1席空いたら、4人グループより先に1人の方との相席で座らせてくれた。

 このランチメニューが税込みの500円になるようだ。ソフトドリンクは付かないが、玄関の横に美鈴のコーヒーが自由に飲めるようになっていた。テイクアウトも550円で提供している。

 2人ともヒレとんかつ定食を頼んだ。ヒレは予想していたより柔らかくて、あまり肉々しい感じがしなかった。

 

 特製ソースと甘いみそだれの2種類がある。

 

玄関を入ったところにある無料の美鈴コーヒーコーナー。待ち客の陰で気づかなかったので、帰りにもらって車の中で飲んだが、とても美味しいコーヒーたった。

13時近くに食べ終わったが、まだ数人が並んでいた。


無観客の大相撲 & 我が家の植物2題

2020年03月10日 | 日常生活・つぶやき

 新型コロナウイルスの影響は、あらゆる分野に及び、先行きの見えない暗い話題ばかりで、書き出せばキリがないほどだ。

 中止になるいろいろなイベントや興行が多い中、選抜高校野球も無観客での開催になるようだし、オープン戦は無観客で行ってきたプロ野球も公式戦開幕の延期を決めた。こちらは、9年前の東日本大震災以来とのこと。

 そんな中、大相撲春場所が始まった。こちらも前代未聞の無観客興行である。TVで見ると、たまに目にしていた序の口の取り組みのような雰囲気である。それでも、もう少し観客がいる。

 取り組みの2人は真剣そのもので、そこに集中できるが、それに反応する観客の歓声等がないのはやはり寂しい。相撲協会関係者と報道関係者だけが見守る中、呼び出しの声、行司の声、アナウンスの声、力士の自分の体やまわしを叩く音、2人のぶつかり合う音などなど・・・がらんとした広い体育館に観客以外の「音」と「声」だけが響き渡る。あまり普段は聞こえない立ち合いの不備に対する審判部の親方の注意する声も結構大きく響く。

 一番気の毒なのは、横綱の土俵入りと幕内力士の土俵入りである。これは、対象がTV視聴者でしかない。声援もなく、やっている方も張り合いがないだろう。

 まあ、せっかく開催される場所である。状況を悲観するのではなく、いつもと違う雰囲気すらも全部ひっくるめて、この異例の本場所を見守ろうと思う。せめて、土俵上での取り組みが充実し、優勝争いなどが熾烈になって、盛り上がる場所となることを願いたいものである。

 

◎そんな暗い話題ばかりの昨今であるが、我が家のほんのささやかな明るい?植物話題を2つ・・・。

 春のような好天が昨日まで3日間続き、我が家の庭のフクジュソウが開花し始めた。こんなに早いのは初めてである。

 

    ↓ ↓ ↓

 なんてことない、大根菜っ葉の水栽培である。

 小皿の上に頭部を残して切った大根菜っ葉を置いて、水を入れていると1週間ほどでこのくらい伸びる。

 これまで、2~3回ほど切っては、みそ汁に放して食べている。


2日前のトレースに助けられた「割れ岩」(八雲町)

2020年03月09日 | 登山・旅行

 <560m付近から眺める雄鉾岳と「割れ岩」(右)>

 

 

 夏の雄鉾岳と割れ岩の眺め(八雲温泉おぼこ荘手前から)

 雄鉾岳を眺めるたびに気になっていた「割れ岩」・・・「この根元まで行ってみたい」という思いはずっとあった。登山道はないので、行くとすれば冬しかない。地図上で見る限りでは、雲石峠から道南の中央分水嶺を辿れば、根元まで行けるはず・・・。

 しかし、これまでなかなかチャンスはなかった。たまたま、一昨日(自分が駒ケ岳に登っていいた時)、函館山の会の最強コンビのSHOさんとHaさんが、このルートから雄鉾岳西峰へトライしたことを知った。その後、雪は降らなかったので、トレースは残っているはず。しかも、この2日間の暖気で解けて、夜にはマイナスになるので固くしまっている・・・このチャンスを逃す手はない・・・昨日は休養して、今日に備えた。

 果せるかな、目論見通り、トレースは固くなっていて、往路はずっとツボ足で歩くことができた。復路は気温が上がり埋まるようになったので、かんじきで歩いた。2人のトレースのお陰で、割れ岩下の急斜面も怖々ではあったが登り下りすることができ、稜線上の岩の根元のまで登ることができた。まさにお二人に感謝!感謝!である。

 雲石峠から林道を辿り、その終点からはスタート地点より低い400mの最低コルまで下ってから登り返すことになるが、トラックログを見ると、見事に道南の中央分水嶺を繋いでいた。今日歩いたルートの西側に降った雨は日本海へ、東側に降った雨は太平洋へと流れて行くことになる。

 7:00雲石峠~7:45最低コル(400m)~9:00割れ岩<往路2時間> 9:10割れ岩~10:20最低コル~11:10運石峠<復路2時間>。

 行きも帰りもきれいに2時間ずつであった。ラッセルがない分、たいして疲れもなく、固くなったトレースのお陰で楽勝のゲットだった。ちなみに、超健脚の2人でも割れ岩まで3時間を要している。

7:00、昔の八雲と熊石の境界だった雲石峠をスタート。

 

その先の林道に固くしまったスノーシューのトレースが続いていた。

 

林道終点付近から雄鉾岳と重なって見える割れ岩との対面。ここから最低コルまで下って行く。

 

 最低コルから登り返して平らな尾根に出ると、雄鉾岳と割れ岩と再びご対面。ここから見る割れ岩はビル解体の重機のハサミを連想させられる。

 割れ岩の下の急斜面が気になる。時期が悪いと雪崩の危険性もありそうだ。しかし、2人はそこを登り下りしているはずである。

 

 割れ岩に近づいていくと、雄鉾岳は見えなくなり、目指す割れ岩だけが目の前にど~んと聳える。

 この先で、2人は急斜面の登りに備えて、スノーシューからかんじきに履き替えていた。しかし、こちらはツボ足でそのまま登った。

 

急斜面に取り付く手前の岩の下に氷柱ができていた。

 

 頭上に覆い被さるような割れ岩の下の急斜面に続くトレースを辿り、左側の根元へと登っていく。

 ここは、時期が悪いと雪崩が起きても不思議ではないところである。もし、このトレースがなかったら、この下で諦めていたかもしれない。

 

 9:00、稜線上の割れ岩の根元に到着。

 

 その地点から、2人が2日前に登った雄鉾岳西峰までの岩尾根を眺める。よくもまあ、こんなところを登る気になるものだ。それ相応の装備と技術があるからできることである。2人は西峰のすぐ下まで登ったが、新雪が柔らかくて深いために登頂は断念したようだ。

 

 割れ岩の裏側から毛無山が見える。この山は、SHOさんと2人で登り、最初の大腸癌発見に繋がった忘れられない山である。

 

  割れ岩の表側から遊楽部山塊の連なりを眺める。

 ゆっくり休みたいところだが、高所恐怖症としては尻が落ち着かないのと、ここからの急斜面の下りが気になって、のんびりしていられない。

 ここからの下りは転倒したら、ずっと下まで滑落を免れない急斜面である。かんじきを履いて、ストックを頼りに一歩一歩慎重に下った。

 

 その途中から噴火湾の方を眺めたら、雲海(海洋性のガス)で覆われていた。

 割れ岩下の急斜面を下り終わってホッとして、かんじきを外して一休み。しかし、ツボ足では気温が上がり雪が緩んできて埋まるようになったので、再びかんじきを履いた。結局最後までかんじきで通した。

 

 11:10、マイカーと夏冬2回も登っている岩子岳(左)とペンケ山(右)に迎られて無事にゴール。この2山は今は亡き斎藤さんと2人で冬に登った山である。

 まずは、SHOさんにお礼のメールを入れ、妻にラインで下山報告。その後、久しぶりの八雲温泉おぼこ荘の温泉に入って帰路に就いた。 


五島軒の緊急企画「カレー弁当・半額500円(店頭受け取り)」

2020年03月08日 | 食べ物

 新型コロナウイルスの感染が収まらない・・・北海道でも100人の大台に乗りそうな感じだ。検査体制が整って検査が進むと、まだまだ増えそうな勢いである。妻は良い席が取れて喜んでいた、4/7の大橋純子のコンサートも中止になってガックリ来ている。

 その新型コロナウイルスの影響で、函館最古の老舗洋食店「五島軒」でも3月6日から緊急企画で、テイクアウトの弁当を始めている。飲食店はどこも大変なようで、低価格でのテイクアウト対応をしているところが多くなっている。

 弁当はカレーで、通常1000円するものが店舗に受け取りに行くと、なんと半額の500円(税別)になるというもの。パンフの700円は配達物の価格だが、3000円以上で配達してくれる。

 妻が昨日電話で申し込んでおいて、開店時刻の11:30に受け取りに行った。予約なしでも買えるようだ。

 テイクアウト客の車が並んでいた。

 

 本店の正面玄関を入ったロビーで販売をしていた。自動の手指消毒器具が設置されていて、係の方が付いていて一人ずつ指導していた。

 購入後、緑の島の駐車場へ向かい、そこで昼食としてご馳走になった。

イギリス風ビーフカレーとインドチキンカレーをゲット。

箱に入っていた別売りのトッピング・・・人気のカニクリームコロッケと揚げ野菜。ともに500円のところ300円。

 

  2段のパッケージで、ご飯が下で、カレーが上になっていた。

 

 自分が食べたインドチキンカレー(辛口)。ご飯の上にカレーを乗せて、揚げ野菜をトッピングした。コロッケはそのまま食べた。

 もちろん有名な本格カレーなので美味しかったのは言うまでもないが、見た目よりボリュームがあって結構腹がきつくなった。

 

 我が家では購入しなかったが、1000円の缶詰カレーも半額で販売している。今日の本店では扱っていなかったが、数量限定で、本店以外の店舗で扱っているようだ。これも非常に好評で美味しいので、保存も利くしお買い得である。

 

 緑の島からの眺め

駐車場も混んでいた。

 

広場で遊ぶ子供たちと家族連れ

 

摩周丸と函館駅周辺のホテル群

 

昨日登った駒ケ岳~横津連峰の連なり。先日の低気圧による降雪(山のみ)で数日前より白さが増していた。

 

 西浜ふ頭と函館どつく


駒ケ岳剣ヶ峰下970mまで(南西尾根ルート)

2020年03月07日 | 登山・旅行

 一昨年5月に渡島駒ケ岳の剣ヶ峰に南西尾根ルート(函中コース)から登って以来、冬にスキーで登り、氷雪を纏った剣ヶ峰を間近で眺めてみたいという思いを温めていた。

 今冬は雪が少なく、なかなか思うようなチャンスがなかった。単独行なので、できれば雪がしまってラッセルの必要ない時期が楽である。しかし、暖かくなると剣ヶ峰の岩を覆う氷雪が剥がれてしまう・・・しかし、一昨日の低気圧通過で下は雨だったが、山は雪だったはず・・・ひょっとしたら剣ヶ峰の岩もその氷雪に覆われているかもしれない・・・天気予報の良い今日に期待した。

 期待通り、ずっと堅雪の上に新雪が少し積もっている状態で、ラッセルもなく、快適に登ることができた。帰りは気温が上がりベタ雪で滑りづらかったが・・・。

 斜面に石が出始めた700ケルンの少し下で、スキーからアイゼンに履き替えて、剣ヶ峰が間近で眺められる970m地点まで登った。もっと上まで登れるそうだったが、目の前の岩しか見えなくなる・・・もとより単独行なので、剣ヶ峰の稜線には登るつもりはなかったので、そこで十分満足だった。

 8:20若駒園入口~9:20林道入口~10:00林道終点~1035スキーデポ(670m)10:45~11:40 970m地点 <登り3時間15分>

 12:00 970m地点~12:15スキーデポ地点12:25~12:45林道終点~12:55林道入口~13:15若駒園入口 <下り1時間15分>

 スキー登山のメリットは、下りが速いことである。アイゼンでの下りも速かったが、スキーに履き替えてからも、雪は解けてターンしづらかったが、それでも速い・・・登りに3時間15分要したが、1時間15分で下ってしまった。

 8:25、昔の別荘地跡の若駒園のゲートをスタート。除雪されていて轍があったので車で入ってみたが、一昨日の新雪が積もっていたようで、ちょっと無理そうだったので、計画通りここからスキーで歩いた。

 

 別荘地の中の道路を抜け、林道(砂防ダム工事の道路)を登っていく。正面に剣ヶ峰と登る尾根がくっきりと見える。

 

 林道終点から林の中へ入っていく。夏のコースのピンクテープがあちこちに見える。

 

 林を抜け、尾根を登っていく。ここで見た感じでは、かなり上までスキーで登れそうな感じに見えた。

 

 尾根のくぼみの上に、青空をバックの剣ヶ峰を眺める。

 

 670m地点まで登ると、斜面に石や岩が出ているので、ここでスキーからアイゼンに履き替える。

 

 久しぶりのアイゼン(12本爪)を装着。

 

 昔の函中コースの名残である700mケルンの横で、剣ヶ峰をバックにパチリ。

 

風紋

 

 エビの尻尾

 

 カラマツの幼木のちびモンスター(ミニ樹氷)

 

 張り出す雪庇と剣ヶ峰。この少し上を引き返し地点とした。

 

引き返し地点(970m)から剣ヶ峰を見上げる。真ん中の尖りはP1か?

ここから見える岩場の上まで行けそうな感じだが無理はしなかった。夏は何度も上まで登っているので、ここで十分満足である。

 

 左側の岩場のズーム

 

 右側の岩場のズーム

 

噴火湾と森町の市街地を見下ろす

 

大沼の向こうに横津岳と函館山を望む。20分ほど休んで、12:00下山開始。

下りは雪が付いている尾根の南側を下ったので速かった。スキーデポ地点から登りに55分のところを15分で下ってしまった。

 

 スキーに履き替えて、この斜面を滑り降りた。上の方はターンがしやすかったが、灌木帯から林の中に入るとベタ雪になっていてターンがしづらかった。林の中は無理せずプルークターンで慎重に下った。

 林道も別荘地の道路もベタ雪になっていて、滑りは悪いが、それでも速い。登りでスキーデポ地点まで2時間10分を要しているが、下りは50分だった。雪が解けていなければもっと速く滑れたはず・・・。

 下山後、ちゃっぷ林館の温泉に入ろうと思ったら、新型コロナウィルスの影響で今日と明日は臨時休業だった。仕方ないので、函館市内へ入ってから営業していた昭和温泉に入って帰った。昭和温泉も明日は臨時休業とのこと。

  過去の駒ケ岳登山記録(剣ヶ峰・砂原岳・隅田盛・馬の背・西円山・東円山)(←クリック!)


「椿展~マンサク~フクジュソウ」探訪ウォーキング

2020年03月06日 | 花・紅葉だより

 昨日の爆弾低気圧の影響だが、函館は1日中雨で、相変わらず積雪ゼロのままである。しかし、道東やオホーツク海側は暴風雪だったようだ。特に広尾は1日で80cmも積もり、積雪が153cmにもなっている。今日もまだ降り続いているようだ。

 今日、また北海道の新たな7人の新型コロナウィルス感染者が出て、トータルで90人になった。止まる気配がまだ感じられない。幸い渡島地方ではしばらく新感染者が出ていないのは助かる。

 その影響で不要不急な外出自粛要請が出されているが、ウォーキングなどは感染のリスクが少ないので、その対象から外されている。天気の良いときは積極的に外出したいものである。 

 今日は、ウォーキングがてら、例年この時期に五稜郭タワーアトリウムで開催されている「椿展」を見て、宮前町の新世橋のたもとの「マンサク」を見に行った。その足で、もう咲いているはずの函館八幡宮とその手前のIさん宅の庭の「フクジュソウ」を目的にそちらへ向かった。

 函館八幡宮からの帰りは向い風が強く、谷地頭電停から電車とバスを乗り継いで帰ってきた。それでも、歩いた距離は8.5km。

いつもは観光客で賑わっているが、店員の姿しか目に付かない五稜郭タワーお土産コーナー

宮前町の新世橋のたもと近く小公園に植樹されているマンサク(由来は先んず咲く)

 

函館市内でいつも一番先に咲く青柳町(函館八幡宮近く)のIさん宅の庭のフクジュソウ

 

函館八幡宮のフクジュソウは、陽光がないせいか、まだ開いていなかった。

 

まだまだ蕾のままの我が家のフクジュソウ


函館駅周辺の新築ホテルラッシュ

2020年03月05日 | 日常生活・つぶやき

 2019年4月の読売新聞記事(オンライン)より借用

 上記の内、現在、名前が変わっているのが2棟。「ロイヤルパークER函館駅前」→「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」  「東急ステイ函館」→「東急ステイ函館朝市」

 函館は、北海道内有数の観光地だが、老舗デパート棒二森屋の撤退などで地盤沈下が進む中、ここ1~2年、JR函館駅周辺を中心に、地方都市では珍しいホテルの建設ラッシュが起き、6棟の新築ホテルがにょきにょきと姿を現している。

 短期間でのあまりにも急激な景観の変化に、先日、摩周丸を見に行った時に、それらの6棟をカメラに収めて来た。

函館駅北隣の「ラジェンド・ステイ」(261室)~2019年12月オープン済

 

函館駅西隣の「JRイン函館」(210室)~2020年春オープン予定

 

大手町の「センチュリーアリーナ」(286室)~2019年春オープン済み。右後ろのホテルは2018年秋にオープンした「函館国際ホテル新館」。

 

現在、朝市の横に工事中の「東急ステイ函館朝市」(175室)~2020年春オープン予定

 

高砂通り屋台村の向かいに建つ「ユニゾインエクスプレス函館」(277室)~2019年12月オープン済

 

高砂通りの1本北側に建つ「ホテルWBF函館(海神の湯)」(336室)~2019年10月オープン済み

 これまでの宿泊施設数は約180で計約1万5000室あるが、これまでの大型連休や夏の週末は満室がざらだったらしい。市内全域で2、3年後には予定も含む建設中の物件が全て完成すると最大約2500室増えるとのこと。

 関係者からは、「宿がとれず旅行をキャンセルする人が減るだろう」「競争は激しくなるが、お客さまにとっては選択肢が増えていい。街の雰囲気も明るくなる」「学生のスポーツ大会から医学会など幅広く展開できる」などの期待の声が聞こえる。その一方、価格のダンピング、観光業界全体を取り巻く労働者の確保に懸念を抱いているようだ。駅周辺だけでなく、湯の川地区でも既存のホテルの増改修が進み、ホテル新設の計画もあるようだ。

 観光都市として新たな転換機を迎えて、宿泊施設への投資が活況に沸くことは良いことだ。しかし、これらのホテルの多くは外国人観光客をターゲットにしているのだろう。そこへこの度の新型コロナウイルス騒動である。果たして大丈夫なのか・・・自分は利用することのない函館市内のホテルではあるが、心配になってくる。


精進川鉱山跡のにょろにょろ(氷筍)探訪

2020年03月04日 | 登山・旅行

 長いものは2.5mほどもあるにょろにょろ(氷筍)

 七飯スノーパークの裏側の谷底に昔の精進川鉱山跡(硫黄鉱山・精進川小中学校もあった)があることは昔から知っていたし、上からスキーで滑り降りてこのそばを何度か通過していたが、坑口まで下りたことはなかった。

 今年になってから、山仲間の記録にこの坑口下の洞窟の氷筍と氷柱の画像がアップされていた。早めに行くつもりだったが、暖気が続いたので、もう解けて折れているだろう。来年にしようかと思っていた。

 ところが、2/29に下から約4.5kmの林道をスノーシューで登って見に行った仲間の写真を見たら、まだ大丈夫のようだった。そこで、天候の安定している今日、スキー場のゴンドラ利用で、スキーで上から狙った。

 GPSトラックログ・・・スキーやボードをやらない人は、下から4.5kmほどの林道をスノーシューなどで登って来なくてはならない。今日も3人の若者が登ってきていた。実際にはスノーモービル、スキー、スノーボードで圧せられているので、ほとんどツボ足で登れそうだ。

 これまでは、この精進川へ滑り降りるのは、スキー場から横津岳に登り、その帰りに1035ピークからの大斜面を滑り降りることが多かった。

 今日は、深雪滑降が目的でないので、シールは使わないで済むゴンドラ山頂駅先に設置された出口から直接谷底を目指した。

 9:20ゴンドラ山頂駅上の出口~9:50(にょろにょろ見学)10:20~11:00スキー場駐車場(所要時間1時間40分)

 ゲレンデからの出口。ここから先はリフト券売り場で入山届が必要である。乗る前にその手続きを済ませてきた。

 

出口の先の夏の展望所下から、何度も滑り降りている1035ピーク下の大斜面を望む。横津岳は雲の中で見えない。

 

木立の煩い急斜面を滑り降りる。40cmほどの重たい深雪だったので、慎重に滑り降りた。

 

ずっと下って行く。この右側の尾根状の下が坑口である。このスキーのトレースは昨日のもので、この主も坑口まで下りていた。

 

洞窟のすぐ上にある坑口跡・・・ここが下からの林道の突き当りらしい。

 

 坑口のすぐ下の洞窟のところまでスキーで下りた。ここがにょろにょろの洞窟である。岩の模様と色が不気味である。

 この左側の奥に広い洞窟があり、にょろにょろがたくさん発達している。

 

入口から下りて、左側の洞窟の中へ下りていく。

 

その入口で記念撮影。この中は意外に広く、左側にも右側にもにょろにょろができている。

 これまでに旧大滝村(現伊達市)の「円山百畳敷洞窟のにょろにょろ」を3回ほど訪れているが、氷筍の高さがこちらの方がすっと高く、規模も大きい感じがする。ただ、氷柱はこちらの方が少ない感じである。

 洞窟をあとにし、谷の中を少し下ると(登り返しもあり)林道へ合流。その下に広い場所があり、そこからはっきりとした林道(昔の鉱山の道路跡)となり、スキーやボード、スノーモービルのトレースが続いている。

 

 少し下っていくと赤い鳥居があったが、上がなくなっていた。昔は「大和教会」の看板が懸かっていたような?

 スノーモービルのガタガタなトレースが解けて固まったために、スピードコントロールが大変な長い林道を滑って行く。途中の林道分岐からスキー場方向へ下ると、スキー場の駐車場へ出て、ゴールイン。

 スキー場へ戻ってきたことを報告し、そのあと、2時間ほどゴンドラ利用でゲレンデを滑って遊んだ。今日がゲレンデの滑り納めになるかもしれない。

夏に行った黒ウサギさんの「精進川鉱山跡探訪記」(クリック!)


17年ぶりにお化粧直しした「摩周丸」

2020年03月03日 | 道南の風物詩

 函館港の若松ふ頭に係留されている観光施設「函館市青函連絡船記念館摩周丸」が、2月5日から2月26日までの間、函館どつくで17年ぶりに船体補修や塗装工事が施され、再び若松ふ頭へ戻ってきた。

 どのくらいきれいになったのか、観に行ってきた。

 この摩周丸は、1988年(昭和63年)3月13日の青函連絡船最後の日まで運航していたが、産業遺産として保存・公開している。

 3月6日から記念館としての営業再開の予定だったが、新型コロナウィルスの影響で3月19日まで延期になった。

     before ↓

      

                     after ↓

 全景

 

 2月5日に3艘のダグボートに曳かれて函館どつくへ向かう摩周丸(他サイトから借用)

 

 2月26日にお化粧直しをして函館どつくから3艘のダグボートに曳かれて戻ってくる摩周丸(他サイトから借用)

 

新型コロナウイルスの影響で客が一人もいない函館朝市


ベーグルとパンの違い

2020年03月02日 | 食べ物


 先日、美原3丁目にある函館では数少ないベーグル専門店「イール ベーグルズ」で、妻がいろいろなベーグルを買ってきた。ひと月は冷凍保存ができるらしい。

 最近よく耳にするようになったベーグルだが、モチモチした食感と噛み応えがあって結構好みである。パンよりもヘルシーということから女性を中心に日本でも人気を集めているらしい。

 妻から教えてもらって初めて知ったが、このベーグルとパンは作り方も原料も違うとのこと。

<作り方の違い>
 一般的なパンの場合、発酵したパン生地をそのまま焼き上げることによってパンが出来上がるが、ベーグルの場合、発酵した生地をいったん茹でてから焼き上げているらしい。いったん茹でるとデンプンが変化するのだが、ベーグル特有のふっくらでモチモチした食感は、このデンプンの変化によって生み出されているという。モチモチした食感からよく噛んで食べる必要があり、腹持ちがよいことから、朝食としても人気があるらしい。

<原料による違い>
 パンを作る際にはバターやミルク、卵を使用することが多いのに対して、ベーグルを作る際にはこれらの食材は使用されていない。これらの食材を使用していないので、ベーグルは脂肪分が少なくヘルシーとのこと。
 素朴な味わいが魅力のプレーンのベーグルの他にも、チョコチップやクランベリーが練りこまれたスイーツのベーグルや、コーンやトマトなどが練りこまれたベーグルなど豊富な種類のベーグルがあるようだ。

 ベーグルは2000年代になってからニューヨークから入ってきたといわれているが、発祥の地はポーランドとのこと。中世ポーランドに移り住んだユダヤ人が、ベーグルの原型となるものを作ったといわれている。

 今日の昼食