長いものは2.5mほどもあるにょろにょろ(氷筍)
七飯スノーパークの裏側の谷底に昔の精進川鉱山跡(硫黄鉱山・精進川小中学校もあった)があることは昔から知っていたし、上からスキーで滑り降りてこのそばを何度か通過していたが、坑口まで下りたことはなかった。
今年になってから、山仲間の記録にこの坑口下の洞窟の氷筍と氷柱の画像がアップされていた。早めに行くつもりだったが、暖気が続いたので、もう解けて折れているだろう。来年にしようかと思っていた。
ところが、2/29に下から約4.5kmの林道をスノーシューで登って見に行った仲間の写真を見たら、まだ大丈夫のようだった。そこで、天候の安定している今日、スキー場のゴンドラ利用で、スキーで上から狙った。
GPSトラックログ・・・スキーやボードをやらない人は、下から4.5kmほどの林道をスノーシューなどで登って来なくてはならない。今日も3人の若者が登ってきていた。実際にはスノーモービル、スキー、スノーボードで圧せられているので、ほとんどツボ足で登れそうだ。
これまでは、この精進川へ滑り降りるのは、スキー場から横津岳に登り、その帰りに1035ピークからの大斜面を滑り降りることが多かった。
今日は、深雪滑降が目的でないので、シールは使わないで済むゴンドラ山頂駅先に設置された出口から直接谷底を目指した。
9:20ゴンドラ山頂駅上の出口~9:50(にょろにょろ見学)10:20~11:00スキー場駐車場(所要時間1時間40分)
ゲレンデからの出口。ここから先はリフト券売り場で入山届が必要である。乗る前にその手続きを済ませてきた。
出口の先の夏の展望所下から、何度も滑り降りている1035ピーク下の大斜面を望む。横津岳は雲の中で見えない。
木立の煩い急斜面を滑り降りる。40cmほどの重たい深雪だったので、慎重に滑り降りた。
ずっと下って行く。この右側の尾根状の下が坑口である。このスキーのトレースは昨日のもので、この主も坑口まで下りていた。
洞窟のすぐ上にある坑口跡・・・ここが下からの林道の突き当りらしい。
坑口のすぐ下の洞窟のところまでスキーで下りた。ここがにょろにょろの洞窟である。岩の模様と色が不気味である。
この左側の奥に広い洞窟があり、にょろにょろがたくさん発達している。
入口から下りて、左側の洞窟の中へ下りていく。
その入口で記念撮影。この中は意外に広く、左側にも右側にもにょろにょろができている。
これまでに旧大滝村(現伊達市)の「円山百畳敷洞窟のにょろにょろ」を3回ほど訪れているが、氷筍の高さがこちらの方がすっと高く、規模も大きい感じがする。ただ、氷柱はこちらの方が少ない感じである。
洞窟をあとにし、谷の中を少し下ると(登り返しもあり)林道へ合流。その下に広い場所があり、そこからはっきりとした林道(昔の鉱山の道路跡)となり、スキーやボード、スノーモービルのトレースが続いている。
少し下っていくと赤い鳥居があったが、上がなくなっていた。昔は「大和教会」の看板が懸かっていたような?
スノーモービルのガタガタなトレースが解けて固まったために、スピードコントロールが大変な長い林道を滑って行く。途中の林道分岐からスキー場方向へ下ると、スキー場の駐車場へ出て、ゴールイン。
スキー場へ戻ってきたことを報告し、そのあと、2時間ほどゴンドラ利用でゲレンデを滑って遊んだ。今日がゲレンデの滑り納めになるかもしれない。
夏に行った黒ウサギさんの「精進川鉱山跡探訪記」(クリック!)