癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

一気に利尻島まで

2015年07月16日 | 登山・旅行
明日と明後日の利尻山の天気予報が良さそうだ。そこで、急ではあるが、ここ数年稚内まで行ったり、島へ渡ったりしながらも、空振りに終わっていた19年振りの利尻山を目指すことにした。

この時期にこだわったのは、この山ならではの特有種の花狙いである。

朝、3時に家を出て、556km先の稚内を目指した。途中何ヵ所かで休みながらのんびり走り、15時に到着。

さらに、16:30発のフェリーで利尻島の鴛泊へ渡った。フェリーは非常に混んでいた。

幸いに、フェリーから見える利尻山は、明日の好天を約束したような姿を見せていた。

写真撮影が狙いなので、天気が悪ければ慌てて登らないで、連泊して翌日のトライも考えているが、大丈夫のようだ。

宿は、昨夜急に決めたので、素泊まり専門の民宿「マルゼン」にした。


八雲で迎えた日の出と噴火湾越しの羊蹄山


苫前付近から眺める天売島と焼尻島


観光客と登山者で混んでいる稚内のフェリーターミナル


見ごろを迎えた市民の森のアジサイ

2015年07月15日 | 花・紅葉だより

湯川トラピスチヌ修道院をバックに咲く沿道沿いのアナベル

 約1万3千株のアジサイが咲くという道内最大規模と言われる市民の森のアジサイ園が見ごろを迎えているというので、往復16kmを8分/kmのトコトコ走りのマラニックモードで行ってきた。
 花を見るときは歩いたが、アジサイ園までは、2時間で往復した

 今年は当たり年だそうで、アオガクとアオガクは終わりかけていたが、ほかのものはこれからのものや、まだ蕾のものも多くあった。


普通のアジサイ


アオガク


アカガク


カシワバアジサイのスノーフレーク


ノリウツギの仲間のミナヅキ


名称不明


フラウ・タイコ


ブルー・スカイ


「市民の森アジサイフェスタ」日時 2015年7月26日(日)10~15時
会場 市民の森(上湯川町327-1)ビジターセンター、アジサイ園ほか

我が家の2種類のアジサイ



ジグソーパズル完成&前立腺肥大

2015年07月14日 | 日常生活・つぶやき
 7/1に、ボケ防止にと、妻に与えられた1000ピースのジグソーパズル。旅の記録のHPへのアップ作業も終わったので、昨日の午後から夕方まで、そして、今朝起きてから取り組んで、ようやく完成することができた。

 もっと、のんびりやればよいのだが、せっかちな性格なので、やり出したら途中で投げ出すことができない・・・結局、延べ4日で仕上げてしまったことになる。過去に何度か1000ピースをやったことはあるが、今回のは易しかった。
 世界地図なので、国の場所や地形がおおむね分かっていること、文字が書かれていること、大変だろうと思った海の部分も、文字や緯線・経線が手掛かりとなり、以外とあっけなく終わってしまった。


妻がこちらの留守中に、上の海の部分を埋めてあった一昨日の段階



 昨日までの進捗状況

 残っていたのは、海の部分だけだったが、ここまでは、島の名前や文字が書かれているので、ピースの向きと文字のつながりが手掛かりとなった。

 ここから先が、文字が書かれていない部分なので、ピースの模様や色、緯線と経線しか手掛かりがなく、大変だった。結局は、緯線と経線の繋がりが最大の手掛かりとなった。

今朝、起きてから4時間ほどで、ようやく完成。

 この後は、バラバラにして保管し、あと5年か10年後にでも、進んでいるかもしれないボケ対策に再トライすることにする。

○泌尿器科へ
 今月に入った辺りから、やたらと夜トイレに起きる回数が多くなって、熟睡できない日々が続いている。2年前と同じ症状なので、同じ泌尿器科へ出掛けた。

 肛門から指を入れの触診、その後、超音波エコー検査や尿量残尿測定検査を受けた。やはり、軽い肥大症になっているとのこと。前回よりは少し大きいかも?ということだった。ついでに、大丈夫だとは思うが前立腺癌の腫瘍マーカーが判るPSA血液検査も受けた。結果は1週間後に判明。


 前回も効いたので、同じ薬を2週間分出してもらった。2週間後に、再び薬をもらいに行き、前立腺癌検診の結果を聞いてこようと思う。


 待合室で、いつも拙サイトを参考にしていているという女性からご挨拶をいただいた。今回も先日の花情報を参考に、昨日まで赤岳~小泉岳~白雲岳を歩いてきたとのこと。白雲小屋に2泊して、タップリ花を楽しまれたようだ。今回の目的だったチョウノスケソウは白雲小屋から緑岳手前の分岐までの間でたくさん見ることができてうれしかったとのこと。

お盆に思う

2015年07月13日 | 日常生活・つぶやき

 函館のお盆は7月である・・・とは言っても、8月から7月になったのは大正6年なので、その当時の旧函館市地域のお寺だけの風習である。しかし、函館は函館山の麓から栄えたので、このときだけは西部方面の人の往来が賑やかになる。

 なぜ、7月になったのかは、以前にこのブログで触れてあるので、そちらを見ていただきたい。

 昨日からようやく夏らしい暑さになった午前中に、立待岬への途中にある我が家の墓参りに行ってきた。妻の実家の墓も、50mほどしか離れていないのでとても効率的だ。
 
 函館のお盆が7月のお陰で、8月のお盆には、亡妻の遺骨を札幌在住の子供達や義母がお参りしやすいように札幌の妻の実家のお寺に預けてあるので、自分がそちらへ出掛けていき、孫たちも含めてみんなで集まることができるので便利だ。

 それにしても、地域社会や親族との結合が弱まり、核家族化、家族の地域分散、少子化といった深刻な社会的変化を背景として、今後のお盆やお彼岸のあり方、墓の維持・管理などはどのようになっていくのだろうか?

 我が家の場合も、弟妹たちはすべて本州にいるし、二人の子供たちも札幌に居を構えている。妻は実家の墓に入ると言っているので、両親が眠る坂口家の墓は自分が入って終わりだろう。 自分と亡妻の位牌は息子のところへ引き取ってもらうとしても、お盆だからと言ってわざわざ子どもたちが札幌から墓参りに来るとは思えない。来てもらえるとしても、法事のときくらいのものだろう。

 こうなると、墓や仏壇の存在は、厄介なものになってしまいそうで、さびしい限りだ。

 子供のころから、お盆の帰りの外食が楽しみだった。今でもそれは変わらない。
 今日は、ニチロビルにあるカフェ&デリまるせんのいろいろな食材や料理が楽しめるワンプレート料理(コーヒー付きで920円)を堪能した。

自分が食べた「ステーキプレート」


妻の食べた「パンケーキプレート」

今年新調した登山アイテム

2015年07月12日 | 登山・旅行
 今年の夏山の登山アイテムで新調したものは、トレラン・ハイキングシューズ、ショートスパッツ、トレッキングポールの3点。その製品を選んだ訳を少し書きとめておきたい。


SALOMON トレラン ハイキングシューズ XA PRO 3D GTX ゴアテックス

 これまでの夏山の登山靴で、一番多用していたのがスパイク長靴、次が防水性のないトレランシューズ、そして、少し重いオールレザーの登山靴だった。しかし、トレランシューズがへたってきたために、どうしてもスパイク長靴の出番が多かった。

 そこで、春先にローカットのゴアテックスの登山靴を購入しようと秀岳荘へ寄った。そこでいろいろ履いてみてこの靴に一目惚れ。トレランシューズにしては少し重いが、ゴアテックスで、これまでのトレランシューズとは比べ物にならないほどフィット感とホールド感が素晴らしい。造りが頑丈で、トレランにもトレッキングにも使える代物である。


クイックレースシステム

 さらに、「クイックレース」というサロモン独自のシステムで、細くて強いシューレースを一度引くだけで簡単に靴ひもを締めたり緩めたりすることができ、均等に締め付けることができるのも嬉しかった。しかも、その器具と長い紐はべロのポケットに収納できるようになっている。

 これまでに何度も履いたが、今までの登山靴の中でもっともフィット感とホールド感に優れ、ソールのグリップ力も非常に良く、すっかりお気に入りの一足になってしまった。防水性にも優れているので、これからはスパイク長靴の出番はだいぶ減るだろう。


ショートスパッツ

 これは、新調したトイレランシューズを履いて、タイツと短パンで歩くときのために購入した。ズボンのときは、これまでのロングスパッツを使用している。


Black Diamond(ブラックダイヤモンド) トレイル

 あっという間にハイカーの間ではごく一般的なアウトドア・ギアとして認知されるようになったトレッキングポール。10年ほど前に、LEKIのスクリューロック式のものを使ったことがある。ところが、その年のうちに1本は日高の藪こぎでいつの間にか手から離れて、紛失してしまった。残った一本も、藪で引っかけたらしく気づいた時には、下の部分が抜けてなくなっていた。

 それ以来、両手が塞がることも嫌なので、1本のステッキタイプのものを3本ほど使ったが、これもスクリューロック式だったので、いつの間にか短くなったり、下の部分が抜け落ちたり、ロック部分が動かなくなったり甘くなったりということが多く、ここ5年ほどは使ったことがなかった。

 しかし、年齢が嵩んできたこと、「日本百名山・二百名山ひと筆書き」の田中陽希も愛用していたことなどから、冬山や10年前のダブルポールを使っていたときの「4輪駆動のような登りの強さ」、「膝への負担の軽減」、「小川の渡渉や不安定な地形でのバランス補助」などの体験が蘇ってきた。
 
 山スキー用の3段式のポールもあるが、重いのとグリップが太いこと、バケットを交換できなくなってしまっていることもあり、このたび夏山専用に、いずれは冬山兼用にと新調することにした。

 選ぶに当たって、これまでの経験から、ロック部分がレバーロック式のものを最優先とした。冬山用のこれまでの2セットのポールも、Black Diamondで、レバーロック式だった。これまでに、勝手に短くなったり、抜けてしまったりということは一度もなかったので、今度もBlack Diamondを選んだ。価格もほかのメーカーに比べて手ごろなことも助かった。これは、ネットで購入した。収納した時の長さが64cmとちょっと長めなのが残念。

 先端のゴムキャップはすぐに抜けそうなので、黒いビニールテープで本体と一緒にグルグル巻きにした。

 このたびの山行で使用してみたが、藪が濃いところは邪魔だが、思っていたより軽くてバランスも良く、グリップも握りやすかった。ただ、自分のことだから、置き忘れる可能性がある。そこで、名前と住所と電話番号を印字した紙を透明のビニールテープで貼り付けた。



妻に誘われて10kmジョグ…暑かった!      紫色オンパレードの我が家の庭の花々

どんぶり博&木地挽高原

2015年07月11日 | 食べ物
 朝からずっとPCに向かい、今回の旅の空知フットパスと山の記録のHPへのアップ作業に没頭していた。
 しかし、家の中で過ごしているにはもったいない素晴らしい天候で、今年初めての夏らしい気温になった。
 そこで、11時過ぎに新聞のチラシで目にした「第3回函館どんぶり博2015」へ、昼食を食べにで掛け、その足で、木地挽高原へドライブして、15時に帰宅した。


「第3回函館どんぶり博2015」のチラシ。「大中古車博」との共催で、会場は、津軽海峡フェリーの隣の空き地。
 どんぶりは、すべてワンコインだった。結局4種類を2人で半分ずつ食べた。


泉味亭の「熟成牛ロコモコ丼」(左)と牛若の「焼肉ガーリック丼」(右)


Flassh Flasshの「ヘルシーシュリンプボウル」(左)とやなぎやの「牛ステーキ丼」


どんぶり博のテント村


パノラマ展望台からの屋内展望台と函館方面の展望


今年新しくできた木地挽高原屋内展望台からの駒ヶ岳と大沼・小沼方面の展望


放牧されている馬・・・二匹の双子のような仔馬と寝転んでいる若駒が可愛い


通行止めゲート前の公園
噴火湾展望台からの噴火湾の展望はガスで見えなかった
キャンプ場から展望台へ向かう途中の道路の行きと帰りにメロディロードができていた。
行きは北斗市の当別トラピストに縁のある三木露風作詞の「赤とんぼ」とすぐに分かった。
しかし、帰りのは4回ほど走り直してみたが、分からなかった。
妻がスマホに動画で録音してきて、帰宅後に聞き直した。
北斗市出身の三橋美智也の歌っている「明治のカール」のCMだったことが判明。


帰りに、数年ぶりに食べた大中山の野澤商店の特大ソフトクリーム(300円に値上がりしていた)もちろん2人で1個


大中山の直売店で買った地物初のゆでとうきび


帰宅後、21時まで、HP更新作業に費やして、「空知フットパス(7ルート)」と「花見山行・裾合平~中岳分岐~旭岳」のアップを終了、「緑岳~小泉岳~白雲岳}は花期が遅れていたので、ブログに過去2回の花のピークにぶつかった小泉岳中心のページを紹介して終わりにした。
明日は、残りの「ウペペサンケ山」の予定。

興味のある方は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com

新たな出会い

2015年07月10日 | 登山・旅行

 7/4のブログに、田舎おじさんという方から初コメントをいただいた。

 その内容は…6月下旬に「北根室ランチウェイ」を歩いて来た。自分のブログにアップしながら旅を振り返っているうちに、「癌春日記」の昨年の同じ記録をみつけた。自分は大変な思いで歩いたのに、坂口さんはいとも簡単に歩いていることに驚いた。しかも、9日の会議で会えそうなので楽しみにしています…とのことだった。

 しかも、昨夕、「田舎おじさん」で検索したら、その方のブログが見つかった。なんと、その中に、「超人的おじさんを見つけた!」という私のことが書かれた記事が記載されていた。「北根室ランチウェイ」の歩き方の違いや拙サイト(ブログとHP)の内容から、凄い人がいるもんだとのことだった。

 昨日午後からの会議でご挨拶をいただいた・・・と言っても、4年前からもっと多人数の同じ会議で顔を合わせていたはずだが、言葉を交わすことはなかった。

 昨日の会議の後の交流懇親会では、氏が司会進行を担当していた。しかも、こちらは最後の乾杯が当たっていた。その乾杯に入る前に、氏から、私のHPにアップしている内容をもとにした事細かな紹介があった。周りは感心しながら聞いていてくれたが、こちらは戸惑ってしまった。

 共通の趣味を持った元同業者という気安さもあり、懇親会のあと、二人ですすきのへ流れた。歩き旅や登山のほかに、同じくスキー指導員の資格も持ち、以前は、自分も毎年出場している「札幌国際スキーマラソン」や「湧別原野クロカン85km」にも出場していたとのこと。

 氏のもっぱらの関心は、どうしてそんなに体力があるのかということだった。こちらはそのために無理したり、鍛練したりしてことはひとつとしてない。ただ、好きなことを好きなように、楽しんで続けていることが体力維持になっているだけなのだが・・・。

 今のところは、好奇心旺盛な気持ちに体が付いてきてくれていること、限界は感じていなこと(限界はあるものでなく、自分で決めてしまうものではないか?)、歳だからと体を労わったり、守りに回ったりするようなことはしないで、常に挑戦し続ける気持ちを持ち続けることなどなど、いろいろ思いつくまま語った。

 氏は、「坂口語録」と称して、メモを取りながら聞いておられた。今夜の氏のブログに綴るとのことなので、どんなことが書かれるか楽しみでもある。

 1時間半ほど、焼酎の水割りを飲みながらいろいろ語り合って、とても楽しい時間を過ごすことができた。
 
 その後、こちらの車中泊の場所となる、すすきのにある24時間まで最大1200円で済む、快適なトイレのある立体駐車場の前で別れた。

 今日は午後から、同じ組織の函館支部の理事会があったので、早朝に出発して帰路についた。

今日の帰路で拾った景色

羊蹄山とジャガイモ畑


昆布岳と麦畑


朝の内の栗山町探索

2015年07月09日 | 登山・旅行
〈新しくきれいな駅前通り商店街〉

日高道の駅で朝を迎え、栗山町を目指した。札幌での会議は13:30からなので、朝の内に、町を通ったことさえない栗山町を探索したかったからだ。

栗山町に入って一番先にしたことは、コインランドリーを探すこと。犬の散歩をしている人に聞いたら、駅前通りにあるという。

駅前通りへ行って、街並みが新しくきれいなことに驚く。14年前に道路と歩道を広くし、店を全て建て替えたらしい。地方にありがちなシャッターの下りたままの店は一軒もなかった。


洗濯をしている間に栗山駅へ。新しく洒落た造りでコミセンまで備えた駅だった。


観光パンフをもらってきて、見所をチェック。空知フットパスもあるが、歩いて回り切れるほどの時間はない。洗濯を終えた後、車で回った。


まず最初に行ったのは、北の錦で有名な北海道最古の蔵元「小林酒造」。レンガや石造りなどの13の建物は、国の有形文化財になっている。施設内や資料館も見学できるが、時刻が早かった。


敷地内に建つこれも有形文化財の「小林家」。これも見学したかったが、次の機会に。


次に、栗山公園へ。満開の花を咲かせた、見たことのない大きな木は、アメリカキササギと言って、この公園のシンボルツリーとのこと。SLも展示され、小規模ななかよし動物園もあった。

このあと、日ハム監督の栗山監督と同姓なことから交流から生まれた「栗の樹ファーム」~「ファーブルの森観察飼育舎」と回った。郊外にある「坂本九思い出記念館」や「開拓記念館」の外部だけでも見たかったが、時間がなかった。

10:00から入浴できて、『Ho』の半額クーポンが使えるホテル栗山の温泉に入り、スーツに着替えて、札幌へ向かった。

駅前通りのまちの駅「来夢プラザ」で、この町で作られているなつかしい「谷田の日本一きびだんご」をお土産に買った。

ウペペサンケ山

2015年07月08日 | 登山・旅行
〈1699ピークから糠平富士(右)と長い稜線上の本峰(左から3つ目?のピーク)を眺める〉

2kmに渡る長い稜線を持つ東大雪のウペペサンケ山。深田久弥氏が日本百名山を選ぶときの候補147山に入っていたのに、この山だけは三百名山にも選ばれなかった不遇の山だ。しかし、名峰であることに変わりはなく、人気の山である。今日も平日にも関わらず10人ほどと出会った。

夜を明かした糠平公共駐車場から朝日に輝く姿が見えた。長い林道を走り、糠平コース登山口へ。

同じ駐車場に泊まった愛知県の同年代の男性と相前後して登る。


急斜面を登り詰めると糠平富士から延びる南尾根の1399ピークに乗り、1610ピークを目指す。


1610ピークまで登ると長い頂稜と対面。長く緩やかな尾根をたどる


右下に糠平湖を見下ろしながら登って行く


秋になると美味しいブルーベリー状の実を付けるクロマメノキの花

このほかに、エゾイソツヅジ、ハクサンシャクナゲ、チングルマ、エゾノツガザクラ、エゾノハクサンイチゲ、コマクサ、ハクサンチドリ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウなどが目に付いた。


長い尾根を登り詰めたピークが糠平富士(1834.8m)で、一等三角点(烏邊珊山)が設置されている。さらに、14m高い本峰(1848m)は1.5kmも先。


さらに、細い稜線上のいくつものピークと深いコルを越えて最高点の本峰を目指す


本峰から南側の然別湖を眺める。後ろは十勝平野を覆う雲海


本峰から丸山と二ペソツ山(右)を眺める。後ろは表大雪。

最高の天気に恵まれ、風もない。日高山脈、夕張山地、十勝連峰、表大雪、東大雪、北大雪、阿寒の山々が全て見渡せる。この上ない贅沢な360度の大パノラマに去りがたく、珍しく1時間以上ものんびりしてしまった。

3人目に到着した男性から、いきなり「坂口さんですよね。いつもホームページと道新の連載、楽しみに読ませて頂いています」と挨拶された。札幌の方だった。


いよいよ下山だが、糠平富士までの稜線が遠い。

4:40スタート、登り4時間05分、下り 2時間50 12:45ゴール。

下山後、日高の道の駅まで走り、沙流川温泉ひたか高高原荘でのんびり。

停滞・休養日

2015年07月07日 | 登山・旅行
〈十勝らしい景観の防風林とジャガイモ畑〉

今日は、東大雪のウペペサンケ山の予定だった。昨夜段階の山の予報は、雨絡みで暴風警戒が出ていた。

朝を迎えた糠平公共駐車場からは、天気が良ければ見えるはずの山は、案の定黒い雲に包まれていた。明日の山の予報は晴れなので、明日に期待して停滞・休養日とした。

午前中は、上士幌町図書館で過ごした。


昼食は、観光パンフで目にした士幌道の駅の「しほろ牛のサルサ風ローストビーフ丼」。
10枚ものローストビーフと多くの野菜が載って950円なり。しかも、JAFで1割引。久々のヒットメニューで美味かった!


その後、『Ho』の無料クーポンが使えるしほろ温泉プブラ緑館で、夕方までまったりとすごした。


夕方には、連泊となる糠平公共駐車場へ戻り、敷地内に新築移転されて3年目になる「ひがし大雪自然館」を見学。

内部は外光がふんだんに採り入れられた明るい造りになっていて、ぬかびら源泉郷ビジターセンター(画像の棟)とひがし大雪博物資料館に分けられた展示になっている。東大雪の山々の登山情報等の案内もあり、売店まであった。

駐車場には立派なトイレもあり、いずれ道の駅になっても不思議でない環境だ。

緑岳~小泉岳~白雲岳

2015年07月06日 | 登山・旅行
緑岳コースの第一花畑から緑岳(左)と右稜線上の小泉岳を眺める〉

例年であれば、この時期、道内で最も種類の多い高山植物の花々が百花繚乱のはずの小泉岳を、緑岳登山口の大雪高原温泉から目指した。

急な階段の道を登り詰めて平坦な所に出ると「第一花畑」。ここを彩るのは下記の花々。

沼の岸に群生するエゾコザクラ


アオノツガザクラ


チングルマとアオノツガザクラの絨毯のような群生。

ここの状況は、例年通りなので、小泉平の花にも期待が膨らんだ。このコース最大の急登の標高差350mの緑岳南斜面を登る。


緑岳山頂からトムラウシ山方向を望む。

緑岳から下り始めると、ミヤマキンバイとイワウメが斜面を覆い始める。


やがてオヤマノエンドウが優勢となる
ここまではまあまあの状態だった。


楽しみにしていたホソバウルプソウも咲き始めたばかり。
こんな状態は始めてだ。ざっと1週間以上は花が遅れているようだ。


目を皿にして数株だけ見つかけたチョウノスケソウ


いつもは他の花々と競演しているタカネスミレも目にしたのはわずか3株

花は諦めて、白雲岳を目指した。


後旭岳から間宮岳の稜線の下に展開する雪渓とハイマツのストライプ模様が、白雲岳まで足を延ばした狙いだった。

5:15スタート。登り4時間15分、下り3時間。ゴール12:30。

下山後、緑沼まで高原沼巡りをして、大雪高原温泉で疲れを癒した。その後、糠平公共駐車場まで走って車中泊。

★今回は、花の時期が遅れていて時期を少し外したので、HPへはアップしません。
花々が競演状態だった、ほぼ同じルートを歩いた下記の記録をどうぞ!

07年7月8日の「緑岳~小泉岳~赤岳~白雲岳」
12年7月8日の「赤岳~小泉岳」へ

裾合平~中岳分岐~旭岳

2015年07月05日 | 登山・旅行
〈鏡池と旭岳〉

滝川のホテルを7:30に出る。天気予報が良くなかったので、旭岳ロープウエーに乗り、姿見平~裾合平の花散策でもしようと思った。

天気は良い方に外れて、大雪連峰も十勝連峰も晴れていた。

ロープウエーに乗って、姿見駅を10:30に出発。姿見平はキバナシャクナゲ、チングルマ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラなどか咲いていたが、裾合平はまだ雪に覆われて、ショウジョウバカマくらい。ここに一面に広がるチングルマは葉すら出ていなかった。6月からずっと天気が悪い日が続いて、花は例年より遅れているらしい。

そのまま戻るのも癪なので、雪が早く解けている稜線に期待して、中岳分岐をめざした。案の定、中岳温泉の上からはいろいろな花が咲いていた。

そのまま稜線を歩き、山頂部をガスにおおわれた旭岳経由で戻った。姿見駅に着いた15:15だった。結局、5時間弱の周回花見山行だった。


姿見平に一面に咲くチングルマ


エゾノツガザクラ


ショウジョウバカマ


裾合平付近に残る大雪渓


1850m付近の道内最高地点の中岳温泉


一面に咲くミネズオウ


コメバツガザクラ



斜面を覆うように咲くイワウメ


旭岳山頂手前の裏斜面を覆うキバナシャクナゲ

★詳しい山行記録ともっと鮮明な写真は、帰宅後、ホームページへアップします。

第28回道指協の集い2015北空知大会

2015年07月04日 | 登山・旅行
今年の第28回北海道スキー指導者協会の集いは、北空知大会である。上砂川スキー連盟の主管で滝川市のホテルを会場に開催された。
副会長の自分の出番は、「開会のことば」。あとは気軽に参加。

メインの講演会は、地元企業で、「日本のエルメス」と言われる(株)ソメスサドルの社長の染谷昇氏の「スキーで培われた郷土愛」。

ソメスサドル株式会社は、1964年、歌志内にて馬具の輸出を目的に創業。その馬具づくりで培った技術と精神で、鞄、バッグ、ベルトなどの美しい皮製品を生み出す。2008年の洞爺湖サミットでは、各国の首脳夫妻に鞄、バッグを進呈されるなど、上質な風合いと機能的な製品は幅広い世代に支持され、全国的ファンを増やしている。特に首都圏で人気が高いという。

講演の内容は、テレビの「和風総本家」に取り上げられたVTRと創業50周年記念の自社DVDの放映のあと、子供のころから学生時代にかけての競技スキー選手としての経験がその後の会社経営に役立ったことが話された。

参加者全員に、これなら唯一買えるかもと思っていたウン千円の靴べらのキーホルダーが贈られた。


懇親会の様子


アトラクションの中空知の農家の若者で結成しているバンド


参加者全員に贈られたウン千円もするキーホルダー。(なぜか逆さま画像になっていた)

空知フットパス~その3~滝川

2015年07月04日 | 登山・旅行
〈途中からオートキャンプ場や伝習館などがある丸加高原を眺める〉

温泉のある秩父別の道の駅で朝を迎えた。
考えてみたら、細切れではあったが、昨日1日で50kmも歩いたのは、人生初である。四国遍路のときの最長でも40数kmだった。ゆっくりでも走りをメインにしたからできたのだが、その割りには疲れがない。


滝川市へ向かい、朝の内に、高速バス駐車場を発着点として、丸加高原へ向かう「江部乙丘陵地ルート」(9km)を歩いた。

滝川の江部乙はフットパスが盛んな町で、4コースも用意されていた。


車道と遊歩道が分けられた道


丸加高原に放牧されている羊たち


ナタネを実らせる菜の花畑。滝川は広大な菜の花畑で有名な町。
ルートの中にもその中を通るところがあった。

滝川の道の駅でこのブログを打ち、これから集いの会場となるホテルへ。

空知フットパス~その2~〈5ルート50km・マラニック〉

2015年07月03日 | 登山・旅行
〈浦臼町の歴史史料館前の看板〉


今日は、4:35から16:00まで、浦臼町・新十津川町・北竜町・妹背牛町・秩父別町それぞれのフットパス5ルート、合計50kmをマラニックで踏破した。ゆっくりだが30~35kmは走ったので、パンフの所要時間の2/3以下で済んだ。

たまに国道を通過するだけで、どんな町かも分からない地域だったが、歩くことによっいろいろなことが分かった。

◎浦臼町「開拓の歴史が見えてくる浦臼探訪ルート」8.9km(4:35~:620 1時間45分)

空知管内中央部の樺戸山地と石狩川のあいだに位置する町。開拓者の中に高知県の坂本龍馬の一族や自由民権運動家の武市安哉の名前がある。


〈ルート〉
浦臼駅~ふるさと運動公園~歴史史料館~坂本家の墓~聖園農場創始の地~坂本直寛住宅跡地~浦臼駅


〈国道沿いの古い建物の商店と武市安哉由来の聖園教会〉


坂本龍馬一族の墓。コースの中に坂本直寛の住宅跡もあった。


ひろい田園風景

◎新十津川「新十津川縦断ルート」13.1km(7:05~9:15)2時間10分

奈良県十津川村の大水害の被害者たちが新天地を求めて移住し、開拓した町。稲作中心。

〈ルート〉
新十津川駅~ふるさと公園~金滴酒造~出雲大社~中央公園~新十津川駅


ふるさと公園(新十津川温泉、野球場、パークゴルフ場、体育館、プール、キャンプ場、新十津川物語館などを備えた広大な総合公園)


以前は八雲町にもあった金滴酒造


出雲大社新十津川分院

中央公園の中にある開拓記念館と農業記念館

★残りの北竜町、妹背牛町、秩父別町のルートについては、疲れたし、時間もないので、帰宅後ホームページの方へアップします。

明日は、11時からの会合の前に、上砂川町と滝川のルートを歩く予定。