癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

北アルプスでは異質な鍬崎山

2008年08月10日 | 登山・旅行
画像は、鍬崎山頂上。バックは薬師岳頂上。

昨日の薬師岳からピラミダルなピークを見せていたこの山は、稜線で繋がっている北アルプスの山から外れた2000mをわずかに越えた独立峰的な山である。日本三百名山の山で、頂上まで森林に覆われた北アルプスのイメージからすると異質な山である。

立山のらいちょうバレースキー場のゴンドラの山頂駅が登山口。6:00始発に乗ったのは、山形から来たという三百名山狙いの青年と二人だけ。聞くと息子と同じ年齢で、すでに200山ほど登っているとか。非常に落ち着いた感じの物静かな好青年だ。北海道の山は未踏だとか。

スタイルからして走って登りそうな雰囲気なので、先を歩いてもらう。引っ張られる形で、汗だくになりながらなんとか付いていく。3時間で頂上着。自分一人ならあと30分は余計にかかったであろう。

立山連峰や薬師岳の展望が魅力なのだろうが、昨日までのようなスカッ晴れではなく、それらは、立ち上る雲間にかろうじて部分的に姿を見せるだけであった。下りは、2時間10分。ゴンドラの下に着いてちょうど正午。受付の女性に、「もう下りてきたんですか?」とびっくりされる。その後、温泉とコインランドリーまで一緒して別れる。

明日と明後日は立山連峰の3山の予定。ここは、立山黒部アルペンルートの交通機関を利用しなくてはならない。立山駅から室堂ターミナルまで往復4100円ほど。明日の一番のケーブルに乗るつもりだったが、早朝の方が天候がいいのと、テン場までの距離が短いので、これから準備して、今日の夕方までに入る予定。

2 コメント

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佐々成政の埋蔵金 (隊長O)
2008-08-10 15:58:12
Sakagさん、埋蔵金探している人、見ませんでした?
鍬崎山には佐々成政が隠したと言われる埋蔵金伝説が?
「朝日さす夕日かがやく鍬崎に 七つむすび七むすび黄金一ぱい光かがやく」
と里歌に歌われ、今でも探している人がいるとか?
佐々成政にはほかにもこんな伝説があります、それは「さらさら越え」
織田信長の忠臣であった佐々成政は信長の遺児である信雄を立て、徳川家康を味方につけ、秀吉と対立しました。しかし、信雄が秀吉と講和を結んでしまったため、家康も秀吉と講和を結んでしまいます。それでも成政はあきらめませんでした。家康に再度立ち上がるよう要請を試みようとしたのです。
しかし、すでに成政は秀吉側の加賀前田利家の軍勢に西側を取り囲まれ、東の親不知の向こうには敵対していた越後の上杉、南の飛騨は秀吉の支配下にあったため家康に接触することができません。そこで考えた唯一の方法は、利家が監視をおいていない真冬の立山を通って、浜松にいる家康に会いに行くことでした。成政は数人の従者をともなって、厳寒の、雪深い立山を越えました。これが「さらさら越え」ザラ峠から平の渡し、針の木峠(北葛乗越)を越えたと言われています。しかし、そんな成政の決死の覚悟にも、ついに家康が動くことはありませんでした。

鍬崎山は山スキーで行く人も多く、らいちょうバレー(旧極楽坂)スキー場や粟巣野スキー場からルートがあります。

明日は雷鳥沢から立山、奥大日ピストンですか?
予備日の14日は青海黒姫山(糸魚川)が狙い目かも。
それから立山ケーブル、朝は込み合うので正解ですね。
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隊長Oさんへ (sakag)
2008-08-15 18:56:40
本州の山だけでなく、歴史にも詳しいのですね。鍬崎山の埋蔵金の話は有名ですが、いまでも探している人がいるとは?

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