帰りの車道歩きの紅葉の向こうに姿を見せた乗鞍岳山頂部。
乗鞍岳は北アルプス南端の3000m峰で、2700mの畳平までシャトルバスで上がれる。ゆえに、誰でも簡単に登れる3000m峰だ。今日は、その中腹の2400~1800mの位ヶ原から三本滝辺りが紅葉の見頃だとの情報でそれを目的にしようと思った。ところが、06年の乗鞍岳の記録を見たら、ガスと雨で展望がなかったことを忘れていた。
朝の三本滝駐車場から見上げたガスで覆われた乗鞍岳山頂部
そこで、再登頂と中腹の紅葉狩りに計画変更して、シャトルバスへの乗り換え場所の三本滝へ向かった。ところが、山頂部が分厚い雲に覆われて、強風が吹いている。
とりあえず、始発のバスで登山口のある畳平まで行ってみた。しかし、視界10mほどの濃霧と物凄い強風。上空は晴れているようなので、休憩所で本を読みながら天気の回復を待った。
2時間半ほど待ったら、時おりガスの切れ間から青空と太陽が覗き、展望も広がってきた。しかし、風が強くて非常に寒い。冬装備で出発。登り下りする登山者の数が半端でない。渋滞気味の横をすり抜けて登って行く。
ガスの晴れ間から覗く瞬間の景色をカメラに収めるのに忙しかった。上の紅葉は9月下旬がピークだったらしく、すでに終わっていた。
登り1時間、下り富士見岳経由で55分。
下山後、13:05のバスに乗った。これも、5台が満員だった。
位ヶ原山荘前で下車して、三本滝まで、1時間半ほど、紅葉を楽しみながら車道を歩いて下った。その後、三本滝を見るために往復40分。
◎乗鞍岳往復
風下の乗鞍高原方向はきれいに見えていた。
途中のガスの晴れ間から姿を見せた剣ヶ峯(左)。
凄い数の登山者。週末の富士山もこんな感じらしい。子供も非常に多かった。
剣ヶ峯の下の沼。
手前のコルから剣ヶ峯を見上げる。
記念撮影の順番待ちの山頂。鳥居にエビの尻尾がびっしり着いていた。
◎車道歩きの紅葉狩り
◎三本滝
日本の滝百選に選ばれている。趣のまったく違う3つの滝が楽しめる。
この滝が右から合流。
この2本が左から合流して、三本滝となる。
山は、ガスの晴れ間からの展望だけで、北側の北アルプスの山は、常念岳と焼岳と穂高連峰の端だけがちらっと見えたたけだった。しかし、前回はまったく展望がなかったので、これもまあリベンジを果たしたと言えよう。
紅葉は、涸沢のような山岳風景の中のロケーションはすでに終わっていたが、車道歩きの紅葉狩りもまあまあ期待通りだった。
下山後、乗鞍高原休暇村の温泉に入り、このブログを打っている。このあとは、明日の栂池高原へ向けて走れるだけ走って、どこかの道の駅に泊まる予定。
3日の天気予報があまり良くなかったので雲が掛かるかな?と思っていましたが、やはり・・・
それでもまずまずの天気で良かったですね。
こちらで高い山の紅葉を楽しみ、帰ったら、地元の紅葉を楽しみます。