癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

八王子城跡探索ハイク

2019年11月17日 | 登山・旅行

 標高460mの山頂にある本丸跡。狭い場所なので天守閣等の大きな建物はなかったとされている。

 八王子城は、北条氏の3代目・北条氏康の三男である北条氏照が築いた関東屈指の山城。
 1584年~1587年ごろに築かれたと伝えられており、1590年の豊臣秀吉による小田原攻めの一環で落城したとされる。
 この戦いで秀吉の天下統一がなされ、戦国時代に終止符が打たれたと言われている。

 今回この城跡を訪れようと思ったのは、今のGPSの修理に端を発している。
 故障したGPSを修理してくださった日野市在住のHoさんは、北見出身で道内の大学を卒業されている方である。

 彼は、本業の傍ら「八王子城測量家」として同城跡を巡って、自ら歩いて作り上げた地図と、砦や陣地など遺構や見どころスポットなどの情報などをまとめた「巨大山城 八王子城精密ルートマップ 2016年版」を作製・販売している。
 また。八王子城のルート整備などをボランティアで行う「八王子城1000人プロジェクト」の発起人でもある。 
 
 彼の情報からすると。今日自分が巡った所は、観光のために発掘・整備されたごく一部な過ぎないらしい。
 それにしても、関東屈指の山城に相応しく、ちょっとした登山モードだった。

 昨夜は12時間も爆睡して、9時に宿を出た。高尾駅から土日だけの直通バスが出ているというので、電車で移動し、バスに乗り換えた。


 まずは、ガイダンス施設で、パンフをもらい、ビデオで予習をした。


 八王子城跡の立体模型図。下の御主殿を中心とした遺構と山の上の本丸を中心とした遺構に分かれている。


 駐車場から本丸のある山頂を見上げる。

 最初に、下の遺構を見て歩いた。

 「曳橋」~発掘整備された御主殿跡へ入るための通路として、城山川に架けた橋。当時は簡単な木橋を架け、その橋を壊すことで敵の侵入を防いだと考えられている。


 御主殿への「虎口と冠木門」(復元)。


 発掘・整備された「御主殿跡」~氏照の館等があったとされている。現在、礎石などの位置が分かるように復元的整備を行っている。


 「御主殿の滝」~落城時に御主殿にいた武将や婦女子がこの滝の上流で自刃して次々と身を投じ、その血で城山川の水は三日三晩赤く染まったと伝えられている。

 そこから、次に本丸のある山へ向かった。険しい山道が続く。








 「小宮曲輪(くるわ)」の下から広がる東京の景観。右端は八王子で、中央部は新宿らしい。


 本丸の下にある「八王子神社跡」~氏照が八王子城を建てるに当たって、城の守護神として八王子権現が祀られている。


 本丸の隣のピークにある「小宮曲輪」~曲輪は、敵の侵入を防ぐための要塞で、ここの他に「金子曲輪」「松木曲輪」もあった。

八王子いちょう祭り


 一週間前に通ったときは、まだ緑色だった甲州街道のいちょう並木は見事に黄葉していた。



 ちょうど「いちょう祭り」が開催されていた。
 ただし、ここのいちょうは実がなるので、それが落ちて踏まれて臭いのが玉に傷。
 函館は、実のならない雄?の木を並木に植えているのでそういうことはない。

  
 公開されていた祭囃子の獅子舞。

 14時半には3連泊となる八王子温泉やすらぎの湯へチェックインして、このブログを打ち終え、温泉三昧でのんびりと過ごしている。