癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

号外(術後のその後)  「妻発信」

2008年02月27日 | 大腸癌日記
                          足だけバレリーナになったsakag




術後に面会に行き手術無事成功と聞いて安心し、外へ出て腹ごしらえ。
付き添いで泊まる事が許可されなかったので、家に帰る前にもう一度顔を見にICUへ面会に。
体に繋がれているチューブの数を数えたら、10本以上もあった。
痛々しい・・・・



あのあと痛み止めをしてもらったらしいが、まだ少し傷が痛むとの事。
だんだん傷の痛みが和らいできたと思ったら、今度は背中が痛いとか、首が痛いとか、肩が凝ってるとか・・・・
とにかく色んな所が痛むらしい。
そばにいるだけで、何もしてあげられない事がもどかしい

そんな時でも「ブログ更新してくれた?」とブログの心配をしているsakaジジイ
自分の心配しろっつ~の

山から帰って来た時もそうだが、治療の為に入院してるのかブログアップの為に入院してるのかわからない
以前「山とパソコンが無かったらただのオヤジだね」と言ったら叱られた


術後に執刀医から、取り除いた大腸を見せてもらった。
A4サイズの大きなお弁当箱に入っていて、広げてピンセットで止めてある。
昆虫採集を思い出した。
一瞬怖かったけど、じっくり見ていたら今度は焼き肉屋さんを思い出した。
「あ~~これ!ホルモンを注文すると出てくる~~。そっくり~~」と心の中で叫ぶ!!
七輪と焼き網とタレがあったら食べたいくらいでした

一応写真は撮影はしましたが、グロいので載せません。
sakagがあとで載せると思いますが・・・・

手術は成功したのですが、残念な事にリンパ節に転移していて、今後は化学療法を行うとの事。

明日にはsakag本人がブログアップできると思います。
sakagは私の言うことはあまりきかないので、皆様、無理をしないように忠告したり、励ましてあげてください。
皆様の応援が何よりの薬になると思います。
今後とも宜しくお願い致します。


入院15日目(手術日)

2008年02月27日 | 大腸癌日記
                (一昨日いただいたアレンジメントフラワー)

 昨夜、精神安定剤を出してもらったので、2回ほどトイレに起きた以外は入院以来初めて8時間も爆睡した。最高の気分で朝を迎える。いよいよ本番!・・・なぜか、レース前かハードな山へ向かう気分だ。

<このあたりで、レース前のアップ代わりに、花sakag(花咲爺)心の川柳を>
○内視鏡 微妙な動きに 癌覚悟
○健康体 腹の中で 癌笑う
○体調万全 どこが病人 これが癌
○お大事に! 帰るお客に いう私
○三回も 大腸空にし おなら減る
○看護師も ホルモン療法 効き目あり
○窓からも 早く来いよと 山が呼ぶ
○妻の愛 癌のおかげで より深く
○病気自慢 初心者の私は 聞くだけに
○下剤にも 勢い楽しむ 尻鉄砲
○点滴に 繋がれてついに 病人に
○掛け算で 医師の技術に 俺の運

  7:30、初体験の浣腸を受ける。この年齢になってずいぶんと多くの初体験を経験する。浣腸は指でするいたずらだけだと思っていたが・・・すぐにトイレに入ってスタンバイ・・・2分もしないうちに噴射!

 その後、病院着に着替える。さらに、バレリーナのような白い医療用タイツを履かされ、手術室で必要なものを看護師が持っていく。血圧測定後、採血を受けて病室でも準備完了。

 12:30、いよいよ、手術室への凱旋・・・あとは、運は医者任せ、天任せ!野となれ、山となれ、あとは、煮るなり、焼くなり、好きなようにやってくれ~。俺の人生そんなに捨てたもんじゃね~。たくさんの強力な応援団がついている!多くの山も待っている・・・。「行って来るでよ!」・・・でも、なんとか、予定の3時間以内で手術が終わって、無事手術室から出て来れますように

・・・・・この後は、妻代筆・・・・


手術成功! 所要時間 2時間45分


手術室に入る前の元気な笑顔


12時半に看護師と一緒に歩いて手術室に入る。

3時45分に看護師が「手術が終わり目が覚めました」呼びにきてくれたのでICUに面会に。
傷が痛いと言ってる以外は問題なしとみた。
痛いのは生きてる証拠。
明日には一般病棟に戻れるとのことでひと安心。