「一人で美術館めぐり」は思いがけず今回も続きました。
よくおじゃまする碧南市藤井達吉記念美術館では
「抱きしめたい! 近代日本の木彫展」が開催されています。
写真は 高村光雲作「洋犬の首」明治10年とその弟子の米原雲海 作「善那」明治30年です。
他にも記憶に残る作品は多くありましたが、今回は特にこの二点が印象的でした。
木は身近で扱いやすい素材であるかもしれませんが、やはり生命のあるものです。
木という素材自体の意思と
作品の対象となるテーマ、たとえば洋犬や人物の意思、
そして制作する作家の意志が上手く折り合ったとき、木彫作品は他の彫刻、または他の芸術作品をはるかに超えるパワーと美しさを放ちます
彫刻作品に感動したときのあのドーンと来る感じ。。
それを「抱きしめたい!」という言葉に表現されたのかな?とも思いましたが、
やはりすぐれた木彫作品はより優しく、しかも何とも言えない気品を纏いますので「抱きしめたい!」というより「触れていみたい」ぐらいかなと私は感じましたが、みなさんはどのようにお感じになられるでしょうか?
この展覧会はこの後広島県立美術館にも巡回するそうです。
お出かけの方は是非感想などお聞かせください。
「抱きしめたい!近代日本の木彫展」 碧南市藤井達吉現代美術館
11月13日(日)まで ※当店に招待券が少し残っております。よろしければお使いください。ホームページよりお問い合わせくだされば郵送もさせていただきます。
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