つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

抱きしめたい!近代日本の木彫展

2011年10月24日 | おススメの展覧会、美術館訪問

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「一人で美術館めぐり」は思いがけず今回も続きました。

よくおじゃまする碧南市藤井達吉記念美術館では

「抱きしめたい! 近代日本の木彫展」が開催されています。

写真は 高村光雲作「洋犬の首」明治10年とその弟子の米原雲海 作「善那」明治30年です。

他にも記憶に残る作品は多くありましたが、今回は特にこの二点が印象的でした。

木は身近で扱いやすい素材であるかもしれませんが、やはり生命のあるものです。

木という素材自体の意思と

作品の対象となるテーマ、たとえば洋犬や人物の意思、

そして制作する作家の意志が上手く折り合ったとき、木彫作品は他の彫刻、または他の芸術作品をはるかに超えるパワーと美しさを放ちます

彫刻作品に感動したときのあのドーンと来る感じ。。

それを「抱きしめたい!」という言葉に表現されたのかな?とも思いましたが、

やはりすぐれた木彫作品はより優しく、しかも何とも言えない気品を纏いますので「抱きしめたい!」というより「触れていみたい」ぐらいかなと私は感じましたが、みなさんはどのようにお感じになられるでしょうか?

この展覧会はこの後広島県立美術館にも巡回するそうです。

お出かけの方は是非感想などお聞かせください。

「抱きしめたい!近代日本の木彫展」 碧南市藤井達吉現代美術館 

11月13日(日)まで ※当店に招待券が少し残っております。よろしければお使いください。ホームページよりお問い合わせくだされば郵送もさせていただきます。

佐橋美術店  http://www5.ocn.ne.jp/~sahasi/557.html

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