エリザベス女王の写真を飾ったケバブ屋がロンドンに

２月１７日　ロンドンのケバブ屋の主人が、店の前面に女王陛下の写真を飾り、店名を「ザ・クイーン」と改名して、イギリスの君主への敬愛の念を表明しました。
エリザベス女王の２枚の笑顔の写真の上方には、「炭焼きグリル・ペリペリ・シシャ」なんて書いてあります。

　Sabah

バッキンガム宮殿のスポークスウーマンはイギリスのメディアに、皇族の写真は“一般的ルールとしては、コマーシャルに使用すべきではない”が、店主のヒュセイン・イブラヒムに対して訴訟を起こすことは考えていないと語りました。

イブラヒムさんは２月初め、「ペトラ・レストラン」という店名を「ザ・クイーン」に変えました。イギリスのメディアに対して、イブラヒムさんは、改名はただ“女王陛下に対する敬意のため”と言っています。
写真は決して女王のイメージをおとしめるものではない、陛下を東ロンドンのこの店にご招待したいと、イブラヒムさんは言っています。彼はいま、店内にも女王陛下の写真を飾ることを計画中だそうです。

・・・日本で、外国人が天皇陛下の写真をこんなふうに使ったら、宮内庁はほっておかないのでは？　イギリス皇室、寛容ですね。

　　　トルコは２０１９年までに宇宙衛星５機を打ち上げる

カザフスタンのバイコヌル宇宙ステーションから２月１４日、打ち上げられたテュルクサト４Ａの成功につづいて、トルコは５機の衛星を打ち上げる計画です。
テュルクサト４Ｂ，５Ａ，６Ａ，７Ａ，７Ｂは２０１９年までに打ち上げられるでしょう。
次の衛星４Ｂは２０１４年後半に打ち上げられます。

　Sabah

テュルクサト６Ａは初めて国内で製造されるもので、２０１４～２０１８年の間に完成すると期待されます。
テュルクサト４Ａは日本とトルコの技術者の共同作業で製造されました。この衛星によって、東アフリカ全域がカバーされ、トルコの通信・放送産業のキャパシティが拡大されます。また、この衛星は、現在インターネットにアクセスできない地理的に不利な場所にも、インタネットを配信するでしょう。

トルコ、オイル輸入についてイラクを納得させた

タネル・ユルドゥス・エネルギー相は、イラクのクルド自治地区からの石油の輸入について、中央政府の合意なしに石油を輸入することはないとイラク政府を納得させました。
クルド自治政府が最近、中央政府が管理してるパイプラインを使わず、原油を船で直接トルコに輸出すると発表したため、イラクはトルコの会社に、契約をキャンセルして石油は売らないことにすると脅しをかけてきました。

おひげがトレードマークのエネルギー相

イラク政府は、石油販売はすべて中央政府の監督下になければならない、勝手な輸出は密輸と同等と見なすと主張しています。
「１バレルの石油がジェイハン（トルコの港町）を通過しても、イラク政府に通知する。毎日の受領高を中央政府に知らせる」とユルドゥス・エネルギー相は２月１５日、カイセリで語りました。

「石油はイラクのものであって、トルコのものではない。だから、イラク政府に通知する。これはイラクの収益に関する問題だからだ。これまでにジェイハンを通って運ばれた石油はないが、今後もないという意味ではない。わが国はイラク政府とすべての情報を共有する」とエネルギー相は言いました。

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最大野党党首が世俗主義の重要性を力説

２月１６日　宗教が政治でポイントを稼ぐ道具として使われてはならないと、最大野党・共和人民党（ＣＨＰ）のケマル・クルチュダルオール党首が力説し、このようなアプローチがトルコを墓場へ導く結果となったのだと語りました。
「穏健イスラムを信奉していると、過激派が出現し、体制を崩壊させるのを、われわれは見てきている。パキスタンでも、アフガニスタンでも、見られたことだ」と、クルチュダルオール党首は２月１４日の「ウオールストリート・ジャーナル」を引用して言いました。

　Hurriyet

「宗教を政治に利用すれば、社会を平穏に保てないことを、われわれは知っている。世俗主義は社会を平静にまとめる接着剤だ。エルドアン首相はモスクの庭で集会を開いている」政治的緊張の中、選挙が近づくいまのクルチュダルオールの発言です。
１２月１７日に始まった大汚職捜査は、エルドアンとその政府を揺さぶり、その一方で、政府とイスラム学者フェトフラー・ギュレンとの確執が世間の目にも明らかになってきました。

両者の確執は、アメリカに拠点を置くギュレンが支援する“国家の中の国家”に犯罪捜査の手が入るかもしれないというレベルまで来ています。エルドアン首相は、政治と司法に影響力を持つギュレンの信奉者たちが、首相を解任させる“クーデター”を起こそうとして、汚職スキャンダル事件を仕組んだとして告発しています。

クルチュダルオールは彼の党ＣＨＰがギュレン運動に接近してきたという噂を否定しました。
「わが党がギュレン・コミュニティに近づくなど、ありえない。だが、そのような見方をする人々はいる」と彼は言い、“国家のような組織”ということばは、汚職にかかわる政府にこそふさわしいと言いました。

クルチュダルオール党首はまた、隣国シリアの血なまぐさい内戦に触れ、政府の“ジハーディスト（聖戦主義者）支持”を批判しました。
「政府はシリアのジハーディストたちを支持している。そのつけがまわってきたのが、レイハンルの爆破事件だ」と、クルチュダルオール党首は、２０１３年５月に５３人が死んだ、シリア国境に近い町レイハンルでの爆破事件に触れました。

シリアのアルアサド大統領を批判するトルコは、現在、シリアの難民と反体制派と軍の離脱者６０００，０００人以上のシリア人を抱えています。

イスタンブールのハマムは街の喧噪を逃れる聖域

イスラムはからだを清潔に保つことを重んじるため、イスタンブールには１４００年も昔から何百ものハマム(浴場）が建てられていました。その昔、イスタンブールには１４０００戸以上のハマムがあり、近隣の社交場として、また、からだを清潔にする場として、にぎわっていました。

　Hurriyet

現在、イスタンブールのハマムは１３０戸に減ってしまいましたが、いまでも大都会の刺激に疲れたとき、安らいだ気分になれる独特の聖域でありつづけています。
イスタンブールの最も古いハマムは、チェムベルリタシュ・ハマム、ガラタサライ・ハマム、ジャーロール・ハマム、アヤソフィア・ヒュレム・スルタン・ハマムの４つです。

イスタンブール最古の浴場チェムベルリタシュ・ハマムは、１５８４年、有名なオスマンの建築家ミマル・シナンが建てました。
このハマムはオスマンのスルタン・セリム２世の妻、ヌルバヌ・スルタンが、彼女が建てた慈善用施設の維持費用を賄う目的で建てさせたものです。

「旅行者はトルコに来たからにはハマムを経験してみたいと思うようです」と、チェムベルリタシュ・ハマムの広報担当のトゥーバ・ウヤルさん。「うちのハマムにはスペイン人がよく着ます。最近はアラブ人や若いトルコ人も来るようになりました。リラックスできる雰囲気が魅力のようです。オスマン時代、ハマムはとくに女性の社交場として人気がありました」

１７４１年に建てられたジャーロール・ハマムは、オスマン時代の建てられた最後の大きなハマムです。イスタンブールのエミノニュ地区にあるこのハマムは、スルタン・マフムート１世が図書館を建てる費用を稼ぐために建てられました。

「浴室は美しく、タオルにからだを包んで寝転んでリラクスする中央の台は、すべて大理石製です」とハマムのマネジャー、オメル・トルクンさん。「ハマムに来たら、まずリラックスし、くつろいで、汗をかくことが必要です」
ジャーロール・ハマムはフローレンス・ナイチンゲール、オマー・シェリフ、ハリソン・フォード、ケイト・モス、キャメロン・ディアズらも訪れています。

ヒュレム・スルタンのハマム
ミマル・シナンはまた、ブルーモスクとアヤソフィアの間の、ローマ時代に浴場があった場所に、アヤソフィア・ヒュレム・スルタン・ハマムを建てています。

　Hurriyet

このハマムは１９１０年まで営業していましたが、その後、何年も閉鎖されていました。近くにあったスルタナメット刑務所が満杯になると、囚人を収容するのに使われたこともありましたが、その後、紙やオイルの倉庫になりました。

１９５７～１９５８年に修復が行われ、イスタンブールで最も美しいモニュメントのひとつであるこの建物は、２００７年までカーペット市場として使われました。

ベイオールのガラタサライ高校の隣にあるガラタサライ・ハマムは１７１５年の建造です。トルコ浴場の古典的な設計にのっとって造られ、１９６５年には修復が行われています。
主要な建物はオリジナルのままですが、内部の細部は修復の際、設計が変わっています。

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首相の息子ビラル・エルドアンが汚職捜査で証言した

２月１５日　アナドルニュースが今日、報じたところによると、エルドアン首相の息子ビラル・エルドアンが今週初め、汚職と収賄に関して検事に証言したそうです。
Hurriyet 紙のコラムニスト、エルトゥルル・オズキョク氏は同紙のウエブサイトに、ビジネスマンのアリ・アーアオール氏から情報を得たと書いています。アーアオール氏は１２月１７日の汚職捜査で拘束されましたが、その後、釈放されました。

　Hurriyet

弁護士アフメト・オゼル氏は１月２３日、エルドアン首相の息子のビラル・エルドアン氏は検事に証言する用意があるが、彼は召喚されていないと言いました。

「アーアオール氏はビラル・エルドアンは証言したと言った」とオズキョク氏は書いています。Hurriyet 紙の司法担当記者トイグン・アッティラ紙もこのストーリーを確認したと、オズキョク氏は言っています。

「ビラル・エルドアンは火曜日(２月１１日）裁判所に行った。彼は一般市民が使う正門から建物に入り、裁判所で彼の弁護士たちに会った」とオズキョク氏は書いています。
アナドルニュースによると、ビラル・エルドアンの証言はイスタンブールの検事たちに聴取されたそうです。

「告発は根拠がない」と弁護士
ビラル・エルドアンの弁護士アフメト・オゼル氏も証言を確認し、彼の依頼人は自分に対する告発をすべて否定したと力説しました。
「検事は捜査資料にある申し立てについて審問し、私の依頼人は詳しく答えました。私の依頼人に対する告発はすべて具体性のない主張と解釈でした」とオゼル氏は言いました。

「ビラル・エルドアン氏は一般に知られた人物であるため、汚い宣伝活動に利用され、このような根拠のない告発の対象にされたことは明白です。私の依頼人に嫌疑をかけることで、政治的目的を達成しようというものです」

ビラル・エルドアンはチャリティＮＧＯ［トルコ若者と教育基金のためのサービス」の委員の１人になっています。エルドアン首相は、汚職捜査後、“彼らの作戦”はこの組織によって息子をターゲットにしようとしていると主張しています。
エルドアン首相は「もし私の子供たちが汚職に関係していたら、私は子供を勘当する」と言いました。

２０１３年、全国で６１人の女性が殺された

警察の公共治安部によると、２０１３年、全国で６１人の女性が夫やボーイフレンドに殺されているそうです。
６１人の女性のうち１３人は、殺されたとき、行政の保護下にあり、４人は“パニック・ボタン”を持っていたにもかかわらず殺されました。パニック・ボタンはドメスティック・ヴァイオレンスに対する最近の政府のアイディアです。

　Hurriyet

イスタンブール・カドキョイのダンス・イヴェントに何百人もの女性が参加し、女性に対する暴力はやめてと訴えました。

女性たちの夫の中の６人は裁判所に行動範囲を制限されており、女性の４人はボディガードをつけられていましたが、それでも殺人は起こりました。
女性のうちの４人は自己防衛のため整形手術で容貌を変え、３４人は身分証明も変えていました。３４人の女性の子供たちも新しい身分証明を与えられていました。

２０１３年、５８３人の女性が、暴力を受け、生命の危険があると訴えていました。
政府は５９８７人の女性を保護し、パニック・ボタンを与えたり、ボディガードをつけたり、夫に電気手錠を与えたりしていました。

また、内務省は、女性保護のための新しいプロジェクトとして、特別の訓練を受けた“治安警官”の任命を始めました。　

…日本でもストーカーに殺される女性が後を絶ちませんが、殺される女性がかわいそう過ぎますね。

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大陸間ケーブルカー計画をイスタンブール市長が発表

２月１４日　イスタンブールのカディル・トプバシュ市長が、アジアとヨーロッパを１５分で結ぶ新しい交通機関が近い将来、利用できるようになると発表しました。
３２人の乗りのケーブルカーが、ヨーロッパからアジアへ１５分で乗客を運ぶというのです。

　Sabah

１時間に６０００人を運べるこの新しい交通機関は地元の人もツーリストも便利に利用できると、市長は言っています。
トプバシュ市長は自身のツイッターに、このプロジェクトの写真をシェアし、プロジェクトの入札が間もなく始まると言っています。
今後のイスタンブールのプロジェクトには、ヨーロッパとアジアを結ぶボスフォラス第３橋の建造と、世界最大になる新しい空港の建設もあります。

トプバシュ市長はまた、現在１４１キロの市の地下鉄を６４１キロまで拡張することを目標にしているそうです。
イスタンブール市長を２期務めたトプバシュ市長、今度の選挙にも立候補していて、最有力候補とも言われています。

・・・海底トンネルの次はケーブルカーですか。私、高所ヘーキ症のヒトですけど、ケーブルカーでボスフォラス越えるのは、ちょっとコワイ気もします。最高の眺めが楽しめそうですけれど。

大汚職捜査で拘留された銀行支店長ら６人が釈放

トルコ政府を巻き込んだ大汚職捜査事件で拘留されていた、国営ハルク銀行の前支店長シュレイマン・アスランを含む６人の容疑者が、２月１４日、イスタンブール裁判所から未決で釈放されました。
アナドルニュースによると、逃亡の可能性があるアスラン以外は、すべて執行猶予つきで釈放されました。アスランはこの事件で、最も重要な容疑者の１人と見られていました。

　Hurriyet

シュレイマン・アスランはハルク銀行経由でイランに不法に金（きん）を送らせて賄賂を得ていたとして告発された。

警察が１２月１７日に行った手入れで、アスランの自宅の靴箱に隠されていた現金４５０万ドルが押収されました。
いまも拘留されているのは、１２月１７日の手入れで拘束された、ムアムメル・ギュレル前内務相の息子バルシュ・ギュレルと、ザフェル・チャーラヤン前経済相の息子カーン・チャーラヤンを含む５人だけです。

この事件の中心人物と考えられているイラン生まれのアゼルバイジャン人のビジネスマン、レザ・ザルラブも、まだ拘留されています。
息子がが拘束された両大臣は、１２月２５日の内閣改造で解任され、すぐ辞職しました。捜査は政府を揺さぶり、警察と司法内の粛清の引き金となりました。

ハルク銀行の前支店長アスランはザルラブと組んで、ハルク銀行経由でイランに不法に金（きん）を送らせ、見返りに賄賂を得ていたとして告発されました。これら不法な取引額は１０００万ドルになるといわれます。

しかし、エルドアン首相は最近、アスランの家で見つかった金は“銀行の金ではない”と言っています。首相は、この汚職捜査は政府を転覆させようとする試みだとくり返し、アメリカに住むイスラム学者フェトフラー・ギュレンが仕組んだものだと言っています。

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ギュル大統領、地下鉄開通式で「国民の団結」を訴える

２月１３日　ギュル大統領は２月１２日、アンカラの新しい地下鉄の開通式で、「国民の団結」を訴えました。
大統領のこの発言は、政府とフェトフラー・ギュレンの運動の闘争で起こった政治的混乱によって、トルコ国内に不安定感がひろがるのを懸念したものでした。

　Hurriyet

ギュル大統領(中央）、エルドアン首相(右から２人目）。大統領の左に、アンカラのメリフ・ギョクチェク市長とジェミル・チチェキ国会議長。新しいアンカラの地下鉄に試乗。

「この新しい地下鉄や、２か月前イスタンブールで開通したマルマライ海底トンネルのような誇るべきプロジェクトを実行するためには、平穏で、安定した、平和な国であることが必要です」と大統領は力説しました。

「さもなくば、政府はいたずらに流言にエネルギーを浪費することになってしまいます。政府が国民に奉仕するためには、みなが力を合わせて安定と平穏のために努力することが必要です」とギュル大統領。

「民主主義には当然、多様性があります。民主主義には当然、さまざまな意見があります。良識あるやりかたで、意見を戦わせることも、民主主義には必要です。この１０年間でよくなった暮らしが、さらによくなることを疑う人はいないでしょう。
１０年間、わが政府はわが国の安定を守り、むだな流言や争いに巻き込まれることはありませんでした」と大統領は言いました。
大統領に選ばれるまえ、ギュルはＡＫＰ政権の外相でした。

「当時、彼らはわれわれの政府を失速させようとしたが、できなかった。今後も成功を信じているわれわれのほう勝っていると私は思う」とエルドアン首相は言いました。
「独立戦争の拠点だったアンカラで、“新しいトルコ”の独立戦争がふたたび、りっぱに、みごとに勝利すると私は信じている、インシャアラー」

１９２３年のトルコ共和国設立以来の首都アンカラは、独立戦争を決議した最初の国会を開催し、共和国宣言のための基礎を築きました。

ジェミル・チチェキ国会議長、副首相、数人の閣僚たちのほか、スペインのマリアーノ・ラホイ首相も地下鉄の開通式に出席しました。この地下鉄はスペインのコスマ・エムテ社とトルコ企業の協力で完成しました。

トルコ＝ブルガリア通行許可騒動は、やっと一件落着

トルコ＝ブルガリア間の国境がほぼ２週間閉ざされた通行許可危機は、トルコのトラック業者が請求していた１０００，０００台のトラックの通行許可証をブルガリアが認可して解決したと、両国政府が発表しました。
トルコ＝ブルガリア国境は２月１３日午前９時、正常に復しはじめたと、リュトフィ・エルヴァン運輸相が言いました。

　Hurriyet

ブルガリアのダニエラ・ボベヴァ副首相はブルガリアの国営放送（ＢＮＲ）で、政府が１００，０００台の許可証を出すことで合意したと発表しました。副首相はまた、２月１７日、イスタンブールで両国の大臣レベルの会談が行われるとも言いました。

両国間の税関ゲートは１３日間閉鎖されていました。トルコ側が年頭に、トラック１２５，０００台の通行許可証を請求したのに対し、ブルガリアが５０００台の許可証しか出さなかったため、緊張が高まりました。
トルコはその報復として、１月３１日、ブルガリアへのゲートを閉鎖しました。これに対し、ブルガリア政府は、トルコのトラックがブルガリアへ入ることを禁じることによって、トルコの動きに応えました。

カピタン・アンドレーヴォ＝カプクレ国境には、何日間も１５キロにおよぶトラックの列ができ、待たされるドライバーたちにとって大問題となりました。
運輸関係者は問題の早期解決を促し、トルコのヨーロッパへの輸出の危機を指摘しました。
トルコの輸出業者はすぐに代替ルートに変えましたが、最も便利で安価なブルガリア・ルートの閉鎖は大きな損失につながります。

・・・トルコの安くて良質な商品をヨーロッパ諸国は必要としているのですから、ブルガリアも意地悪するのやめなさいね。

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エルドアン首相、ギュレン師に帰国して政党をつくれと挑戦

２月１２日　エルドアン首相が、ヒズメット運動の指導者フェトフラー・ギュレン師に、政党を結成し、政界で政府と競合しろと要求し、ギュレン師が率いる“国家のような組織”に対する戦いを宣言しました。
「トルコは外国からルールを押しつけられるような国ではない。彼らはトルコに来て、政治によって問題を処理するべきだ」と、エルドアン首相は２月１１日、公正発展党の集会で語りました。

　Hurriyet

ギュレンはかつてトルコで、憲法上の秩序を破ろうとしたとして起訴され、１９９０年代以来、アメリカに住んでいます。ＡＫＰ政権はすべてを無罪にしましたが、彼は帰国を拒否してきました。
フェトフラー・ギュレンは国内外にひろがる巨大なヒズメット運動を率い、トルコ国内で何百校もの学校や教育施設を経営しています。

エルドアン首相とギュレンは同盟関係にありましたが、最近、大規模な汚職捜査が始まって以来、関係は決裂しました。首相は、この捜査はギュレンの指示で行われたと主張しています。

エルドアン首相は、この“国家のような組織”を破壊する政府の決意をくり返し、ギュレンはその組織の指導者だとし、ギュレンの運動は過去４０年間、この国を侵食しようとしてきたと主張。“新しいトルコ”の反逆者であり敵であるギュレンに対する“独立戦争”に必要なあらゆる手段をとると発表しました。

「２０１３年１２月１７日の汚職捜査は、単なる破壊攻撃だ。彼らはただ破壊をしようとしている。彼らは建設的目的を持っていない。彼らはＡＫＰは去れ、政府は去れと言っている。彼らが考えているのは混沌、不安定、不確実、貧困、堕落だ。やるならやるがいい。どんな汚い手段でもとるがいい」と、エルドアン首相はＡＫＰの議員たちに言いました。

エルドアン首相は“国内にいる不法なギャング”に対し、司法は法的行動を用意している、政府はこの組織のメンバーたちの状況を明らかにする決意だと、くり返しました。

「彼らは盗聴を行っている。私や大統領だけではない。ビジネスマンやジャーナリストも、政党も盗聴されている」
「これはトルコ国民すべての戦いだ。３月３０日がトルコの勝利の日だ。トルコの敵が敗北する日だ」とエルドアン首相は言っています。３月３０日は地方選挙の日です。

・・・エルドアンとギュレンの戦い、どう決着がつくのでしょうか。

　　　ブルガリアがトルコのトラックの国境通過チェックを強化

トルコ＝ブルガリア国境のトラック通過許可問題で両国間が緊張していることは、２月５日の頁に書きましたが、２月１１日、ブルガリアは、すべての車両の国境でのチェックを強化すると発表し、その結果、両国のトラックは国境通行禁止になっています。
ブルガリア当局は昨日、トルコのトラックとバスに関して、ＥＵの指示通り、通行者のリスト、保険証、スケジュール、通行税などのチェックを始めました。

　Hurriyet

仕事を奪われたトルコのトラック野郎たち。カプクレ税関ゲートで。

昨年初め、トルコ側がトラック１２５０００台の国境通行許可を要請したのに対し、ブルガリア当局が５０００台しか認可しなかったため、緊張が高まりました。
トルコのカプクレ・ゲートに通じるブルガリアのカプタン・アンドレーヴォ・ゲートと、トルコのハムザベイリに通じるレソヴォ・ゲートは、２月１０日に閉鎖されました。

大手運輸会社は、両国政府に、定数問題に関する会談を促す抗議活動を期待されていましたが、２月２１日には両国の運輸相間で会談が予定されているようです。
両国間の通行許可問題が決着しなかったら、運輸会社はブルガリアの首都ソフィアで抗議デモを行うと宣言しています。

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１８か月ぶりに再開したキプロス会談。今度こそ決着へ

２月１１日　分断された島キプロスの２人のリーダーが、長いこと中断されていた話合いに決着をつけるため、今日、１８か月ぶりに平和会談を再開しました。トルコ・キプロスのデルヴィシュ・エルオール大統領とギリシア・キプロスのニコス・アナスタシアデス大統領は、分断された首都ニコシアの国連居留地帯で会談しました。両サイドは交渉のための新しいロードマップを受諾したと言っています。

　Hurriyet

エルオール大統領(右）とアナスタシアデス大統領がニコシアの緩衝地帯で会談しました。

トルコ・キプロスのオズディル・ナミ外相は昨日、近づく会談の重要性を強調しました。
「われわれが過去から学び、連邦制で決着をつけることができたら、交渉の成果として、総合的な計画のための国民投票が両サイドで行われるだろう。これは何年間ではなく、何か月間で可能だろう」とオズディル・ナミ外相は言いました。

ギリシャ・キプロスのイオアンニス・カスリデス外相は、共同声明問題でのデッドロックを乗り越えるためには、ワシントンの助力が必要だとほのめかしました。
この会談は２０１２年中頃に交渉が失速しから初めての正式会談です。

前回の会談の最後のラウンドは、ギリシャ・キプロスがＥＵの輪番制の大統領を引き受けた時点で中断されました。再開はユーロゾーンの債務危機によって、さらに遅れました。

トルコのダウトオール外相は、ＥＵのステファン・フュール拡大コミッショナーと会い、キプロス問題を含む多くの問題を話し合いました。
「われわれはキプロス問題の総合的決着が、互いの利益のためにも重要であることで合意した。いますぐ再開が望まれている会談のために、この何週間か、トルコはよくサポートしてくれた」と、フュール・コミッショナーは言いました。

２０１３年、トプカプ宮殿がアヤ・ソフィアに勝った

トルコ旅行社組合（ＴＵＲＳＡＢ）によれば、２０１３年、トルコの博物館を訪れた人の数は約３０００万人ですが、入場者が最も増えたのはトプカプ宮殿博物館、とくにハレムだったそうです。ハレム入場者の数は初めて１００万人を越えました。トプカプ宮殿の総入場者数は３３９万７０００人だったので、アヤ・ソフィア博物館を抜き、２０１１年、２０１２年、最も入場者の多い博物館のトップになりました。

５０の博物館を運営し、１０５の博物館と遺跡を近代化したＴＵＲＳＡＢは、同時期、２億６３２０万リラの収益を上げました。
レポートによると、博物館の入場者数の増加は、トルコを訪れる外国人数と比例しているそうです。

　Hurriyet

最も入場者の多い博物館はトプカプ宮殿

２０００年代の初めまでに、約７００万人の人々が訪れたトルコの博物館と遺跡は、２０１３年末までに２９５億５３３０万人の入場者を迎えました。
ＴＵＲＳＡＢと文化観光省のデータによると、見学者の６９％が外国人だそうです。

トルコを訪れる人の４４％がイスタンブールの名所へ
２０１３年、全国の博物館の入場者の４４％、８９０万人の人々が、イスタンブール・エリアの博物館を訪れました。
イスタンブールに次いで人々が訪れたのは、エーゲ海とセルチュク・エリアで、２９０万人。カッパドキアは第３位で２５０万人。次は西アンタリヤで１９０万人等々です。

外国人を最もひきつけるイエレバタン貯水池

イスタンブールで最も壮麗な歴史的建造物のひとつバシリカ地下貯水池（イエレバタン貯水池）は昨年、２００万人を超える人びとが入場しましたが、そのうち１７０万人は外国人でした。

　Hurriyet

入場者が増えつづけるイエレバタン地下貯水池

イエレバタン貯水池博物館のジェラレッティン・デニストケル館長は、貯水池は５４２年、ビザンティン皇帝ユスティアヌス１世が宮殿に水を供給するために建造したもので、イスタンブール征服後は利用されていなかったと言いました。

「この貯水池は１９８７年、イスタンブール市によって修復され、公開されました。入場者は毎年、増えつづけています。昨年は入場者が２００万人を超え、記録が更新されました。入場者の５人のうちの４人は外国人、２１０万人の入場者の中の１７５万人が外国人でした」

　　　「ときどきダイアリー」ヘ

　

かなりバカっぽいハイジャック犯でした

２月１０日　７日、ウクライナ人の男がトルコ行きの飛行機をハイジャックして、すぐに捕まったニュースは、日本でもちょこっと報道されましたが、その詳細が報告されたので・・・。
このバカ・ハイジャッカーはウクライナのハルキウ発イスタンブール行きのペガサス航空機をハイジャックし、飛行機をソチに向かわせようとしましたが、クルーたちの機転で失敗しました。

　Hurriyet

ハイジャック犯はなぜか、ホッケーのモントリオール・カナディアンズのサク・コイブ選手のジャージーを着ていました。

目撃者によると、４４歳のアルテム・コズロフというハイジャッカーは、ペガサス航空機が離陸して数分後にキャビン内で立ち上がり、携帯電話を振りまわし、貨物室に仕掛けた爆弾を爆発させられると叫んだそうです。

それから彼はコックピットに近づき、飛行機をソチに向かわせるよう要求しました。クルーたちは飛行機がソチに向かっていると彼に信じこませ、トルコ当局に事件を通報しました。
ハイジャック犯を鎮めるため、クルーは「飛行機は技術上の問題のためソチに着陸します」とアナウンスしました。

ハイジャック犯は自分のシートに戻り、飛行機が目的地のサビハ・ギョクチェン空港に着いても、彼はソチに着いたと思い込んでいました。
パイロットが管制塔にハイジャックを通報し、緊急発進したＦ１６ジェット機がハイジャック機をエスコートして着陸させました。

ハイジャック犯コズロフは、対テロリスト警察の取り調べに対して、「ウクライナの反政府プロテスト中に拘束された、ユリア・ティモシェンコ前首相を初めとするデモ参加者の釈放を要求するつもりだった」と語りました。
コズロフは、ウクライナのヴィクトル・ヤヌコーヴィッチ大統領とロシアのプーチン大統領の、ウクライナの暴動に関するスタンスに対して行動を起こしたのだと言い、彼らの手は“血まみれだ”と罵ったそうです。

しかし、ハルキウ当局はこの事件を軽く見ているようで、ハイジャッカーは酩酊状態だったと説明する声も聞かれます。

飛行機がトルコに着陸すると、特殊部隊がコズロフと交渉を始め、その間に部隊は貨物室に爆発物があるかどうか調べました。
特殊部隊が機内に入ると、ハイジャッカーは「私はトルコを愛している」と叫んだそうです。彼はまた、「特別の理由があって、トルコ機を選んだのではない。チケットを買うとき、たまたまハルキウを発つ飛行機だった」と言いました。

取り調べ後、リュトフィ・エルヴァン運輸相は、この事件がテロリスト集団の陰謀の一部ではなくてよかったと語りました。「これは深刻な事件ではない。単なる一個人の行動にすぎない」

コズロフには、ウクライナで、強盗と“フーリガン”の犯罪記録があったと、１０日、トルコ当局が発表しました。ウクライナもこの事件に対して独自の捜査を始めています。

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トルコのお菓子バクラヴァの店がベルグラードで大成功

２月７日　セルビアの首都ベルグラードの中心のショーウインドウに、さまざまな形、色、デザインのトルコの銘菓バクラヴァが並び、通行人の足を止めさせています。ウインドウにはトルコ国旗とサッカーチーム「ガラタサライ」の紋章も飾られています。

　Hurriyet

バクラヴァやトルコのスイーツを売るトルコ人経営の店「イスタンブールのスルタンたち」がベルグラードで大繁盛しています。
３年前に開店したこの店は、いまベルグラードの中心に２店を持ち、まもなくセルビア国内にも近隣諸国にも店を出す予定です。

「お客にことかくことはありません」
トルコの伝統的なレシピでバクラヴァをつくっているマフムート・クルトさんは、お客はじゅうぶんいると言っています。地元のセルビア人も、外国からの移民や旅行者も買いに来ます。
「人々はバクラヴァを見て、好奇心を持つんですね。これはなんですか？と言って、トライした人が、また買いに来てくれます」

クルトさんはイスタンブールで１０年間、料理の腕を磨き、バクラヴァつくりの名人になりました。外国で活躍してみたかったクルトさんは、いまとても楽しいと言っています。
「イスタンブールのスルタンたち」のフランチャイズは、今後、クロアチアなど近隣諸国にも展開したいと、彼は言っています。

「セルビアは食物も文化もトルコと似たところがありますから、暮らしやすいですね。でも、私はアンタリヤに住んでいる家族が恋しくて、よく帰郷しています」とクルトさん。

ベルグラードの店には２人の若い女性、ジェレナさんとイワンナさんが働いています。ジェレナさんは「私は甘いものは食べなかったのですが、バクラヴァを食べてみて、はまりました」と言っています。

・・・日本だってバクラヴァ専門店を出したら意外に受けるかも。少しだけ甘さ控えめにして。

ギュレンに近い議員がまた公正発展党（ＡＫＰ）を離党

現政権・公正発展党（ＡＫＰ）を離党する国会議員がまた現れました。２月７日、イルハン・イシビレン議員がＡＫＰ離党を発表し、イスラム学者フェトフラー・ギュレンに対する政府のスタンスを批判しました。
イシビレン議員は、１２月１７日の大量汚職捜査が公になってから７人目、学習塾（デルスハネ）の廃止決定から９人目の、ＡＫＰ離党者になりました。

　Hurriyet

ギュレンの運動と近いことで知られるイシビレン議員は、「私は５０年以上前からギュレンを知っているが、彼に対するあんなひどい言葉を聞いたことがない」と言いました。
「私はフェトフラー・ギュレンと首相を和解させられると思っていました。首相がこの問題を穏やかに解決したいのなら、首相は私にたのむはずです」

「私はエルドアン首相に、この問題についてギュレンと話すよう頼みましたが、期待した応えは得られませんでした」
イシビレン議員は、ギュレンが彼の運動に近い議員たちにＡＫＰを離党するよう勧めたという首相の主張を否定し、自分は２か月以上、ギュレンと話していないと言いました。

イシビレン議員は、自分の妻や姉妹にもプレッシャーがかかるようになってきたいま、「私がＡＫＰにとどまっている理由がなくなった」と言いました。

エルドアン首相は、政府にダメージを与えるために汚職捜査を組織したとしてギュレンの運動をくり返し告発し、警察と司法の内部の“国家のような組織”を非難してきました。政府は汚職捜査の後、警察と司法の大規模な粛清を行いました。

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ＣＨＰイスタンブール市長候補がタクシム・プロジェクト棚上げを要求

２月７日　最大野党・共和人民党（ＣＨＰ）のイスタンブール市長候補ムスタファ・サルギュルが、論議の的のタクシム広場の歩道化プロジェクトの棚上げを要求しました。
２月６日、記者会見で、カディル・トプバシュ・イスタンブール市長がプロジェクトの新しいイメージを発表した後、サルギュル候補は「われわれはタクシムをおもちゃにしたくありません。このプロジェクトは建築学的ではなく、子供じみています」と言いました。

　Hurriyet

タクシムで記者会見をするムスタファ・サルギュル候補

現在シシリ区長であるサルギュル候補は、３月３０日の選挙で選ばれたら、プロジェクトのコンテストを行うと約束しました。
「コンテストは国内外で行い、委員会がベスト３を選び出し、それをイスタンブール市民に提示します」とサルギュル候補は言いました。

論争中の“歩道化”は、昨夏の全国的なゲジ・プロテストに火をつける原因のひとつになりました。ゲジ・プロテストはタクシム広場の隣のゲジ公園の樹木伐採に反対する地元のデモから始まりました。

当初、プロテスターたちは、再開発計画のひとつである、昔の砲兵隊宿舎のレプリカ建設プロジェクトの撤回を要求していました。
サルギュル候補は、カディル・トプバシュ・イスタンブール市長に、選挙までプロジェクトに関わる作業は中止するよう求めました。

「私はトプバシュ市長に言いました。“あなたはなんでも計画できる。しかし、イスタンブールの住民はそれを望んでいません。このプロジェクトは、どうぞ棚上げにしていただきたい”」とサルギュル候補は言いました。彼はまた、全国のゲジ・プロテストで死んだプロテスターの記念碑を建てることを提案すると発表しました。

「われわれはタクシムで、民主主義の名の下に、７人の市民を殉教者として失いました。記念碑建設の提案も、われわれのプロジェクトに含まれています」とサルギュル候補は言いました。

長考の末、ＣＨＰに入党した人気政治家サルギュル候補は、ＡＫＰの候補に勝てそうな唯一の人物と、ひろく認められています。
サルギュル候補は最近、１９９８年のローンが返済されていないとして、資産を押収される動きがあり、エルドアン首相はこれを告発しました。

ＣＨＰはこの主張を無視し、こんな話が出るのは、ＡＫＰが選挙の敗北を予想してパニックになっている証拠と言っています。

アンカラ市長がトルコの首都に“ボスフォラス”を造るだって

再選のための運動中のアンカラのメリフ・ギョクチェク市長が、多くの新しいプロジェクトを発表しましたが、なんと、イスタンブールの壮麗なボスフォラスに似た水辺をアンカラに造ると約束しました。

　Hurriyet

メリフ・ギョクチェク市長がまた当選したら、彼は四半世紀、アンカラ市長の座にいることになる。

「われわれは“アンカラ海峡プロジェクト”というサプライズを持っています。アンカラに海を持ってくることは不可能ですが、海峡は造れます。アンカラ南方のイムラホル渓谷に、１１キロの巨大な運河を造り、岸辺にヴィラやリクリエーション場を建設します」という公約をギョクチェク市長は発表しました。

「このプロジェクトはアンカラのイメージ刷新に大きく貢献してくれるでしょう。投資は５年間で終わらせようと思っています」とＡＫＰ市長候補のギョクチェク市長は明言しました。３月３０日の選挙で当選すると、ギョクチェク市長は四半世紀、アンカラ市長の座にいることになります。

ヨーロッパ最大のテーマ・パークも造る
ギョクチェク市長はまた、トルコでも、ヨーロッパでも最大のテーマ・パーク「アンカラ・パーク」の建設もぶち上げました。このパークのアトラクション数は世界記録になるだろうと市長は言っています。

「ローラーコースターは１４基。ほかに戦う変身キャラクター、デジタル・ゲーム場、３６０度の映画館、モノレールは絶対必要です」とアンカラ市長。
エセンボア空港と街の中心を結ぶメトロをエルドアン首相がプレゼントしてくれるだろうと、市長は言っています。

ギョクチェク市長はまた、新しいモスク、文化センター、フェア会場のほか、「信仰と歴史博物館」の建設を約束しました。歴史と宗教の資料を展示した博物館は、年間３００万の見学者の来訪を目標にしています。

市長がアンカラの舵取りを始めたのは２１年前ですが、新しいメトロは完成せず、市長が非難されることもしばしばでした。当初、５年で完成する予定だった、シンジャン・メトロは、１２年後にようやくオープンとなりました。

・・・運河を造る、テーマ・パークを造る、なんて公約で当選できるんでしょうか？

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