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クーデターを企てた将軍らが初めて裁判所に現れた

2017年05月23日 | 国内
5月23日 アンカラ第17重罪裁判所が、元・将軍を含む221人の容疑者のケースに取りかかりました。彼らは7月16日、親政府プロテストに対し流血のクーデターを試みたとして告発されています。

 Hurriyet

元・陸軍大将ら38人は、アンカラ郊外にとくべつに建てられたシンジャン刑務所に送られました。検察はトルコ史上、最も重い判決、終身刑2988を要求しました。彼らの容疑は“軍と暴力を使ってトルコ国会を排除しようとした”“軍と暴力を使ってトルコ政府を排除しようとした”“武装組織を管理した”“大統領の暗殺を試みた”“250人の市民を殺した”“2735人の市民を傷つけた”“国家の自由を規制した”などです。

フェトフラー・テロリスト組織(FETO)のリーダーであるフェトフラー・ギュレンは、このケースの主要な容疑者です。221人の被告のうち、200人は現在刑務所にいて、9人は未決で釈放され、ギュレンを含む12人は逃亡しています。

48人の被告は両側を警備員に守られ、群衆の怒声を浴びながら、歩いて裁判所に連行されました。裁判所の外のシンジャン刑務所の構内に入ることを許された抗議者たちは、容疑者たちに「死刑」と叫んでいました。


テロの現場になったナイトクラブ「レイナ」が取り壊された

 1月1日、イスラム国(IS)のテロで39人が殺された、イスタンブルの有名なナイトクラブが、5月22日取り壊されました。イスタンブル市は声明で、ナイトクラブの建物の一部が法に触れていたと言っています。

 Hurriyet

「イスタンブル市委員会は、ベシクタシュ区オルタキョイのナイトクラブ“レイナ”は、建物の一部が法に触れているとして、取り壊しを決めた。委員会の決定に従って、取り壊し作業は、今日、完了した」と、イスタンブル市は言いました。「取り壊しは私たちにとっても、驚きでした。作業は45分で終わりました」と、22日、「レイナ」に近い人物が語りました。

2017年1月1日早朝、イスタンブルの中心にある有名なナイトクラブを、ISが襲いました。襲撃者ウズベキスタン出身のアブドゥルカディル・マシャリポフは、その場を逃げましたが、1月16日、イスタンブルのエセンユルトで捕まりました。


ロシアにつづいてイラクもトルコのトマト輸入禁止

トルコ経済省の公式声明によると、イラクが自国の生産者を守るために、トルコからのトマトの輸入を禁じると発表しました。トルコのトマト輸出は、ロシアの輸入禁止で、すでに打撃を受けています。

 Hurriyet

5月20日に出された声明によると、イラク当局は自国の農業者を守るために、トルコからのトマトの輸入を禁じると決めました。ロシアはジェット機危機後、トマト以外の、トルコからの輸入品に課していた制裁をすべて解除しています。

トルコとロシアの大統領は5月3日、ソチで会談しましたが、プーチン大統領は、トルコからのトマト輸入禁止と、トルコ国民のビザ制限は時期が来るまで残すと言い、解除の日にちについては語りませんでした。ロシアがトルコのトマト輸入を禁止した後、トルコの農業者はロシアのかわりの市場として、イラク、ベラルーシュ、ジョージア、サウジアラビアにトマトを売っていたと、「トルコ農業者会議」(TZOB)は3月、声明で言っています。

TZOBによると、世界のトマトの必要量の6.9%を生産しているトルコは、世界第4のトマト輸出国だそうです。


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