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シリアのタル・アブヤド市の中心部からYPG/PKKが一掃された

2019年10月14日 | 国際
10月15日 トルコの軍事作戦によって、13日、シリアのタル・アブヤド地区の市中心部から、テロリストYPG/PKKが一掃されました。タル・アブヤドはラス・アルアインに次ぐ第2の市中心部です。

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タル・アブヤドの市中心部を制圧して歓声を上げる、トルコが支援するSNA戦闘員たち


これまでに、2つの市中心部と、ひとつの町、56の村が、テロリストYPG/PKKから解放されました。トルコ・シャンルウルファ県の国境の町アクチャカレで、アナドル通信の記者は、タル・アブヤドの市中心部を制圧して歓声を上げる、シリア国民軍(SNA、自由シリア軍)の戦闘員の写真を撮っています。13日の昼過ぎ、前線のSNA戦闘員は、YPG/PKKの、いわゆる“政務部”を掌握する大きな成果を上げました。

トルコは、10月9日、自国の国境の安全を確保し、シリア難民の安全な帰国を助け、シリアの領土を保全するために、北シリアからテロリストを排除する「平和の泉作戦」を開始しました。トルコは北シリアのユーフラテス川の東から、テロリスト集団PKKとその分派のPYD/YPGを一掃しようとしています。


「YPGがトルコとの戦いを放棄することを望む」トランプ大統領

アメリカのトランプ大統領が、10月12日、不法集団PKKの分派YPGが、北シリアのトルコ軍との戦いから撤退することを望むと言いました。

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[私は彼らが撤退することを望む。彼らが持っていない飛行機を持っている軍と戦っても、とても勝てっこないからだ」と、トランプ大統領はワシントンで開催された会合で言いました。

トルコは自国の国境の安全を確保し、シリア難民の安全な帰国を助け、シリアの領土を保全するために、「平和の泉作戦」を始めました。トルコはまた、シリア領内のユーフラテス川からイラク国境までの安全地帯を設け、200万のシリア難民を定住させることを計画しています。

「その時が来た」
「クルド人たちは安全地帯に計画された地域から去ろうとしている。それはよいことだ」と、トランプ大統領は言いました。

トランプ大統領はまた、米軍を撤退させると決めたことについて、「わが国の兵士たちが、これから50年、シリアにいるべきではないだろう」と言いました。「われわれは偉大な英雄、偉大な兵士たちを、帰国させなければならない。いまが引きあげ時だ」


「タル・アブヤドとラス・アルアインの町を制圧した」国防相

「トルコ軍はシリアの国境の町タル・アブヤドとラス・アルアインを支配した」と、10月14日、フルシ・アカル国防相が、野党IYI党(善良党)のメラル・アクシェネル党首との会談後に言いました。アカル国防相は国会で政党との公聴会を行ない、最大野党・共和人民党(CHP)を訪れました。

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「トルコ軍がタル・アブヤドとラス・アルアインの市民たちに支持されていることは喜ばしい」と国防相は言いました。彼はまた、シリアのイスラム国のメンバーを収容している獄舎の問題に触れ、「トルコの“平和の泉作戦”の地域にも、ISILの獄舎がひとつあるが、トルコ軍が行ってみたら、獄舎はからっぽだった。わが軍は、YPGの連中がISILのメンバーを連れ去ったことを知った。トルコ軍はこの状況を撮影し、検討する」と言いました。

「トルコ軍は作戦中、無辜の人々を傷つけないよう最善の注意している。われわれのターゲットはテロリストだ」と、アカル国防相は言いました。


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