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トルコはイラン国境に防壁を拡張中

2021年09月16日 | 国内
9月16日 トルコは移民の流入を防ぐために、東部ヴァン県のイラン国境沿いに、防壁を242キロ追加していると、スレイマン・ソイル内相が、9月15日言いました。

 Hurriyet

「イラン国境には、いままでに221キロの防壁ができていますが、さらに242キロを加えています」と内相は移民委員会の会議で語りました。「イランとの国境の大部分に防壁が築かれるでしょう」

トルコは2017年に、東部ウードゥル県に防壁を建てはじめ、その後、東部アール県に159キロの防壁を築いたと、内相は付言しました。「国境の安全保障に関するトルコとイランの交渉は成功裏に終わりました。トもコは現在、南東部ハッカリ県の国境に20キロの防壁を築く計画です」

トルコとシリアとの国境911キロのうちの837キロにも防壁が造られ、照明、光ファイバーシステム、夜間カメラなどが設置されていると、ソイル内相は語り、ジョージアとアルメニア国境にも、難民の流入に備えて防衛作業を行っていると付言しました。

2016年以来、トルコが入国を阻止した不法移民数は230万人になると、ソイル内相は言いました。総計462,026人のシリア難民が、「ユーフラテスの盾作戦」と「オリーブの枝作戦」のエリアに帰ったと、内相は言いました。

ローマ時代の下水溝が西トルコで発見された

西部デニズリ県ブルダン地区にある古代都市トリポリ遺跡の発掘で、2000年昔のローマ時代の下水システムが出土しました。下水溝の深さは160センチ、幅は70センチあります。トリポリ遺跡の発掘は、パムッカレ大学考古学部のバハドゥル・ドゥマン准教授の指導の下に、年間を通じて行われてきました。

 Hurriyet

「聖域を掘っているとき、私たちはヘレニズム時代のさまざまな遺物を発見しました。下水システムは、長さ1キロの“円柱通り”の真下で見つかりました。円柱通りはこの古代都市の主要な道路のひとつです。今年、私たちは下水溝の一部を清掃しましたが、巨大な下水溝は人ひとりが容易に歩ける幅があります」と准教授は言いました。

都市の廃水はすべてこの下水システムに集められ、ブルダン川から、ビュユク・メンデレス川に流されていたと、ドゥマン准教授は言いました。「この下水システムはローマ時代の建築と技術を示すものです。私たちはこの下水システムを5年以内に公開する計画です」


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