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トプカプ宮殿の美術品目録もデジタル化へ

2020年03月10日 | 文化
3月10日 国立宮殿管理局の専門家委員会は、世界に知られるトプカプ宮殿の美術品目録をデジタル化するために、緻密な作業を行ってきました。

 Hurriyet

委員会はオスマン語を話すスペシャリスト、トプカプ博物館の職員、国立宮殿管理局の専門家で構成されています。約100人の委員は12のグループに分かれ、59種に分けられたコレクションの山に取り組んでいます。1チームには8人の専門家がいます。

国立宮殿管理局・修復作業の副議長アフメト・チャプオール教授によると、目録作業はあと3か月かかるということです。「美術品はまず、古い記録と照合します。次にデジタルで写真を撮り、再登録されます。古い目録には写真がなく、美術品の記述だけです」とチャプオール教授はヒュリエト紙に語りました。

1924年に登録された古いアイテムは、オスマン語で書かれたものもあります。「行方不明になっている美術品はありません。目録の記録は実物と合致しています」と教授は言いました。古い書籍の場合は、なくなっている頁がないか、本の厚さやサイズが以前の記録と違っていないか,1頁ずつチェックしています。

以前の目録に従って、14万7000点の美術品が登録されました。登録されていなかったアイテムはなかったかという質問に、教授は「ありません。しかし、前の記録と数え方の違いがあります。武器、陶器、宝物類は、ひとつひとつ数えていますが、例えば一つの矢筒に入った10本の矢は、前の記録では1点と数えていますが、私たちは矢の1本1本を記録し撮影しています」と答えました。この方式で数えると、目録に記録されるアイテム数は、18万点くらいになるだろうと思われます。


イドリブでトルコとロシアはハイウエイの南北を分担しパトロールする

「トルコ軍は、北西シリア・イドリブ県のM4ハイウエイの周辺に設立された安全地帯の北側を、ロシア軍は南側をパトロールする」と、3月10日、メヴリュト・チャウシュオール外相が言いました。

 Hurriyet

チャウシュオール外相は、ロシアに、シリア政府軍を安全地帯に侵入させないよ、うにすることを確約させました。トルコが支援する反体制派軍はこの地帯に残ります。戦略的M4ハイウエイに関する話し合いのほか、トルコとロシアはイドリブの永続的休戦を実現させるために対話をつづけると、 チャウシュオール外相は言いました。「いま、われわれはこの休戦を永続的なものにするために、努力している」

「もしアサド政府軍がイドリブの休戦を無視しようとしたら、トルコは前にしたことを、またする」とチャウシュオール外相は言いました。「シリア政府軍は小さな休戦違反をしたが、ロシアは彼らに警告した」

安全地帯の協定は、イドリブの内戦を止めるために、トルコとロシアが先週結んだ休戦契約の一部です。イドリブでは、3か月間でほぼ100万人の人々が家を追われ、トルコとロシア間の軍事衝突の危険まで生まれました。ロシアとトルコは、協定の下に、3月15日からハイウエイ沿いの共同パトロールを始めることになりました。


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