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ワクチン接種反対のトレンドでハシカが増えてきた

2019年02月20日 | 国内
2月21日 世界保健機構(WHO)が発表した最近の報告によると、トルコでハシカと診断された人の数が、2018年1月~9月、510人に達したそうです。2017年の69人に比べて大きな増加です。

 Hurriyet

ハシカで死亡した人はいませんが、専門家は、これはワクチン接種を拒否する人の増加によるもので、発生を防ぐために、子供たちに予防接種をするよう勧めています。トルコ保健省の年間報告によると、ワクチン接種率は2015年97%、2016年98%、2017年96%でした。

「ワクチン接種が95%以下に減少すれば、ハシカだけでなく、ジフテリアや破傷風のような、何年間も発生しなかった他の病気が、また発生してくるかもしれないと、私たちは心配しています」と、アンカラのハジェトテペ大学医学部小児科伝染病のメフメト・ジェイラン教授がヒュリエト紙に語りました。


「トルコはこれ以上、難民の流入に対応できない」エルドアン大統領

エルドアン大統領が、火曜、わが国はこれ以上、難民を背負い込めないと言いました。

 Hurriyet

「有刺鉄線つきの高い壁を築くことが、不法移民を防ぐ道ではない」と、エルドアン大統領は、2月19日、イスタンブルで行われた「移民に関するブダペスト・プロセスの第6回閣僚会議」で言いました。「トルコ領土内にシリア難民を住まわせておくことが、移民問題の唯一の解決法とは思えない」と大統領は力説しました。

シリア危機が始まったとき、大統領が提案した安全地帯対策が、難民の帰国のために最も実際的な対策だと、大統領は言い、トルコが何百万のシリア人を本国に帰らせることができなかったら、遅かれ早かれ、彼らはヨーロッパのドアをたたくだろうと、付言しました。


13世紀のイエスの絵を警察が押収した

トルコ警察が、十字架上のイエスを描いた13世紀の絵を押収したと、2月19日、治安ソースが語りました。

 Hurriyet

警察がトルコ中部カイセリ県で、アンティークの密売容疑者のオフィスを手入れしたと、ソースは言っています。調査が終わったら、「文化・自然遺産保存委員会」の代表がこの絵の由来を発表するでしょう。カイセリの博物館がいま、この絵を保管しています。

絵の価値は500万リラ(100万ドル)と推定されます。絵の大きさは200センチ×140センチ。十字架上のイエスと、傍らに立つ2人の女と1人の男が描かれ、ラテン語とヘブライ語の文字が書かれています。逮捕された容疑者は国際的貿易商だそうです。


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