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「トルコは中東の和平プロセスのキイたり得る」ケリー国務長官

2013年04月08日 | 国際
4月8日 昨日、アメリカのジョン・ケリー国務長官は、トルコは中東の和平プロセスで大きな役割を演じられると述べ、トルコのアフメト・ダウトオール外相との会談後、トルコを「活気にみちた、エネルギー溢れる国」と言いました。

 Hurriyet
エルドアン首相(中央)はアメリカのジョン・ケリー国務長官(左)をイスタンブールで迎えました。アフメット・ダウトオール外相もドルマバフチェ宮殿の会談に同席しました。


「トルコは多くの方法で、平和交渉に重要な貢献ができる」と、ケリー国務長官は共同記者会見で語りました。
この会談は、オバマ大統領が、2010年のマーヴィ・マルマラ号襲撃事件以来、不和だったトルコとイスラエルの間を仲介してから2週間後になります。

「トルコは中東の和平プロセスに、パートナーとして大きな影響力を持てる、力強く、活気にみち、エネルギー溢れる、変貌自在な国として、多大な尊敬を払っている」とケリー長官は言いました。

トルコでの話合いの後、ケリー国務長官はウエスト・バンク(ヨルダン川西岸地区)へ向かいました。長官はパレスティナのマフムード・アッパス大統領と会う予定です。
ケリー長官はまた、イスラエルのネタニヤフ首相とも会うと思われます。これは彼の3度目の中東訪問です。

ケリー長官の訪土前、ダウトオール外相は、パレスティナの敵対しているハマスとファタハの間の和解について、両派のリーダーたちと討論しています。


   ダウトオール外相がアラブ諸国に共同市場の設立を提案

イスタンブールで行なわれた「トルコ・アラブ経済フォーラム」で、ダウトオール外相が共同市場の設立の重要性を訴えました。

 Sabah

イスタンブールで開催された「トルコとアラブ世界」と題したトルコ・アラブ経済フォーラムの討論で、アフメット・ダウトオール外相は、シリアの内戦のために、2年間、ダマスカスを訪ねられないのは大変寂しいと語りました。

ダウトオール外相は新しい共同市場を設立する必要を強調し、また、アラブ諸国との相互のビザ規制を廃止したいという意向を表明しました。

「政治家は会議を開いてビジョンを描き、すばらしいことを口にします。しかし、大きな口をたたいても、ビジネスマンの支えがなければ実現はできません。ですから、われわれは共同市場を設立する必要があるのです」とダウトオール外相は言いました。


「ボスフォラスのサウンド」がニューヨークを魅了

NPO「マカム・ニューヨーク」が組織した「ボスフォラスのサウンド」と題したコンサートが4日、ニューヨークで開かれ、トルコ人と外国人の音楽好きがマンハッタンの「シンフォニー・スペース」で開かれたコンサートに集まりました。

 Sabah

トルコの音楽とミュージシャンを世界の紹介しようとしているNPO「マカム・ニューヨーク」が催したこのコンサートは、トルコ音楽研究所のセミナーの一部として行なわれました。

このNPOを立ち上げたアフメット・エルドードゥラルさんはヴォーカルとパーカッションを担当、アイルランド出身のロス・ダリーさんがリラと自作の楽器タルフを演奏し、ユルダル・トクチャンさんがウード、オメル・エルドードゥラルさんがリード・フルートを演奏しました。

エルドードゥラルさんは「アメリカ、オーストラリア、カナダの音楽好きも、トルコ音楽を学ぶためにセミナーに参加しました。セミナーの参加者の80%は外国人です」と言っています。
アイルランド出身のロス・ダリーさんは「ニューヨークは多くの文化が出会うところです。コンサートにはベストな場所のひとつですね」


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