トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

学生の投げた卵が大臣の顔に命中

2011年12月10日 | 国内
12月9日 エゲメン・バーウシュEU担当相が、昨日、トルコ第3の都市イズミルで、AKP(現政権の公正発展党)に抗議する学生に卵を顔に投げつけられました。
バーウシュ大臣がエーゲ大学で行なわれた、ある彫像の除幕式に出席したとき、事件は起こりました。

 Hurriyet
大臣の目と頬に卵の傷跡が残りました。


除幕式でバーウシュ大臣が、招待客の1人のスピーチを聞いているとき、2人の学生が立ち上がって「AKPは出てゆけ」と叫び、大臣に向かって卵を投げはじめました。

ボディガードがカサを開いて大臣を守りましたが、1個の卵が彼の頬と目に当たりました。学生はその場で警察に逮捕され連行されました。

バーウシュ大臣は「私は学生に対して怒っていない。バカな考えにとりつかれている者を哀れんでいるだけだ」と、腹のでかいところを見せました。

イズミルはとくに反AKP派が強い地域のひとつです。先日、私が会ったイズミル出身の知性派の若い女性も「エルドアンなんて名前も聞きたくない」と強い口調で政権与党を否定していました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする