一見すると何とも平凡な記念写真です。しかし首相を囲む7人は日本でもっとも「小さな村」の首長たち。北海道から九州までの人口300人~1000人といった音威子府、檜枝岐、丹波山、北山、新庄、大川、五木の7村です。
小文字の小さな村「g7」サミットは、2018年の伊勢志摩「G7」サミットの向こうを張って!スタートしました。「消滅自治体」などとの心配はどこ吹く風、「過疎を逆手」に全国発信しようとの挑戦です。しかし野とも山とも分からぬままに、しかもコロナ禍で交流が制限される中で相互啓発の交流を続け、今や首相に面会し移住促進やふるさと納税の7村共同を提言する存在となりました。
このユニークなg7事業を着想したのは小村幸司氏。1965年の長崎生まれ、TVディレクターを経て地域おこし協力隊で丹波山村へ移住します。当時の伊勢志摩G7サミットの報道を見て、全国の7つの村に事業を仕掛け、発足させたのです。丹波山では「村民タクシー」なども企画し、さらに昨今は大田区にg7の東京拠点オフィスを開設するなど、その企画力の豊富さには圧倒されるというものです。
小村幸司。この素晴らしいアイディアマンの名前を少しでも多くの人に知って貰いたく、この「小さなブログ」にアップする次第です。
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