嶋津隆文オフィシャルブログ

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この4月は第3の人生の春か、第4の人生の春か

2015年04月08日 | Weblog

【京都嵯峨野(本人撮影)】

今週号のサンデー毎日の特集記事で『人生100年時代を豊かに生きる』という文字が目に飛び込んできました。そうかいよいよ人生100年時代と表現する時代感覚になったんだ、と感慨深く感じたものです。

1980年代後半に、NIRA(総合研究開発機構/政府のシンクタンク))に研究員として籍を置きました。その時の中心的な研究テーマが「人生80年時代の社会システムの構築に関する研究」。まだ人生60年、70年の感覚の中でしたから、何を事大主義的に取り上げるのだとの批判もありました。

カネと身体と生きがいが長い人生の三種の神器。この研究チームはそう提言しました。更にわずか半世紀にして人生は20年も伸長し、人生100年の時代となったのです。いよいよもって日本人は死なない時代になりました。その死なない人生の中で、カネと身体と生きがいをどう担保するか。前期高齢者の範疇に入ってみると結構重いものがあるというのが実感です。

そんな中での新年度が始まりです。この4月は私にとって第3の人生の春か、第4の人生の春か、それとも本格的な秋かと呟いてみる昨今です。


3月で田原市の教育長を辞しました。4月からは4つの顔を持っての生活になります。


1つは神奈川の松蔭大学で地域行政論などを数コマ担当します。2つは愛知大学で公務員論を教えます。3つは田原市博物館の特別顧問として故郷の文化行政の一端を担います。4つはNPOフォーラム自治研究の理事長として様々な地域の活性化に尽力したいものと考えています。

それにしても生きがいの基本はやはり大学でしょうか。先般も入学式があり、第一回目の講義も始まりました。若い学生たちは確実に生の息吹を発するもののようです。その証拠に、大学に行くたびに間違いなく“元気”を吸収している自分を感ずるのです。さあ人生100年まであと30年余。もう一踏ん張りも二踏ん張りもしてみることといたしますか。


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