私にとっては、初の伊坂幸太郎作品でした。最近、とても人気のある作家さんだと聞いていたので、以前から読んでみたいとは思っていたのですが、人気があるのか図書館でも予約しないと手に入らないのですよ。
何冊か予約した中で、やっとのことで届いた本がこちらだったのです。
どんな話なのかという事前の予備知識が全くなかったので、ドキドキしながら本を開いたのですが、案外薄いし字も大きくて、一安心!?
「死神」を主人公とした連作物で6話からなるのですが、文章も分かりやすく、親しみがあって、サクサク読めました。
この作品は設定もなかなか面白かったです。「死神」って聞いただけでも怖い印象ですが、この作品の「死神」はあくまでも「仕事」として人の死を決定しているだけだし、そこには何の感情も入らないというのが、リアルっぽくていいし、ミュージック好きというのも笑えましたしね。
最後の話を読んで、やられた!と思っちゃいました。
短編の連作物なので、1つ1つの話は独立していて、特に関連もなさそう・・・だったんですよね、途中までは。
それが、最終話で初めて、前の作品に登場した人物の話が出てきて、あれ?となったわけです。
今思えば、話の中で、「死神は時間の感覚がよく分からない」というような描写が何度も出てきてたんですが、これが伏線だったとは!!
小説ならではのトリック(と言えるかどうかは分かりません)だったんだなーと、作者様にしてやられた感じです。
しかし、この作品って、確か映画化されてませんでしたっけ???
どんな風に映像化したんでしょうか・・・。ちょっと見てみたくなりました。
何冊か予約した中で、やっとのことで届いた本がこちらだったのです。
どんな話なのかという事前の予備知識が全くなかったので、ドキドキしながら本を開いたのですが、案外薄いし字も大きくて、一安心!?
「死神」を主人公とした連作物で6話からなるのですが、文章も分かりやすく、親しみがあって、サクサク読めました。
この作品は設定もなかなか面白かったです。「死神」って聞いただけでも怖い印象ですが、この作品の「死神」はあくまでも「仕事」として人の死を決定しているだけだし、そこには何の感情も入らないというのが、リアルっぽくていいし、ミュージック好きというのも笑えましたしね。
最後の話を読んで、やられた!と思っちゃいました。
短編の連作物なので、1つ1つの話は独立していて、特に関連もなさそう・・・だったんですよね、途中までは。
それが、最終話で初めて、前の作品に登場した人物の話が出てきて、あれ?となったわけです。
今思えば、話の中で、「死神は時間の感覚がよく分からない」というような描写が何度も出てきてたんですが、これが伏線だったとは!!
小説ならではのトリック(と言えるかどうかは分かりません)だったんだなーと、作者様にしてやられた感じです。
しかし、この作品って、確か映画化されてませんでしたっけ???
どんな風に映像化したんでしょうか・・・。ちょっと見てみたくなりました。