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Yuhiの読書日記+α

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ターゲット 爆破監禁事件 in フランス

2008年04月07日 00時47分57秒 | 映画(た行)
フランスの映画。タイトルだけ見ると、サスペンス・アクション映画なのかと思いますが、どっちかというとコメディ色が強いストーリーでした。

<あらすじ>
恋人を探すためにテレビの人気番組に出ることを思い付いたクリスだったが、あっさりと断られる。仕返しにテロのまねごとをして憂さをはらしたが、本物のテロリストが現れ、指名手配されることに・・・。

最初にサスペンスものだと思いこんでいたせいが大きいと思いますが、コメディ色が強すぎて、私としてはいまいち楽しめませんでした。
というか、単純に笑いの方面に走ってくれてれば、まだ楽しめたと思うのですが、かなりブラック風味な笑いだったので、余計に辛い・・・。
フランス映画のコメディ物をあまり見たことがなかったんですが、笑いどころが分かりづらいというか・・・。多分、私にはあまり合わないんだと思います。

この題材なら、普通にサスペンスもの、あるいはアクションものとして作った方が良かったように思うのですが・・・・。


タイムマシン

2008年04月03日 01時45分44秒 | 映画(た行)
テレビで放映されていたのを見ました。「タイムスリップ」ものって、わりとよく見かける題材ですが、これは想像していたのとは全然違う方向へ話が向っていったので、かなりビックリしました。
キャストは、ガイ・ピアース、サマンサ・ムンバ、ジェレミー・アイアンズ他。

<あらすじ>
1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダーは、ある日、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまう。深い悲しみに暮れるアレクサンダーは、過去に遡ってエマを救い出したい一念で、ついにタイムマシンを発明する。エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーだが、運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。その理由を解き明かすため、今度は未来へ向けて時間移動して、2030年の世界へと降り立つのだった。(goo映画より)

途中まではよくある「タイムスリップ」ものという感じで、「バタフライ・エフェクト」が好きな私は結構楽しんで見ていたのですが、未来へ行くあたりから話が予想外の方向へ進んでしまって、ちょっとついていけなくなりました。

特に80万年後の未来の描写があまりにも現実離れして違和感ありありで・・・。ヘンな生き物が登場して人間を食べるとか、いきなりホラーみたいになるし、そこで出会った姉弟を助ける話にすり変わってきて、この物語の趣旨が分からなくなっちゃいました。

結局、タイムマシンを作ろうとした原因であるエマを助けるという事は、最後までうやむやのまま・・・なんですよね。
例えハッピーエンドでなくても、その辺りの描写をもっときっちり描いて欲しかったです。どうも消化不良でスッキリしません(T_T)

デスノート the Last name

2008年02月11日 00時09分26秒 | 映画(た行)
以前見た「デス・ノート(前編)」の続きです。前編を見た直後から、ずっと続きが気になっていたのですが、結局TV放映まで待ってしまいました。
その間にマンガ版の方は読み終わってたので、結末が分かっていたから、イライラせず待つことができたと言えるかもしれません。

<あらすじ>
死神が地上に落とした“デスノート”を拾ったのは、天才的な頭脳を持つ大学生、夜神月だった。刑事局長を父に持ち、強い正義感に貫かれた月は、ノートを使って凶悪犯を粛清し、自らの手で理想の世界を創りあげようと決意する。人々の間でささやかれ始めた救世主「キラ」の存在。一方、一連の「キラ事件」を解明するためにICPO(インターポール)が送りこんできたもうひとりの天才、通称L。神がかり的な推理力でキラの正体に迫ろうとするLに対し、知略を尽くして捜査網から逃れようとする月。そして、2冊目のノートが舞い降りる…。(goo映画より)


後編の目玉はやはり「L」との全面対決です。原作であるマンガとはラストの展開が異なっていると聞いていたのですが、こういう展開だったとは・・・。私は原作より、こっちの方がスッキリしてて良かったかなーと思います。
原作では、「L」の死でかなりガックリしちゃいましたからね・・・。それ以降は、イマイチ面白味に欠けた気がしましたし。この作品の一番の面白さは、天才同士の対決だったんだよな~と思います。

後編の最大の見所は、ライトが「L」の本当の名前を知り、デスノートに書くことができるかという点だと思うのですが、この辺は原作同様、かなり焦らされて緊迫感があって面白かったですね。
それに後編からの登場人物「ミサ」が重要ですよね。彼女は死神と取引をし、「死神の目」を持っていて、顔を見ただけで本当の名前と寿命を見ることができる・・・。Lが彼女に顔を見られたときは、原作を知っている私でも、かなりハラハラしました。それとラスト。これは原作と違うので、どういう展開になるのか分からなかったから。ここら辺も、原作を知っていても楽しめる要因なのかも・・・。

ライトの天才的な悪知恵の働きぶりも凄かったし、藤原竜也のゆがんだ表情もなかなか悪っぽくて良かったです。もちろん、L役の松山ケンイチも原作のイメージにピッタリで、マンガ版を読んだ今見ると(前編を見たときはマンガ版は読んでなかった)、さらに違った感慨深いものがあります。


チーム・バチスタの栄光

2008年02月10日 00時24分14秒 | 映画(た行)
2006年第4回「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した海堂尊原作の同名ベストセラーを映画化したものだそうです。ミステリーものが大好きな私としては、この原作が以前から気になっていて、ずっと読みたいなと思っていたのですが、なかなか小説を読む機会がなく・・・。映画の方が先になってしまいました。

<あらすじ>
東城大学付属病院では、桐生助教授(吉川晃司)を中心に、難易度の高い「バチスタ手術」の専門集団「チーム・バチスタ」を作り、26例連続して成功を収めていた。ところが最近、3例続けて術中死が発生した。桐生は患者たちの死が医療ミスなのか殺人なのかを調べることを院長に提案し、院長は不定愁訴外来の田口(竹内結子)に調査を依頼するが・・・。


こういうミステリーものは、犯人が誰なのかが分かっちゃうと、興味が半減してしまうので、詳しく感想を書けないのですが・・・。ひょっとすると、ネタバレしてしまう部分があるかもしれませんので、小説・映画を未読・未見の方は、以下の文章は読まないで下さいね~!


実はこの映画、私が最初に思っていた程、犯人が誰なのか?という謎解き部分はハラハラしませんでした。
「手術中の死」ということで、ある程度最初から犯人は絞られているのですが、<怪しい人>だと思う人は結構限られています。
きっと<怪しい人>だと思って欲しいんだろうなーと思うものの、どの人もさほど<怪しい人>という感じがしないんですよね。となると、「犯人かも」と思える人って限られてしまうわけで・・・。そういう意味では、最初に明らかになったことというのは、予想通りだったかなと思います。

この辺については、2時間程度の映画では、たくさんいる「バチスタ・チーム」の一員をを、1人1人詳しく描いてる時間がなかったんだと思うのですが、最初にちらっと紹介されたっきりの人もいるので、犯人かも・・・と思うほどの存在感がなかったのが原因かもしれません。ここでも、もっと怪しい人物がもっといれば、さらに面白くなったのに・・・とちょっと残念に思います。
それは、小説だともっと詳しく描かれているのかもしれないので、やはり小説版を読んだほうが推理小説としては楽しめるのかもしれませんねー。一度、小説版も読んで比べてみたい所なんですが・・・。

ただ、この話の「真犯人」の方は、ちょっと予想してなかったので、ビックリしました。まさか2段構えになっているとはね・・・。この辺は原作者の狙い通りなのかも・・・。

それにしても、この映画、田口と共に事件を捜査するはずの厚生労働省の白鳥(阿部寛)がなかなか登場しないので、やきもきしました。
前半は登場人物の紹介が主でやや平板に物語が進んでいったのですが、阿部さんが登場した途端、全体にメリハリが出るというか引き締まるというか、一気に目が覚めた気がします(笑)。阿部さんの濃いキャラクターはインパクトが凄いですね。

他のキャストも豪華でよかったですよ。田口役の竹内結子も不定愁訴外来勤務っぽい、のほほんとした所が良く出てましたし、桐生役の吉川晃司もエリート医師らしくカッコよかったし・・。でも、原作では田口役は「男性」なんですってねー!!これはビックリ。「チーム・バチスタ」は男性が大半なので、映画だと華がないから、あえて田口を女性にしたのかなと思いますが・・・。
白鳥と田口コンビは、原作ではどんなやり取りなんでしょう!?そちらも気になりますね。


トム・ホーン

2007年12月15日 01時26分32秒 | 映画(た行)
19世紀のアメリカ西部。かつてその名を轟かせたハンター、トム・ホーン(スティーブ・マックィーン)は、ワイオミングのハガービルのたどり着いた。そこへ、牧場主のコーブルから、この地区の牧場主たちが牛泥棒を退治して欲しがっているという話を聞き、早速退治に乗り出す。ホーンは次々と泥棒を退治し、名声を高めるが、そのやり方の乱暴さから少しずつ周りの人間に非情な人間と見られ始める・・・。

コーブルの回想という形の作品で、なんと実話を元にしているそうです。
実話だからなのか、物語にはあまり起伏がなく、淡々と話が進んでいきます。
古い時代の英雄だったトム・ホーンが、時代の流れに取り残され、やがて自滅していく・・・というような話のせいか、全体的にグレーがかったようなうす暗い印象の上、「え!こんな所で終わり!?」というようなラストでインパクトはあったものの、後味の悪さも残りましたね・・・。

一応、マックィーン演じるトムのハンティングシーンや格闘シーン、逃走シーンもあるのですが、すでにこの時、肺がんを患っていたというマックィーンは、アクションもキレがイマイチな感じではありました。

唯一、救いだったのが、乱暴だし売られた喧嘩は後先考えずにすぐ買っちゃうようなトム・ホーンにもちゃんと彼の良さを分かって理解してくれる人たちがいたこと。特に、牛泥棒退治の仕事を斡旋したコーブルは責任を感じていたせいもあったと思うけど、彼の為に最後まで力を尽くした所は、なかなか感動的でした。

この映画で初めてこの時代の絞首台を見たのですが、水を使って板が開くようになっているんですね~。自分で手を下したくないから考えた装置だとか言ってましたけど、結構凝った造りになってて、考えた人はスゴイな~と変なところで感心しきりでした。

椿三十郎

2007年12月10日 22時37分30秒 | 映画(た行)
黒澤明監督・三船敏郎主演の作品「椿三十郎」を森田芳光監督、織田裕二主演でリメイクしたもの。1962年の黒澤・三船版「椿三十郎」は、とても評判のいい作品と聞いていましたが、実は私は見たことがありません。
元々とても評価の高い作品をわざわざリメイクするというのは、監督や俳優さん達にとっては、結構勇気のいることではないかと思います。
オリジナルを見ていない私でも、ちょっとムボウなんじゃないかと正直思っていたくらいなのですから、そちらを見て高い評価をしていた人からすると、どう思うんだろう???とちょっと気になるところではあります。

簡単なあらすじ・・・

ある神社で井坂伊織(松山ケンイチ)ら、9人の若侍たちが大目付の菊井(西岡徳馬)や次席家老黒藤(小林稔侍)らの汚職について密談していると、椿三十郎(織田裕二)という浪人が突然現れた。密談を盗み聞きしていた三十郎は陰謀の黒幕を見抜き、若侍たちに伝えるが、すでに時遅し。室戸半兵衛(豊川悦司)率いる菊井の手下に囲まれていたのだった。見るに見かねた三十郎は、若侍たちを逃がしてやり、さらには大目付らの悪事を暴くことに手を貸すのだが・・・。

善と悪の対比がはっきりとした痛快なストーリーです。テンポも良いし、笑いどころも多くて、時代劇をあまり見ないような方も楽しめるのではないかと思いました。

織田裕二も豊川悦司も勿論良かったけど、悪役の3人(西岡徳馬、小林稔侍、風間杜夫)の重厚で老練な演技が光っていたように思います。こういう勧善懲悪もののストーリーは、悪の側がしっかりしてないと、正義側が輝かないと思うので、こういう実力のある役者さんを持ってきたのは良かったのではないでしょうか。

それに中村玉緒も浮世離れした感じがすごくよく出ていて、ピッタリの役柄でした。娘とトシが離れすぎてるところが多少気にはなりましたが・・・。
あと藤田まこと!まさか、あそこで登場するとは思ってなかったので、すごくインパクトがありました。昼行灯の役といえば、藤田さんでしたよね~(必殺シリーズ見てなければ分かりませんね)

考えてみれば、見に行くつもりがあまりなかったので、キャスティングなんて全然気にしてなくて、織田裕二が主演でトヨエツが出てるっていうことくらいしか知らなかったんですよね。だから、意外な人が意外なところで登場して、それも結構楽しめました。

この映画を見て、オリジナル版にとても興味がわいてきました。脚本などはほとんど手を加えてないそうですし、どの辺が違っているのか、どういう演出をしているのか見比べてみると面白そうです。

トータル・フィアーズ

2007年12月08日 00時53分34秒 | 映画(た行)
トム・クランシー原作の政治サスペンス。TVの放送で見ました!

あらすじ・・・

CIAの情報分析官ジャック・ライアン(ベン・アフレック)は、ロシアの新大統領にネメロフ(シアラン・ハインズ)がついたことで招集され、CIA長官のキャボット(モーガン・フリーマン)と共にロシアへ飛んだ。次の日曜日、ロシアがチェチェンの首都に毒ガス攻撃を仕掛けたことを知る。ライアンはこれがネメロフの指令であることを否定するが、ネメロフはテレビで自分の決断であることをコメント。だがライアンの読みは正しく、チェチェン攻撃はロシア軍の不満分子が命じたものだった・・・。


ベン・アフレックとモーガン・フリーマンの共演ということで、結構期待して見たのですが、アクション的にもサスペンス的にも中途半端なお話だった気がします。
アメリカ対ロシアで核戦争に突入するかも!!!という緊迫感が、この物語の一番の見どころだと思うのですが、戦争を決断するはずの両国大統領の側近が多すぎる上、それぞれの顔も主義主張も覚えきれず、かなり混乱してしまいました。
ひょっとすると、原作はもっと詳しくそれぞれの事情なんかを詳しく描いていて、もっと分かりやすいストーリーなのかもしれませんけど、映画ではやはり時間的な制約があるから、詳しいことを端折ってしまってるんでしょうねー。

それに肝心のベン・アフレックやモーガン・フリーマンの活躍もいまひとつパッとしない感じだったですし、見終わった後のスッキリ感があまりなかったですねー。

また、核爆弾が落ちたというのに、防護服を着ずに動き回ったりしてましたが、あれって大丈夫なの???と心配してしまいました。
日本人なら広島や長崎に原爆が落ちた後に救助活動をした人も被爆したっていう事実を知っていますが、この製作者は知らないのかな?とかなり疑問に思っちゃいましたよ。

唯一、スゴイ!と思ったのが、核爆弾がボルティモアに落ちたときの映像。ものすごい爆風が大統領の車を飲み込んだり、ヘリコプターまでもを操縦不能にしたり・・・。ゾーっとする程、迫力満点でした。

タイタス

2007年12月01日 00時10分15秒 | 映画(た行)
1999年、アンソニーホプキンス主演の映画。シェイクスピアの戯曲『タイタス・アンドロニカス』を斬新な演出で描いた作品。

あらすじは・・・。

ローマの英雄タイタスはゴート族との戦いに勝利し、女王タモラと3人の息子を人質に凱旋した。丁度そのころ、ローマでは、亡き皇帝の長男サターナイアスと弟パシアナスが帝位継承を巡り争いを繰り広げている最中だった。裁定を委ねられたタイタスは、自分の娘の許婚であるバシアナスを退けサターナイアスを皇帝に推挙し、さらには娘をサターナイアスに嫁がせようとまでするが、娘はバシアナスと駆け落ちし、タイタスの息子達も父に反抗し、娘とバシアナスの味方をしたのだった。
皇帝になったサターナイアスは、タイタスの娘や息子に恥をかかされたと憤り、復讐を始める。皇后にしたタモラも、タイタスに自分の長男を殺された恨んでいたことも重なって、タイタス一族に対する復讐は凄惨を極めるのだった・・・。


古代ローマを舞台にした話だということで、古めかしい言い回しがたくさん出てきて、ちょっと驚きます。しかし、さらに驚くのは、古代と現代が融合したような不思議な衣装や家具、小道具が使われているんですよね~。これを時代考証がめちゃくちゃやん!と憤るか、斬新な演出と受け取るかは、人によってかなり分かれそうではありました。

物語としてはひたすら凄惨極まる復讐劇で、かなりグロいシーンの連続でした。映画館で見てたら、かなり怖かっただろうな~
シェイクスピアの原作もこれほど残酷な復讐ばかりの物語なんでしょうか???
グロいのが苦手な方は要注意の映画です。

ちなみに、主人公のタイタスを演じるアンソニー・ホプキンスの演技は、さすがにすごかったです。特に中盤以降の段々と狂気を宿してくる演技は、すごい迫力でした。さすがレクター博士を演じた方だけありますね~。



デジャヴ

2007年11月17日 23時45分36秒 | 映画(た行)
ジェリー・ブラッカイマー監督の作品。この映画が公開されていた時は、かなり宣伝してましたよね。気にはなっていたんですが、見るチャンスがなかったので、DVDを借りてみました。

あらすじは・・・

海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが、突如大爆発を起こした。ATFの捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)は現場を捜査し、爆発がテロだった事を証明。さらに爆発現場の近くで発見された女性の死体も、鋭い観察力で殺人によるものだと見抜いた。と同時に、ダグはその死体の女性・クレア(ポーラ・パットン)に奇妙なデジャヴを感じる。爆破事件とクレアの殺人が関係あると見たダグは、彼女の部屋の捜索へと向かった・・・。

なんとも不思議な感覚のする作品でした。過去を変えるという話は結構よく見かけるのですが、これはその手法がまた独特で、過去と現在を同時に存在させているんですよね。特に中盤のカーチェイス場面は圧巻というかアゼンというか・・・。すごいんだけど、分かりにくいという両極端な感じでしたね。

前半は、タグが論理的にテロ犯の犯行を解き明かしていき、普通に刑事もの、サスペンス物として楽しめますが、中盤以降は好みが分かれそうな展開のように感じました。
私としては、過去のクレアの家を調べたり、過去の自分宛に警告メモを置いたりする辺りまでは、どんな謎が隠されているのか、果たして過去は変えられるのか、かなりドキドキしながら見ていたのですが、ついに自分で乗り込んでいく所くらいからは、ちょっとな~と違和感を感じたんですよね。
特にラストがまた微妙。そういうオチにするしかないだろうとは思ったけど、ちょっとご都合主義すぎる気がして、いまひとつ後味が良くなかったです。

それに、この事件の要である、テロ犯の目的って一体なんだったの?どうも私にはよく分からなかったんですが・・・。
あと、タイトルの「デジャヴ」というのも、イマイチ生きてない感じでしたね。過去を変える事と、デジャヴと言う現象ががうまく繋がらないというか・・・。

色々と書きましたが、それなりにハラハラさせられましたし、決して面白くない作品というわけではなかったです。ちょっと期待しすぎたかな・・・。

トランスポーター2

2007年11月08日 23時36分22秒 | 映画(た行)
前作は見ていないのですが、テレビでやっていたので見てみました(録画ですけど)。
テレビバージョンでは、最初に前作のあらすじをやってくれていたので、見ていなくてもだいたいのところは分かりました。

で、今回のあらすじですが・・・

契約厳守、名前は聞かない、頼品は開けない、という3つのルールを厳守する運び屋フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)は、高額な報酬と引き換えに、ワケありの依頼品であろうが正確に目的地まで運ぶプロ中のプロ。
引退を決意した彼は例外的な依頼を引き受けた。それは金持ち一家の7歳になる息子・ジャックの送迎だ。いつも寡黙なフランクだったが、次第にふたりの間に愛情が生まれる。しかし、予想外の罠が仕掛けられていた・・・。


主人公フランクは、プロ中のプロの運び屋ということで、運転技術はすごいんだろうなと思っていましたが、それ以外の格闘等もすごかったー!まさにスーパースターですね。
リュック・ベッソン式の派手で激しいアクション・シーンは、ちょっとやりすぎ感がありましたけど、ジャックとフランクの心の交流はなかなか良かったです。
それに、今回は新たにルールが一つ増えてました。ルールその4は、守れない約束はしない、でした。かっこいい~。

勧善懲悪ものなんで、ベタなストーリー展開ではありますが、とにかくスピーディでダラダラしないし、中でもカーアクションシーンはすごい迫力でした。
後味もスッキリなのが良いですね!

トリプルX

2007年10月11日 00時43分17秒 | 映画(た行)
国家エージェントとなったストリート・アウトローの活躍を描くアクション。
エクストリーム・スポーツのカリスマ、ザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)は、危険なゲームに命をかける男。そんな彼に、NSAこと国家安全保障局のベテラン・エージェント、アウグスト・ギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)が目をつけた。強引にシークレット・エージェントに任命され、“xXx"のコードネームを与えられたザンダーは、テロ・グループ「アナーキー99」潜入捜査のため、渋々チェコのプラハへ向かうこととなる・・・。

テレビでやってるのを見ました。一応、スパイ物のようですが、アクション中心なので、サスペンス的なハラハラ感は求めない方がいいと思います。ただ、アクションはかなり派手で、スリル満点です。ツッコミどころはたくさんありますが、この映画の最大のポイントは迫力満点のアクションにあります。ご都合主義じゃない?という疑問はこの際横においておいて、あくまでもエンターテイメントとして楽しむべき映画ですね。

ザンダーのキャラクターは、かなり口は悪いし、普通だったらヒーロー役にはならないようなタイプ。それが、ひょんなことから体制側につかざるをえなくなったところが面白いですね。



タイフーン

2007年09月18日 01時51分19秒 | 映画(た行)
 アメリカの偽装船舶が、日本へと極秘裏に輸送していた核ミサイル用衛星誘導装置をシン(チャン・ドンゴン)率いる海賊に強奪された。事実が公になることを恐れた日米両国は韓国大統領へ事件の黙認を要請するが、韓国国家情報院は独自の捜査を開始する。この捜査の作戦要員として任命されたのは、アメリカで特殊訓練を受けた海軍大尉カン・セジョン(イ・ジョンジェ)。セジョンは東南アジアを根城にする海賊シンとそのグループによる強奪事件であることを突き止める。同じころ、シンは、衛星誘導装置と引き換えにロシアから核廃棄物を手に入れようとしていた。そして、生き別れになっていた姉ミョンジュ(イ・ミヨン)がウラジオストックの売春宿にいるという情報も手に入れた・・・。
シンの一家は、かつて北京のオーストラリア大使館に逃げ込んだ脱北者だった。しかし、韓国に亡命を拒絶されたシン一家は、姉とシン以外は全員殺害され、それを恨み、朝鮮半島を壊滅させる恐るべき計画を遂行しようとしていたのだ・・・。

 
 シンと姉のミョンジュの再会場面は、予想以上に感動しました。子供の頃、中国の僻地を逃げまどった過去の映像を見せられた後だけに、余計にジーンときたというか・・・。こういう姉弟愛って、ハリウッド物ではなかなか観られない気がします。

 ストーリー的には、ちょっと無理があるなと思うところも多くて、あまり物語の中に入っていけませんでした。特に、核廃棄物を台風にのせて飛散させる計画とか、あまりに非現実的で・・・。
ですが、愛国心の強いセジョンと韓国(朝鮮半島)を恨むシンとの1対1の闘いは、すごく凄味と迫力があり見ごたえありました。
単なる勧善懲悪物ではなく、この世の不条理のようなものを感じる映画でしたね。
ラストのシン一家の幸せそうな様子が切ないです・・・。

 私は、チャン・ドンゴンの出演している映画を観るのは初めてだったのですが、恐るべき目力のある俳優さんですね。アジア人にしては体格も良くて、こういうアクションものをやってても、映えるというか・・・。

 

天国は待ってくれる

2007年09月04日 01時01分06秒 | 映画(た行)
岡田惠和の同名の小説を本人自らが脚本を書き映画化した、3人の男女の青春もの。主演は、V6の井ノ原快彦、岡本綾、EXILEの清木場俊介。

あらすじは・・・

主人公の宏樹、武志、薫の3人は、本人たちだけでなく、親たちも同じ小学校に通った幼なじみ。3人は、「聖なる三角形」を描いて、一生の友情を誓った。誓いの通り3人の友情は大人になっても変わらなかった。ある日、武志は宏樹の前で薫にプロポーズをした。薫は戸惑うが、武志と結婚する事を決める。しかし、婚約パーティーの日、武志は交通事故に遭い、そのまま意識不明となる。3年後、宏樹は、初めて薫に思いを告げ、結婚の約束をするが・・・。


たまたま知人にDVDを借りて観たのですが、あらすじを読んだだけでも分かる、思い切りベタな話ですよねー。
特に設定が、「タッチ」とすごくかぶってる気がするんですが、私の気のせい!?
こういう男女の三角関係ものって、ドラマでも漫画でも出尽くした感があったんですが、最近の純愛ブームに乗ってこういう設定になったのかな・・・。

「タッチ」と違うところは、三角関係のうちの1人が死なずに、意識不明となってるってところ。
さらに、彼らの親も、元々は三角関係にあったこと・・・でしょうか。

ベタだし、オチも分かってるよ・・・と思いつつ、やはりラストはちょっとだけホロっとしてしまいましたね。もうちょっとテンポよくして欲しかったけど・・・。

そうそう、岡本綾って、もう引退したんだっけ?これが見納めってことかな。



トニー・レオンのミッドナイト・エクスプレス

2007年08月29日 01時32分25秒 | 映画(た行)
 汚職が横行していた、1960年代の香港が舞台の刑務所もの。TVでやっているのを見たのですが、かなり重~い話でした。

 新聞記者のオン(トニー・レオン)は、警察官の汚職の暴露記事を書き続けていた。それを苦々しく思っていた警官に麻薬所持の濡れ衣を着せられて、警察へ連行される。最初は、罪を認めないオンだったが、家族にまで危害が加えられると知り、ついに罪を認め、3年間の懲役となる。
刑務所では、看守や先輩囚人たちの暴力やいじめが横行し、屈辱的なことや辛いことばかりが続くのだった・・・。

 刑務所の中の様々な暴力やいじめ、又、そういうことをする人たちのキャラは、「プリズン・ブレイク」とかぶってる所が多いですね。あのドラマを見ていたので、刑務所内ではこういうこともあるんだなということは、あらかじめ分かっていた訳ですが、それでもこっちの方が描写がリアルすぎて、気持ち悪く衝撃的でした 思わず目を背けるシーンも多くて、息苦しくなってきました。

 後半は、オンも刑務所生活に慣れ、周りの囚人達にも一目置かれるようになり、段々とキツイ描写は少なくなってきたので良かったです。そしてついに、囚人達が結束して、一番陰険な看守を逮捕させることにも成功!この辺は、スカッとしましたね。

 それにしても、そもそも刑務所に入る原因になった悪徳警察官ですが、あれで警部だなんて!ここまでアクドイ警官がいるなんて、本当に怖すぎます・・・。
映画だけの話だといいんですけどね。


007/カジノ・ロワイヤル

2007年08月25日 00時32分39秒 | 映画(た行)
「007」のジェームズ・ボンドの若き日を描いた作品。とは言っても、かつてのボンドとは年代設定が違い、若き日といっても冷戦時代を描いたものではなく、すっかり現代に置き換えられてました。新生ボンドの誕生ということらしいです。で、この新生ボンド役にはダニエル・クレイグ。本作「カジノ・ロワイヤル」には続きがあるそうなので、今後も彼がボンドを続けることになるのかな。

さて今回の話は、これまでの「007」シリーズとはかなり違っているようです。
なので、以前からのファンの人にすると、恒例だったことがなくなっていたり、変更されていたりで、違和感ありありだったかもしれません。
が、私自身は、以前の「007」をちゃんとした形で見たことはなかったので(TVでやってるのをちらっと観たことはありますが)、時代設定や俳優、小道具などが変わっても、どこが違うのかも分からない程なので、全く独立した一つの作品として観ることができました。

観る前に思っていた程、派手なアクションシーンというのはなく、どちらかというと頭脳戦、あるいは心理戦という感じだったのですが、それがまた現実的で良かった気がします。

まだ若き日のボンドは、人間的にも未熟で、自惚れや上昇志向が強く、いろいろな失敗をするのですが、そこも人間らしくてグッド。
それと所謂ボンドガールも、単なるお色気担当じゃなく、知的でストーリーに溶け込んでいたのも良かったです。
ちなみにエヴァ・グリーンという女優さんは、私は初めて見たのですが、本当に綺麗 
それも単なる美人というのではなく、知性やしとやかさ、強さなど色んな面が見えて、すごく印象に残りました。

この話のメインは、カジノでの大金を賭けたポーカーゲームにあるのですが、ここはかなりハラハラしました。カジノでの頭脳戦だけあって、俳優さん達の実際の動きというのは少ないけど、息をのむ緊張感があって、すごくドキドキしました。

ただ難を言うと、私自身にポーカーの知識がないので、どのくらいすごい手なのか、あるいはマズイ手なのかが分からないということ。こういう人って結構多いんじゃないでしょうか?
このカジノシーンが長い&重要なだけに、ちょっと勿体無かったです。

あと、ボンドガールであるヴェスパーとの恋も、この話では重要な位置を占めているわけですが、そこもちょっとツメが甘い。もうちょっと恋愛関係になっていく過程をじっくり描いて欲しかったなー。ボンドにとって重要な事だけに惜しいなーと思ってしまいました。

でも、最後までハラハラするシーンがあり、なかなか楽しめたので、もし続編があれば是非見てみたいなーと思います。