Yuhiの読書日記+α

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逃走迷路

2011年05月01日 22時52分17秒 | 映画(た行)
無実の青年が警察の追跡を逃れながら真犯人を探す、ヒッチコック得意の“巻き込まれ方サスペンス”の代表作。監督はアルフレッド・ヒッチコック、キャストはロバート・カミングス、プリシラ・レーン、ノーマン・ロイド、オットー・クルーガー他。

<あらすじ>
航空会社で働くバリー(ロバート・カミングス)は、ひょんなことからナチス・ドイツの破壊工作に関連した殺人事件に巻き込まれ、犯人として警察に追われる羽目になる…。


1942年の作品ということで、正直イマイチかもなーと思いながら見始めたのですが、緊迫感のあるストーリー展開で、見ている内に、どんどんひきこまれました。
サスペンスですので、ハラハラ・ドキドキさせられるシーンは満載ですが、特にラストの自由の女神像のシーンは圧巻!!すごい緊迫感で、手に汗握りました。

確かに映像的には、現在の技術から見ると稚拙だなと思う部分もあるのですが、映画というのはやっぱり技術だけではないんですね。
ストーリーが良ければ、どんな時代でも十分楽しめる作品になるということの表れだと思います。

実は適当に録画していたおいたものを見たので、見終わるまでヒッチコックの作品だとは全然知りませんでした。
後でこの感想を書くためにネットで調べてヒッチコックの作品だと知り、なるほどな~と納得した次第です。

天使と悪魔

2011年04月26日 00時53分47秒 | 映画(た行)
ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の大ヒット作、『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる歴史犯罪ミステリー。その他のキャストは、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド他。

<あらすじ>
宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、秘密結社・イルミナティの復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが……。(シネマトゥデイ)


以前にローマやバチカンへ行ったことがあり、とても懐かしい場所が次々と映し出されて、ちょっと嬉しかったです。歴史ある街並みって、やっぱりいいな~。また行きたくなってきました。

ストーリーの方は、正直ピンとこない部分も多かったです。犯人に関しても、2段構えになっていましたが、最初に犯人と目された人については、正直違和感ありましたからねぇ・・・。きっとこの後もう1段あるなと思っていたら、案の定でした。

それにしても、真犯人がなぜここまで大掛かりな犯行を企てたのか?ということについて、私の見方が悪いのか、良く分かりませんでした・・・(汗)。
特に、4人の教皇が犠牲になった理由もこじつけとしか思えませんでしたし、他にも教皇がたくさんいる中であの4人が狙われた理由も描かれていなかったですよね?
ひょっとすると、原作小説の方にはきっちり描かれているのかもしれませんが、映画では時間の関係からか、かなりあいまいな部分が多くて、今思い返してみても、結局何だったんだろう?と思ってしまうんですよね。

映画を見ている最中は、アクションもあったし、それなりに緊迫感もあったので、楽しむことはできたんですけどね。
サスペンスの部分ではもうひとひねり、ミステリー部分では丁寧さが欲しかったです。

題名のない子守唄

2011年02月07日 01時15分41秒 | 映画(た行)
北イタリアの港町を舞台に、忌まわしい過去を抱える美しきヒロイン、イレーナの愛と謎に満ちた物語を描く。監督はジュゼッペ・トルナトーレ、キャストはクセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド、クラウディア・ジェリーニ他。

<あらすじ>
北イタリアのトリエステに長距離バスでやって来たイレーナ(クセニャ・ラポポルト)は、貴金属商を営むアダケル家のメイドになる。家事を完ぺきにこなす彼女は、アダケル夫人(クラウディア・ジェリーニ)から瞬く間に信頼を得るようになる。また、4歳になるアダケル家の娘テア(クララ・ドッセーナ)とも心を通わせ合うようになるが……。(シネマトゥデイ)


序盤から衝撃的な映像で、ぐいぐい惹きつけられました。しかも、主人公の女性イレーナの行動が謎に満ちていて、サスペンスのような雰囲気を醸し出していて、最後まで緊迫感があって飽きることのない作品でした。

題名だけは聞いたことがあって見てみたいと思っていましたが、思っていたのとは全然違うストーリーでした。でもすごく見ごたえがあったし、母性の奥深さがとても感じられて、満足できる作品だったと思います。

後味がいいとは言えない部分もあるし、バッドエンドでもない結末で、程良いさじ加減が効いていたように思います。
また、イレーナを演じた女優さんの体当たり的な演技は本当に凄かった!鬼気迫る迫力がありましたよ。

劔岳 点の記

2010年09月03日 00時27分27秒 | 映画(た行)
険しい山を舞台に、測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた新田次郎の同名小説を映画化したもの。監督は木村大作、キャストは浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮崎あおい他。

<あらすじ>
明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出し……。(シネマトゥデイ)


今回の映画の劔岳は、立山へ行った時に見たことがあります。遠目にもものすごく大きくて立派な山だなーと思ったことを記憶しています。その山が舞台ということで、この映画、とても楽しみにしていました。

ストーリーは、あくまでも測量のために山に登る・・・という感じで、わりと淡々としていました。しかも劔岳オンリーではなく、劔岳に向かう前に近くの山々を登って測量していくシーンが続き、いつになったら劔岳が出てくるのかなーと思ったくらい焦らされました(汗)。

で、ようやく、劔岳に登ることになり、初登頂という前人未踏の快挙を成し遂げるかと思いきや、肝心の頂上に到達する場面がアッサリ省略されていて・・・。一番いい所なのにそのシーンがないなんて・・・と焦りました(苦笑)。ま、その後に実は前人未踏ではなかったことが分かり、ますます「ええー!」という展開になるのです。
なので、爽快感や達成感が得られるストーリー展開ではなく、ちょっと消化不良な感じがしました。

でも、普通に山に登る人よりも、ずっと大きな荷物(測量の道具)を抱えているわけだし、すごいハンデを背負っていますよね。でも、世間はあくまでも、「初登頂」や「前人未踏」にこだわって、評価しないのです。特に軍の上層部の態度にはあきれて物も言えません。
自分達が危険な任務に命じておいて、最後はあの仕打ち・・・。本当にヒドイ話です。

が、同じ山を目指した山岳会の人たちとは、最後に心が通じ合ってるのが分かって救われた気がします。あの劔岳に登ることの難しさが本当の意味で分かっているのは、やはり同じ山に登って苦労をした人だけなんでしょうね。

キャストでは、香川照之さんがすごく光ってました。最近、あちこちの映画やドラマで見かけますが、本当に上手いし味があるなーと思いました。この映画も、主役は香川さん演じる長次郎だと言ってもいいくらい、存在感と魅力がありましたね。

トイ・ストーリー2

2010年08月23日 00時28分07秒 | 映画(た行)
カウボーイ人形のウッディを主人公に、オモチャたちの世界をフルCGで描いたディズニーアニメ。監督はジョン・ラセター。

<あらすじ>
ある日、ウッディがオモチャ屋のアルにさらわれてしまう。ビンテージ品としての価値に目を付けたアルは、彼を博物館へ売りつけようと奔走。ウッディの友人であるバズたちは、彼を助けるためアルの行方を追う。(allcinema ONLINE)


このシリーズは、アニメなのに結構いいよーと、周囲の評判が結構良かったので、一度見てみたいなと思っていました。
ラッキーなことに、テレビで放送してくれたので、録画して見たのですが、「アニメ」ということで、てっきり日本のアニメのような可愛いキャラクターを想像していたら、妙にリアルであまり可愛いと思えない登場人物たちに、最初はちょっと面くらいました。
ストーリーが分かるにつれ、全然気にならなくなってきましたが、アニメと実写の中間っぽい感じですよね。ピクサーの他の作品を見たことがありますが、私が見た中ではこれが一番実写っぽくて、不思議な感じでした。

ストーリーの方ですが、「1」も見ていないのに、いきなり「2」を見てしまい、最初の方は人間(人形)関係がよく分からず、???な状態でしたが、ウッディと仲間たちの絆がだんだんとわかり初めて面白くなっていきました。
子供はいつかは成長して、自分(おもちゃ)たちを必要としなくなっていく件は、ちょっとしんみりしましたねー。
私も昔もっていた人形を結局は捨ててしまったしなぁ・・・。ちょっと胸が痛みますね。

ターナー&フーチ/すてきな相棒

2010年08月14日 00時09分56秒 | 映画(た行)
トム・ハンクス扮する潔癖症の男と、とっても下品な犬によるドタバタ・コメディ。監督はロジャー・スポティスウッド、キャストはトム・ハンクス、メア・ウィニンガム、クレイグ・T・ネルソン他。

<あらすじ>
小さな港町の警察捜査官スコット・ターナーは、異常なまでに几帳面な男。そんな彼が事件の行きがかり上、ある犬を預かることになる。このフーチという名の犬、とてつもなくだらしなく、卑しく、行儀が悪い。この犬を預かったばかりに、彼の今までの平穏な生活は崩れてゆく。(allcinema ONLINE)

トム・ハンクスって、こういうコメディ調がとても似合う俳優さんだったんですねー。最近は、結構渋い役が多くなってるようですが、この頃のコメディ系の映画はどれも面白いです。

この映画も、いわゆるドタバタ・コメディに入るのでしょうけど、単にドタバタしているだけでなく、事件を捜査したり、しんみるくる部分もあって、バランスが良いですね。
時間もわりと短めですが、過不足ない作りで好感が持てました。

しかし、動物ものって多いですが、こんなに不細工で可愛くない犬は初めてです(苦笑)。見た目も可愛くないし、汚いし、乱暴だし、こんな犬を飼わなければならなくなったトム・ハンクスって気の毒~!なんて思っていたのですが・・・。
ラストには、結構自分も肩入れしちゃってて、こんなに賢くていい犬はいない!と思うようになっていました。ストーリーでこんなに評価が変わるなんてね。自分でもびっくりです。

ドラムライン

2010年07月27日 00時17分23秒 | 映画(た行)
マーチング・ドラムを学ぶため、名門大学に入学した主人公が挫折を味わいながら成長していく青春物語。監督はチャールズ・ストーン三世、キャストはニック・キャノン、ゾーイ・サルダナ、オーランド・ジョーンズ、レナード・ロバーツ他。

<あらすじ>
天才的マーチング・ドラマーのデヴォン(ニック・キャノン)は、音楽特待生としてAT&T大学のマーチング・バンドを率いるリー監督(オーランド・ジョーンズ)にスカウトされる。が、体育会的ノリについていけず……。(シネマトゥデイ)


どんなストーリーか知らずに見たのですが、なかなか面白かったです!他の学校とのマーチング・バンド対決なんて、迫力はあるわ、フォーメーションも色々凝っていて、すごく見ごたえありましたし、全然退屈しなかったです。ストーリーはよくある学園もので、可もなく不可もなく・・・といったところですが、それを補ってあまりあるマーチング・バンドシーンです。

それにしても、マーチング・バンドってよく知らなかったけど、思った以上に激しい運動量で、まさに運動部なみ。もっと優雅なものかと思っていたので、ビックリしました。

この映画を見て初めて知りましたが、アメリカでは、マーチング・バンドがすごく盛んなんですね。音楽だけでなく、フォーメーションや振り付けなど、見る方もとても楽しめるし、バンド全体が一つになるって、とても気持ちが良さそうで、私もやってみたかったなーと思います。それは今更無理ですが、せめて生で見てみたいなぁ・・・。

ところで、この映画に出ていたヒロイン。どこかで見たことがあるような・・・と思って、後で調べてみたら、なんとゾーイ・サルダナ!!あの「アバター」の女の子ですよね。こんな映画にも出ていたんですね。

あと主役のニック・キャノン。私は初めて見たのですが、笑った時の顔がとてもチャーミング!不貞腐れた顔をしている時は、悪ガキっぽいけど、笑ったらすごく素直な良い子に見えてしまう・・・。
ところで、この方。マライア・キャリーの旦那さんなんですね。それも初めて知ってビックリでした。

トゥルー・クライム

2010年05月16日 13時34分54秒 | 映画(た行)
死刑執行当日、無実の死刑囚を救うために奔走するヴェテラン新聞記者の姿を描くサスペンス。監督&主演はクリント・イーストウッド、その他キャストはイサイア・ワシントン、リサ・ゲイ・ハミルトン、ジェームズ・ウッズ他。

<あらすじ>
北カリフォルニア・オークランド。地元の新聞記者エベレットは服役中の死刑囚に死刑執行前の最後のインタビュー取材を行うことになる。自分の“カン”を何よりも信じるエベレットは彼が無実であることを確信、ひとり事件の洗い直しを始めるが、死刑執行まで残された時間は既に12時間を切っていた……。(allcinema ONLINE)


最近、クリント・イーストウッド監督の作品がすごくいいものが多いので、10年以上前の作品ですが見てみました。感想は、やっぱり、クリント・イーストウッド監督の作品にハズレナシ!でしたよ。派手さはないけど、なかなか良い作品だなと思いました。

まず、処刑される予定の犯人が無罪なんだろうというのは、最初から予想できますが、酒と女にだらしなく会社でも浮いている存在の一人の新聞記者が、果たして無実を証明できるか?ということ。さらに、タイムリミットまで12時間しかないという、時間制限があるせいで、かなりハラハラさせられました。

しかも、単なるサクセスストーリーというのではなく、主人公の新聞記者も過去に間違いをおかしていたり、だらしない性格を持たせることによって、この作品に奥行きが出ていると思いました。

クリント・イーストウッド演じる新聞記者が、何故あんなに女にモテるのか?というのは、少々謎でしたけど、だらしなく酔っ払っている姿なんかは、俳優としてもやっぱり上手いな~と思いました。
「グラン・トリノ」で俳優としては引退するという発言をしたそうですが、勿体ないですね~。



デトロイト・メタル・シティ

2010年03月16日 19時18分53秒 | 映画(た行)
若杉公徳原作の大人気コミックを実写化した青春爆笑コメディー。監督は李闘士男、キャストは松山ケンイチ、加藤ローサ、秋山竜次、松雪泰子、宮崎美子他。

<あらすじ>
純朴な青年、根岸崇一(松山ケンイチ)は、ポップミュージシャンを目指して大分県から上京する。だがひょんなことから人気悪魔系デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティ”のギター&ボーカルとして活動することになる。彼らのデビューシングルは大ヒットを記録し、崇一は自分の意思とは関係なくカリスマ悪魔歌手に祭り上げられていく。(シネマトゥデイ)


原作漫画は読んだことがありませんが、知らなくてもなかなか楽しめました。ちょっとドタバタしすぎなのと、先が分かりすぎる展開なのが難点。もっと意外性が欲しかったですねー。
原作の漫画はどんな感じなのかな?ちょっと興味が出てきました。

この映画はなんといっても松山くんありきですね。DMCなりきりぶりは、かなり面白かったです。最近、色々な作品で見かけますが、どんな役でもうまくこなせてすごいですね。今後の活躍に期待します。


デッドゾーン

2009年11月13日 00時08分56秒 | 映画(た行)
スティーブン・キング原作で、交通事故のために超能力をもつようになった男を描いたSFスリラー。監督はデイヴィッド・クローネンバーグ、キャストはクリストファー・ウォーケン、ブルック・アダムス、トム・スケリット、ハーバート・ロム他。

<あらすじ>
交通事故に遭い5年の昏睡状態から覚めた時、手に触れるだけで相手の未来を予知出来るようになった男。ある議員がやがて世界を破滅に導くと知った時、男は自分の使命を感じとるが……。常人にはない能力を備えたがために、世間との間に起きる摩擦に苦しみ、やがてその運命に取り込まれて行く男の悲劇を淡々と描いたSF映画の佳作。(allcinema ONLINE)


アメリカで放映されていたアンソニー・マイケル・ホール主演のドラマ版の方は、シーズン3まで見ていたので、おおよその内容は知っていたのですが、それでもすごく楽しく見ることができました。

実はドラマ版の方は、主人公の超能力を使って色んな事件を解決していく部分だけをエンドレスで放送していて、原作にあるラストの部分へはなかなか進んでいかないのですが、映画はちゃんと結末へ向かって進んでいくので、また違ったストーリー展開として見ることができました。

ドラマ版よりも時間が限られている分、超能力を持ってしまったものの悲哀がギュっと凝縮されて、見るものに強い印象を与えたのでしょうね。
ラストは切なかったですが(ドラマでは私はまだこの部分には達してないのでショックを受けました)、結末をつけるとしたら、こうしかないのかもなぁ・・。

俳優さんたちの演技もなかなか。特にクリストファー・ウォーケンは良かったと思います。サラ役の方は、ドラマ版のサラとちょっと印象が似ていて、ビックリしました。

ダイ・ハード4.0

2009年09月24日 00時06分16秒 | 映画(た行)
ブルース・ウィリス主演の大人気アクションシリーズ第4弾。監督はレン・ワイズマン、その他のキャストはジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド他。

<あらすじ>
デジタルによって制御されている全米の都市機能の壊滅を狙う謎のサイバーテロ組織が動き出し、システムがテロによって攻撃されようとしていた。アメリカ政府ですら機能不全に陥ってしまう緊急事態のなか、これまで幾度となく危機を救ってきた元刑事のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、再び事件解決に乗り出す。(シネマトゥデイ)


久しぶりの「ダイ・ハード」シリーズの最新作だったのですが、予想以上に楽しむことができて大満足でした!
元々、特別「ダイ・ハード」シリーズのファンというわけではなかったので、最新作が公開されると聞いても、劇場にわざわざ足を運ぶほどでもないかな・・・と思って、見るのが今になってしまったのですが、もっと早くに見ておけば良かったなーと思う程です。

ブルース・ウィリスもいくら鍛えているとはいっても、もう結構なお歳だし、どうなんだろ・・・と見る前は思っていたのですが、以前にも増して激しいアクション・シーンをこなしているのを見て、スゴイの一言です。

しかも今回は、体力勝負だけでは難しいサイバーテロということで、ハッカーのマシューとの協力・協調(?)体制も面白い趣向でした。また、年頃の娘を心配するごく普通の父親としての一面も見せてくれ、ジョン・マクレーンという人物の個性も広がった気がします。
是非、続編を作って、また新たな魅力を見せて欲しいですね!今度は劇場で鑑賞したいです。

トランスフォーマー

2009年08月23日 00時06分57秒 | 映画(た行)
未知なる地球外生命体と人間との攻防を描いたSFアクション超大作。監督はマイケル・ベイ、製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ、キャストはシャイア・ラブーフ、ミーファン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ジョン・ヴォイト他。

<あらすじ>
探検家を祖先に持つサムは冴えない高校生。やっとのことでオンボロのスポーツカーを手に入れたものの、同じ高校のミカエラを家に送る途中に車はエンスト。せっかくの関係を深めるチャンスもどこかしまらない。その日の夜、彼のスポーツカーが突然家から走り去った。自動車泥棒だと思い必死で追いかけるサム。その先で彼は常識を疑うような光景を目にする。それは、巨大なロボットが歩き回る姿だった…。(goo映画より)


ロボットものって、実はあまり好みの分野じゃないのですが、地上波で放送されてたのを録画してみました。

映像は確かにスゴイですね。映画館で見ていたら、かなり迫力があったと思うし、ロボットが変身する動きなんかもスムーズで素晴らしいと思いました。

でも、ストーリーは正直、そんなに面白いとは思えなかったかなー。登場人物が多くて、ごちゃごちゃした感じだったし、序盤は話があちこちに飛んで、結構退屈だったし・・・。

全体的にコメディ調だったのは意外でしたが、私的には好感が持てました。ロボットが喋ったり、しかもその話の内容が笑えたり、娯楽映画に徹していたのが潔かったですね。

トルネード/地球崩壊のサイン

2009年08月03日 00時13分11秒 | 映画(た行)
ドイツの首都ベルリンに、気象史上最大のトルネードが襲い掛かる。監督はアンドレアス・リンケ、キャストはマティアス・ケーベルリン、ミナ・タンデル、リサ・マルティネク、ルドルフ・コワルスキ他

<あらすじ>
アメリカのオクラホマで竜巻の研究をしていたヤンが故郷のベルリンに戻った矢先に異常気象が続発。彼は、それを大規模な竜巻の予兆と確信するが、周囲の人間は誰もそれを信じようとはせず…。


テレビの地上波で放送していたのを見てみました。
竜巻が起きるパニックものの映画って、随分前にハリウッドもので見たような記憶があるのですが、内容はさほど大したことがなかった記憶があります。
今回の映画も、多分それに近い感じだろうと思ってあまり期待していなかったのですが、見てみると意外と楽しめました。

異常気象のせいか、日本でも竜巻の脅威は人ごとではなくなってきているというのもあり、大粒の雹が降った後に竜巻がくる・・・とか、本当にそれが事実なのかどうかは分かりませんが、かなり興味深かったです。

パニックものらしく、ハラハラ・ドキドキするシーンも満載なんですが、意外や意外。人間関係の描き方もなかなか面白い。
父と息子の確執というのは、よくある話ですが、親友と元カノとの微妙な三角関係とか、目の不自由な姉とその恋人&子供とのやり取りとか、竜巻以外の部分にも見所があって良かったです。
特に、親友と主人公のヤンとは、元カノをはさんでライバル関係になるわけですが、それでも親友とは仲が良いままで決して相手を出し抜こうとしたりしないところが好感度高かったです。特にラスト。元カノが選んだのは主人公ではなかったところ。ハリウッドものなら、こうはいかなかっただろうなぁ・・・。

ま、ご都合主義なところとか、ちょっと変なところもあるにはあるのですが、2時間充分楽しめる映画でした。



ターンレフト ターンライト

2009年07月04日 00時45分04秒 | 映画(た行)
台北を舞台に一組のカップルの恋愛模様を描いた金城武主演のロマンチック・コメディ。監督はジョニー・トー、その他のキャストはジジ・リョン、エドマンド・チャン他。

<あらすじ>
右に曲がるクセのある音楽家のジョン(金城武)と、左に曲がるクセのある翻訳家のイブ(ジジ・リョン)はいつもすれ違ってばかり。二人は同じアパートの隣同士であるにも関わらず、なかなか会えず……。(シネマトゥデイ)


それほど目新しいところはないし、あまりにありえない展開で突っ込みどころ満載でしたが、コメディとしてみるとほのぼのしていて良かったです。
こういう純愛ものにありがちですが、会えそうでなかなか会えない・・・という展開は、それが醍醐味なんだろうけど、気の短い私はじれったくてイライラ・・・。

主人公二人が、いまどき珍しく恋愛にすれてなくて初々しいから、恋愛ものとしてはいい方かもねーと思っていたら、ラストにドカーンとやってくれましたー!
もう、いくらなんでもあり得ない展開ですよ・・・。このまま二人が離れ離れになって悲恋になったとしても、それはそれで美しくていいかなと思っていただけに、かなりの衝撃でした。

この映画には、主役二人にそれぞれ思いを寄せる男女が登場しますが、彼らが物語にメリハリを与えてくれて良かったです。脇役なんだけど、彼らがいなかったら、もっとだらだらしたつまらない映画になってただろうな・・・。

それにしても、金城武がめちゃくちゃ若いー!この当時はお肌つるつるだったんですね。ビミョーな髪形は相変わらずですが(笑)。



チェンジリング

2009年02月22日 00時11分06秒 | 映画(た行)
クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の、ゴードン・ノースコット事件の被害者家族の実話を元にした映画。その他キャストは、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール他。

<あらすじ>
1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。(goo映画より)


予告編を見てから、すごーく気になっていた作品。早速見てきましたー!
「英国妖異譚」の影響か、タイトルから想像していたのは、取替え子、つまり、「妖精が人間の子供をさらった後に置いていく妖精の子供」の話を下敷きとしたようなファンタジックな映画なのかなーと。
実際に見てみたら、全然想像していたのとは違っていて、もっと現実的でシビアな内容だったのですが、それが逆に良かったのかな。ストーリーに一気にひきつけられました。しかも、これで終わりかなーと思ったらまだまだ続きがあったりして、予想と少しずつ違うのがなかなか面白かったです。

公開中の映画ですので、内容にはあまり触れられませんが、まさに「母は強し!」そのものの映画でしたね。子供のいない私でも、母親の子供への愛情の強さをまざまざと感じさせられました。普段は、映画を見ても泣いたりする方ではない私でも、思わずホロっときてしまうくらいで・・・。アンジェリーナ・ジョリーの熱演がすごく良かったです。

また、ロサンゼルス警察の非道ぶりには、怒りを通り越して心底恐ろしくなりました。これ実際にあったことなんですよねー?と思わず確かめたくなるくらい・・・。腐敗しきってますね。この事件で、長年の膿を出せたのは唯一良かったと言っていいかもしれません。

1920~30年代のセットや衣装も素晴らしいし、この時代の働く女性の姿というのも垣間見ることができて興味深かったし、充分に満足できた映画でした。