パール・S・バック原作の映画化で、日中戦争当時の中国を舞台にウィレム・デフォーが主演した米中合作の日本未公開作品とのことです。
<あらすじ>
日中戦争が激しさを増していた中国が舞台。地元でも屈指の名家の嫁であるウー夫人は、封建的な関係だけしかないような夫婦関係に悩み、夫から自由になるため、若い娘を夫の第二夫人として迎えた。やがて、ウー夫人は息子の家庭教師として雇ったアメリカ人の牧師兼医師アンドレにより、西洋風の考え方やその優しさに触れ、自分自身の人生を考え始める・・・。
アンドレとウー夫人との恋、或いはウー夫人の息子と第二夫人との恋物語だけをみると、まるでメロドラマなんですが、それよりも心に響くのは、この時代の女性の極めて苦しい立場のことでした。
妻は夫の言いなりになり、奉仕するだけの役目しか与えられず、全く自由も尊厳もなかったんですね。
現代から考えると、本当に理不尽極まりないなと思うのですが、この時代の女性は、それが当たり前の事だったんだろうな。
そう思うと、気づかないっていうことが、ちょっと怖いような気もしました。
封建的な考え方に捕らわれていたウー夫人が、一人の人間として成長し、自分の人生を切り開いていく成長ものとして見ると、ストーリー的には、よくあるパターンで、目新しさもないのですが、中国の地方都市(場所がはっきり分からなかったんですが、どこなんだろ・・・)の風景とか、文化(作中に京劇とかもありましたし、花火も綺麗だった!)とかが垣間見えたのが、意外と面白かったです。
<あらすじ>
日中戦争が激しさを増していた中国が舞台。地元でも屈指の名家の嫁であるウー夫人は、封建的な関係だけしかないような夫婦関係に悩み、夫から自由になるため、若い娘を夫の第二夫人として迎えた。やがて、ウー夫人は息子の家庭教師として雇ったアメリカ人の牧師兼医師アンドレにより、西洋風の考え方やその優しさに触れ、自分自身の人生を考え始める・・・。
アンドレとウー夫人との恋、或いはウー夫人の息子と第二夫人との恋物語だけをみると、まるでメロドラマなんですが、それよりも心に響くのは、この時代の女性の極めて苦しい立場のことでした。
妻は夫の言いなりになり、奉仕するだけの役目しか与えられず、全く自由も尊厳もなかったんですね。
現代から考えると、本当に理不尽極まりないなと思うのですが、この時代の女性は、それが当たり前の事だったんだろうな。
そう思うと、気づかないっていうことが、ちょっと怖いような気もしました。
封建的な考え方に捕らわれていたウー夫人が、一人の人間として成長し、自分の人生を切り開いていく成長ものとして見ると、ストーリー的には、よくあるパターンで、目新しさもないのですが、中国の地方都市(場所がはっきり分からなかったんですが、どこなんだろ・・・)の風景とか、文化(作中に京劇とかもありましたし、花火も綺麗だった!)とかが垣間見えたのが、意外と面白かったです。