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Yuhiの読書日記+α

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ロリータ

2009年10月22日 00時37分04秒 | 映画(ら行)
ナボコフの同名小説の2度目の映画化。監督はエイドリアン・ライン、キャストはジェレミー・アイアンズ、ドミニク・スウェイン、メラニー・グリフィス、フランク・ランジェラ他。

<あらすじ>
夏を過ごそうと田舎町で下宿するハンバートに、未亡人シャーロットは積極的だが、当のハンバートは彼女の娘・ロリータに心奪われていた。やがてハンバートとシャーロットは結婚するが、夫が娘を愛してる事を知ったシャーロットは逆上のあまり事故死してしまう。心置きなく二人だけの暮らしと相成るはずだったが、近所の視線も気になり、ハンバートはロリータを連れて車で旅に出るのだが……。(allcinema ONLINE)


タイトルは聞いたことがあり、ちょっと気持ちの悪い話なのかと思って、今まで敬遠していました。今回、テレビで放映されていたので、録画して見てみることにしたのですが・・・。

予想していた程、アブノーマルという雰囲気ではなかったですが、あんなに歳の離れた子供としか思えないような子にのめり込むっていうのは、やはり少々薄気味悪かったです。
人の好き好きですが、女の私から見ると、ロリータもそんなに魅力的には見えなかったので余計かな。

若い子から見ると、ただのオジさんでしかないし、どうせ見捨てられるだろうなと思ったら案の定。さっさと逃げ出され、別の男と結婚してしまうわ、お金はせびられるわ、寂しいラストでした。


ルームメイト2

2009年06月24日 00時28分54秒 | 映画(ら行)
新しいルームメイトとしてやって来た女性が次第に恐ろしい本性を表わし、ヒロインがその恐怖に見舞われていくさまをスリリングに描くサイコ・サスペンスのシリーズ第2弾。監督はキース・サンプルズ、キャストはクリステン・ミラー、アリソン・ラング、トッド・バブコック他。

<あらすじ>
以前のルームメイトと仲たがいし、新たなルームメイトテスと暮らすことになったホリー。最初はとてもうまくいっていたのだが、徐々にテスの異常さが目につきはじめ・・・。

「ルームメイト」という映画は、ずーっと以前に深夜放送でやっていたのを見たことがあるのですが、思った以上に怖くて面白かった覚えがありました。
それで今回、「2」を見てみようと思ったのですが、タイトルは同じでも、面白さの質は全然違ってて、ちょっとガッカリ。
話の筋も無理がありすぎるし、それをごまかそうとしてか、必要以上にお色気シーンを入れてて、それがさらに作品のレベルを落とすという・・・。B級そのものの作品ですね。
単なる暇つぶしなら別にいいと思いますが、本家「ルームメイト」の方が断然面白いので、もし見るなら絶対に「1」をお勧めします。


ラン・ローラ・ラン

2009年05月27日 00時06分30秒 | 映画(ら行)
愛する彼を救うため、ベルリンの町を東奔西走する姿を描いたラブ・ストーリー。監督はトム・ティクヴァ、キャストはフランカ・ポテンテ、モーリッツ・ブライブトロイ、ハーバート・ナップ、ニナ・ペトリ他。

<あらすじ>
ベルリン、夏。ローラの家に恋人マニから突然電話が掛かる。ボスの10万マルクを無くし、12時までに金を作らないと殺されると懇願するマニ。彼の悲痛な叫びを聞いたローラは、金を工面するため家を飛び出す。(allcinema ONLINE)

この映画、大ヒットしてましたよねー。その時すごく見たかったのですが、これまでご縁がなく、ようやく見ることができました。しかしこの映画って、もう10年も前の作品なんですね!月日の流れる早さを実感してしまいます。

実際にこの映画を見るまでは、主人公の女性がひたすら走る!というだけのストーリー性があまりない映画だと思っていたのですが、見てみたらちゃんとストーリーもあるし、何より映像や音楽がスタイリッシュですごく斬新。これが10年以上も前の作品というから驚きです。今でも充分、楽しめる映像ですよね~。

ストーリーも、とにかくひたすら走ってはいるのですが、意味もなく走ってるわけではなくて(当たり前か)、恋人の窮地を救う為に必死で走ってるんですよね。でも、それがうまくいかなかったら一端リセットされて、また最初の場面から始まってやり直す・・・という、ちょっとゲームをしているような感じなのも面白かったです。

ラストは、え!?これで終わり?という感じのアッサリしたもので、もう一段盛り上がりがあるものだと思っていただけに、ちょっと拍子抜けしてしまったのも事実なんですが、でも、最後までどうなるのか分からなくてドキドキできたし、面白かったです!

ラッキーナンバー7

2009年04月27日 22時51分15秒 | 映画(ら行)
1分先の運命にまで緻密に仕掛けられた罠。20年前に起こった幸運のナンバー7から始まる陰謀とは?
監督はポール・マクギガン、キャストはジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレー、スタンリー・トゥッチ他。

<あらすじ>
ニューヨークにやって来た青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は友人に間違えられ、大物ギャングのボス(モーガン・フリーマン)に拉致されてしまう。ボスは借金返済の代わりに敵対するギャング、ラビ(ベン・キングズレー)の息子殺害を命令。しぶしぶ了解したスレヴンは、その後まもなく今度はラビに誘拐される。(シネマトゥデイ)

なんとも奇妙な映画だったなーというのが、最初の感想でした。
豪華キャストだし、陰謀ものって好きなジャンルなので、期待度大!!だったのですが・・・。
途中までは、話がポンポン飛ぶので、何が何やら分からず、イライラしました。ストーリーも、シリアスなんだかコメディなんだか分からないようなセリフや言い回しが多くて、余計に混乱してくるし・・・。

が、ラスト近くになってきて、「あー!そういう事だったのかー!」と事の次第が飲み込めてくると、一気に面白くなりましたね。
序盤の意味があるのかないのか分からなかった映像も、その時になってようやく生きてくる・・・という感じで、後から考えると面白い構成だったなーと思います。
ただ、こういうドンデン返しものって、最近はよく見かけるような・・・。意外性というのは、あまり感じなかったですね。

ちなみに、ブルース・ウィリス演じる殺し屋が若い頃を演じているシーンが出てきますが、これがもう変すぎて笑えました。髪型も変だし、全然若く見えないし!!

レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-

2009年04月19日 00時07分56秒 | 映画(ら行)
ジョン・ウー監督の「レッドクリフ PartⅠ」に続く、赤壁の戦い2部作の後編。キャストは前作と変わらず、トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、リン・チーリン他。

<あらすじ>
大軍を率いて赤壁へ進行してきた曹操軍。曹操は疫病で死んだ自軍兵を対岸の孫権・劉備連合軍の元へ船で流し、連合軍に疫病を蔓延させる。これが原因で劉備軍は撤退、だが諸葛孔明だけは赤壁に残った。そんな中、孫権軍司令官・周瑜と孔明はお互いの首をかけての謀略を展開、周瑜は曹操軍2武将の謀殺、孔明は3日で10万本の矢の収集に成功する。やがて曹操軍に潜伏していた孫尚香が帰還、決戦へ向けて本格的な準備が始まり……。

「レッドクリフ PartⅠ」が予想以上に面白かったので、絶対に観にいこうと思っていた本作ですが、予想に違わぬ迫力で最後まで楽しめました。
前作は赤壁の戦いの直前で終わっていて、後は戦って終わりかな?と思っていたのですが、そこからさらに曹操VS周瑜・孔明の駆け引きや女性陣の活躍があり、アクションだけではない部分での盛り上がりもありました。

前作でも個人個人にクローズアップした戦闘シーンが話題になっていましたが、今作では船を使った火攻めのシーンなどチームワークを要求される作戦もあり、さらに炎を有効に使った大迫力の映像で見ごたえありました。

孫権の妹の尚香が一兵士になりすまして敵をスパイしたり、周瑜の妻である小喬が一人で曹操に会いに行ったりと、現実にはありえないだろうというような部分もありましたけど、仲間との友情、信頼関係など、そこへ至る心理描写もうまく描かれていて、それなりに説得力があったかなーと思います。
もっとも、小喬が落ちてくるのを周瑜が受け止めるシーンなど、いくらエンターテイメントとしても違和感のありすぎる描写もありましたけどねー。あれはアゼンとしたな・・・。

ラストで、周瑜がつぶやいた「勝者はどこにもいない」という言葉がとても印象的でした。敵も味方も大勢が死んでしまったこの戦の不毛さがすごく伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。

ランチ・ウィズ・チャールズ

2009年02月28日 00時41分17秒 | 映画(ら行)
香港・カナダ合作のスタイリッシュ・ラブストーリー。監督はマイケル・パーカー、出演はラウ・チンワン、テレサ・リー、ニコラス・リー、ビフ・ネイキッド他。

<あらすじ>
夫の夢を理解し香港とカナダで別々に暮らすエイプリルは、夫を待ちきれなくなり、結婚指輪を送り返し他に男性ができたと嘘をつく。すれ違いの連続で新たな出会いをするふたりだったが…。


香港人(というか中国人?)とカナダ人の二組の夫婦の様々な問題や生き方を描いた映画でした。重い展開かなと思いきや、意外とカラっとしていて、見やすかったです。
バンクーバーの素晴らしい自然もふんだんに見ることができたし、アジア人と欧米人との違いもコミカルに描かれていて、予想以上に楽しく見ることができました。

ただ、ラストがちょっと・・・。唐突すぎて分かりづらいし、もっといい結末を想像していただけに、ちょっと不満が残りました。

ラベンダー

2009年02月10日 23時56分41秒 | 映画(ら行)
恋人を失い生きる気力をなくした女性と、翼の傷ついた天使が、お互いの傷を癒しながら本当の愛を模索していくラブファンタジーもの。監督・脚本はイップ・カムハン、主演は金城武、ケリー・チャン。

<あらすじ>
アロマショップを経営し、アロマテラピーの講師もしているアテナは、家と店を往復するだけの単調な生活を送っていた。そして夜毎悲しみに暮れ、独り涙を流している。彼女は特殊部隊に入っていた最愛の恋人を亡くして以来、そんな毎日を過ごしていたのだった。だがアテナの人生は、本物の天使、エンジェルが現われてから一変する。彼はある嵐の夜、アテナの家に突然落下してきた。エンジェルは、彼女の家に居候させてもらいながら下界の生活を満喫するが、やがてアテナの涙の訳を知るうち、彼女へ特別な感情を抱き始めるようになっていく…。(yahoo!映画より)


金城武とケリー・チャンの共演というので見てみたのですが、極めつけのファンタジー映画でした。なんたって、エンジェルとか出てくるしね(苦笑)。
また、少女漫画でもここまでにはならないぞ・・・というベタベタな展開で、少々ひきましたが、あえてそれに目をつむったら、結構癒しの映画だったなーという気もしてきました。

切ない場面が多いのかと思いきや、案外コミカルな場面も多くて、そんなに暗くもなかったし、なかなか楽しめました。金城武さんって、こういうホワーっとした役やコミカルな役も案外似合うんですね~。出てきた時は、ちょっとどうよ?と思いましたが、見ている内に、だんだんカッコ可愛く見えてきましたよ。

それにしても、金城武さん、めっちゃ若いー!しかも細いー!随分変わりましたね。ケリー・チャンの方は、それほど今と違う気はしなかったけど・・・。

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い

2009年01月19日 00時15分00秒 | 映画(ら行)
アラン・ムーアのコミックが原作。『ソロモン王の洞窟』、『海底二万海里』、『トム・ソーヤの冒険』など名作文学のヒーローが一堂に会する、ファンタスティック・アクション・アドベンチャー。主演はショーン・コネリー、その他のキャストはナジルラディン・シャー、ペータ・ウィルソン、トニー・カラン、スチュアート・タウンゼント他。

<あらすじ>
1899年、ロンドン。英国銀行が世界征服を企む鉄仮面のリーダー“ファントム”率いる謎の軍団に襲撃された。一味は金品には手をつけず、古い海上都市の設計図面だけを盗んでいった。危機感を感じた英国政府は世界大戦の勃発を防ぐため、冒険家アラン・クォーターメインに対抗チームの招集を依頼。かくして、クォーターメインのもとにトム・ソーヤー、透明人間ロドニー・スキナー、ジキル&ハイド、ネモ船長、不死身の男ドリアン・グレイ、ヴァンパイアのミナ・ハーカーという強者たちが集い、7人の超人同盟“ザ・リーグ”が結成される。(yahoo!映画より)


小学生の頃、少年少女向けに書かれた「世界名作全集」が大好きで、図書館で借りて何度も読んでいた覚えがあります。この映画では、そのヒーロー達が一同に会するという設定だと知り、すごくワクワクしました。

ただ期待しすぎていたせいもあるのか、思った程の面白さがなかったのは残念。
ヒーロー達の得意技(?)を使って敵を倒していく所は良かったのですが、ちょっと数が多すぎて、生かしきれていないキャラもいたような・・・。着想が良いだけに、もっと面白くできる気がして、なんだか勿体無うなーと思いました。

また、CGもこの映画が上映された当時はどうだったかわかりませんが、今見ると、いかにも作り物っぽい感じも見受けられましたし、うーん・・・。

それでも、クォーターメインが死んでしまった自分の息子とソーヤーを重ね合わせてみているシーンは、ありがちだけど、ちょっとジーンとしてしまいました。


ローカルボーイズ

2009年01月14日 00時08分31秒 | 映画(ら行)
日本未公開のサーフィンもの。ロン・モーラー監督。キャストは、エリック・クリスチャン・オルセン、ジェレミー・サンプター、トラヴィス・アーロン、アーチー・カオ、ステイシー・エドワーズ他。

<あらすじ>
カリフォルニアを舞台に、逞しく成長していく兄弟の姿を描いた青春ムービー。サーフィンだけが、悩みから完全に開放される兄・ランディ。弟のスキートはビーチで、引退したサーフゼのジムと出会い仲良くなるが、母親とジムもいつしか親密になり…。


日本未公開作品ということで、とんでもないB級映画かと思いきや、なかなか爽やかな青春映画でした。確かにキャストなどは、誰も見たことのない人たちばかりだし、ストーリー的にも、特に目新しいところもなかったので、日本での公開は難しかったのだろうとは思います。

サーフィンを通じて、親子・兄弟・友情などなど、色んな形の絆を描いていて、先がどうなるかはすぐに読めるのに、全然イヤになるということはなかったです。

スキート役の男の子がすごく可愛いかったのと、やっぱりサーフィンしてる場面が見所ですね。


ランナウェイ

2008年12月18日 00時13分45秒 | 映画(ら行)
ケチな詐欺師と落ち目のTVレポーターが巻き起こす大騒動を描くアクション・コメディ。監督はブレット・ラトナー、キャストはクリス・タッカー、チャーリー・シーン他。

<あらすじ>
フランクリン(クリス・タッカー)はケチな詐欺師。彼を取材しようとしたTVレポーターのジェームズ(チャーリー・シーン)の前で警察の御用となったフランクリンだが、偶然一緒に手錠でつながれたダイヤモンド密輸犯のヴィラード(ジェラルド・イズミエル)が仲間に護送車を襲わせて派手に脱走、1500万ドル相当のダイヤモンドのありかを聞いてしまう羽目に。からくも脱出したフランクリンだが世間では彼も一味にされていた・・・。


ストーリー的には、偶然知ってしまった秘密の為に命を狙われ逃げ回る・・・という、ごくありふれたもので、特に目新しさはありません。
アクションも派手なだけで、さほどスゴイなーと思える所はありませんでした。

この映画で、ウリがあるとするならば、クリス・タッカーのハイテンションぶり、かも。もうとにかく、早口で喋りまくるのなんのって、見ている方が疲れるくらいですが、ある意味スゴイ特技かも・・・と思って見てしまいました(笑)

まあ、どっちにしても、テキトーに流して見ても全然問題ないストーリー展開なので、暇つぶしには気楽でいいかもしれませんね。


レッドクリフ PartI

2008年11月02日 00時41分09秒 | 映画(ら行)
かの有名な「三国志」の中でも最も有名な合戦である「赤壁の戦い」を、ジョン・ウー監督の手により映像化。出演は、トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童など。

<あらすじ>
西暦208年。曹操軍に追われる劉備軍は孫権軍と同盟を結ぶため、軍師の孔明を孫権のもとに遣わした。しかし孫権軍では曹操に驚異を感じているものの非戦を唱える臣下が多く、同盟は容易に成立しそうもない。そんな中、孔明は赤壁で孫権軍の司令官・周瑜と出会い、そのカリスマ性に魅了される。一方の周瑜も孔明の人柄と戦術眼に驚嘆し、その存在を意識するようになる。そして二人は信頼を深め、共に戦う事を決意するのだった。(goo映画より)


映画の日ということで、今日から公開の「レッドクリフ PartI」を見てきましたー♪「三国志」は、昔小説で読んだことがあり、その中の赤壁の戦いも、すごく面白かった覚えはあるのですが、それから10年以上経っているので、かなり内容はあやふやで・・・。映画用に脚色されている部分がどれなのか、ちょっと分かりづらかったのですが・・・。

とにかく、合戦のシーンはすごく迫力あって見ごたえありましたね。ありえないと思うような部分もありますけど、とりあえず許容範囲内でしたし、映画館でなければ味わえないようなスケールの大きさ&ド迫力シーンの連続で、すごく良かったと思います。
けど、ちょっと合戦シーンが長すぎるんじゃ・・・と思ったのも事実。武将ひとりひとりの戦いぶりを見せたいんだろうと思いますが、ちょっと疲れてしまいました。
ちなみに、八卦のなんとかっていう戦術(亀の甲羅のやつ)は、ちょっとよく分からなかったんですよね。なんで、敵が簡単にあれにひっかかっちゃうのか。どう見ても罠だと分かりそうなものなのに・・・。あれって、史実の出来事なんでしょうか???

孫権・周瑜と孔明のやり取りはなかなか丁寧に描いてあって、好感持てました。どうやって、呉を味方に引き入れるかは、腕の見せ所ですもんね。周瑜役のトニー・レオンと孔明役の金城武も、最初はミスキャストでは?と思っていたのですが、意外と雰囲気に合ってて良かったと思います。
それに中村獅童も予想外に目だってたように思います。ちょい役だって聞いていたのでビックリ。いかつい顔立ちだから、武将役はなかなか良かったと思いますよ。

また、戦ばかりの殺伐とした雰囲気の中のも、ちらっと笑える部分も作ってあって、なんだかホッとしました。やっぱり息抜き的な部分も欲しいですしね~。

とりあえず、本当の意味での「赤壁の戦い」はこれから!という所で終わっているので、PartⅡを待ちたいと思います。

あ、ちなみに鳩って洗えるの!?めっちゃ疑問だったんですけど・・・。

レインディア・ゲーム

2008年10月29日 00時30分20秒 | 映画(ら行)
ベン・アフレックとシャーリーズ・セロン共演のクライム・サスペンス。監督はジョン・フランケンハイマー。

<あらすじ>
刑期を終え刑務所を出たルーディ(ベン・アフレック)は、刑務所で同房だったニックの文通相手アシュリー(シャーリーズ・セロン)と会った。ニックは所内の暴動で数日前に殺されていたが、アシュリーはニックの死を知らずに、彼のことを待っていたのだった。それを見たルーディは、自分がニックだと名乗ってしまう。しかし、この出会いがもとで思いもよらない犯罪に巻き込まれていくのだった・・・。


ちょっとダラダラした部分はあったものの、最後の最後までハラハラさせられる展開で、なかなか面白かったです。こういう、どんでん返しがあるものって、基本的に好きなんですよね~。

もっとも、無理がある部分も目についたし、後に残るものは特になかった気はしますが・・・。でも、映画を見ている時間、他のことを考えずに、一心に楽しめるっていうのは、やっぱりいいですね。

LOVERS

2008年10月27日 01時43分15秒 | 映画(ら行)
チャン・イーモウ監督の唐王朝末期を舞台にした時代活劇もの。キャストは、チャン・ツィイー、金城武、アンディ・ラウなど。ワダ・エミが衣装を担当したことでも話題になった。

<あらすじ>
唐の大中13年、凡庸な皇帝と政治の腐敗から各地に叛乱勢力が台頭。その最大勢力「飛刀門」討伐の命を受けた県の捕吏・劉は、前頭目の娘と目される盲目の踊り子・小妹を捕える。口を割らない小妹に対し、劉は同僚の捕吏で武芸の達人である金とともに、ある計略を謀る。それは身分を偽った金が小妹を救い出し、その信頼を得て飛刀門の拠点に潜入するというものだった。目論見通り、小妹は金との逃避行を開始。劉も金と密通しながら2人の後を追う。だが3人の行く手には、それぞれの思惑と愛憎が絡む宿命の物語が待ち構えていた…。(goo映画より)


テレビで放送されているのを見ました。噂には聞いていたのですが、まるで一幅の絵を見ているかのように美しい映像でしたねー。映画館の大画面で見たら、もっと素晴らしかっただろうなーと思いました。(私の家は未だにアナログですし・・・)

自然の美しさとか豪華な衣装とか、竹林での竹をうまく使った激しいアクションとか、見所はたくさんあったのですが、やっぱり一番はチャン・ツィイーの美しさですね。もともと綺麗な人だとは思っていましたが、そこに立っているだけで目を奪われてしまう美しさですね。特に舞のシーンは圧巻。男が彼女の虜になるのもナットクしてしまいますね~。それに盲目の役も上手く演じていて良かったです。

で、肝心のストーリーですが、???な部分が多く、ちょっと私には分かりづらかったです。誰が誰の味方なのか敵なのか、頭がこんがらがってしまって・・・。
それに、結末がイマイチはっきりしませんでしたよね。飛刀門は一体どうなったのかとかもよく分からなかったし・・・。

それとラストももう少し余韻があった方が良かったかなー。切ない純愛ドラマなのに、ぷつんと切れてしまった感があって、ちょっと残念でした。

レイジング・ケイン

2008年08月14日 00時20分51秒 | 映画(ら行)
多重人格者の異常な行動を描いたサイコ・スリラー。監督・脚本はブライアン・デ・パルマ。キャストはジョン・リスゴー、ロリータ・ダヴィドヴィッチ、ティーヴン・バウアー、フランセス・スターンヘイゲン他。

<あらすじ>
心理学者のカーター・ニックス博士(ジョン・リスゴー)は、子育ての為仕事を休職し、代わりに妻のジェニー(ロリータ・ダヴィドヴィッチ)が一家の家計を支えていた。ある日カーターは友人のカレン(テリー・オースティン)の車で帰宅途中、彼女の子供を誘拐しようとし麻酔で眠らせるが、そこへジョギング中の男が通りがかりパニックを起こす。そこへ双子の弟であるケイン(ジョン・リスゴー)が突然現れて・・・。


最近は、この手の多重人格ものが多いので、ケインが登場した時点でこれはあのオチなんだろうな~と予想がつきました。でも、この話ではそれが分かっていても、ついつい引き込まれてしまう、何ともいえない不気味さがありました。
カメラワークも不気味さをあおっていて、特に車が沼に落ちていくシーンとか、ゾーっとしましたよ。

全体的には、よく見ていないと分かりづらいストーリーではあるのですが、最後の最後までドキドキさせられ、アッと驚かせてくれる展開は、なかなか面白かったです。

で、この映画の一番の見所は、主役のジョン・リスゴーの演技力だと思うのですが、本当に素晴らしいですね。彼の演技力なしでは、このストーリーは成立しないですもんね。
一人で何役もこなして(女性にもなりすますんですよ!)、それぞれの特徴が凄く良く出ていて、思わず唸っちゃいました。カーターの中の別の人格だけじゃなく、父親役までこなしちゃうとは・・・。年齢・性別すらも超越する演技だったと思います。

そうそう、アっと驚くラストシーン。私にはちょっと分からなかったのですが、あれは本物のカーターなんでしょうか?それとも娘が見た幻ですか???
分かる方、どうか教えて下さい!

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

2008年07月13日 00時17分59秒 | 映画(ら行)
飛行機を乗っ取り、ホワイトハウスに突っ込んで、ニクソン大統領の暗殺を企てるに至った男の姿を追うドキュメンタリータッチのヒューマン・サスペンス。監督はニルス・ミュラー、キャストはショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードル、ジャック・トンプソン。

<あらすじ>
1973年、サム・ビックは1年前に別居した妻マリーと3人の子供を取り戻すため、事務機具のセールスマンという定職に就いた。だが不器用なサムは成績を上げられず、上司のやり方にも不満を感じていた。ある日、裁判所からマリーとの一方的な婚姻解消通知が届いた。仕事も、家族との関係もうまく行かないサムは、ボビーと一緒に新事業を立ち上げるという夢に最後の希望を託すのだったが…。


タイトルからして、てっきりニクソン大統領暗殺事件の顛末をサスペンス調で描いた作品なのかと思っていたのですが、見てみると、暗殺事件そのものはほんの少しで、それに至る犯人のサム・ビックの心理を丹念に描いた作品でした。

善良で純粋だけど、ちょっと気弱で何事にも要領が悪いサムが、何故大統領暗殺考えたのか。最初は、とてもそんな大それた事を考えたりできるような人にはとても思えなかったので、すごく不思議でどんどんと話にはまっていきました。
話が進むにつれ、色んな歯車がかみ合わなくなり精神的にも追い詰められて、だんだんと狂気を宿していくサムの様子がとてもリアルに描かれていて、こんな人って結構いるよなーと思うとだんだんと怖くなってきました。
これって、サムを演じているショーン・ペンの演技力ですよねー。ものすごく生々しくて息苦しいくらいなのが印象的でした。

ほんの少しのキッカケが積み重なって社会や周囲の人から疎外感を味わい孤独な気もちになることって、結構誰にでもありえる事だと思うんですよね。サムはのした事は絶対に許されない事ではありますが、そのサムだって最初からおかしかったわけではなく、ほんの少し人よりナイーブだっただけなんだと思います。
それがだんだんと「自分がこんなに不幸なのはニクソンのせい」というように考えていってしまい、やがては自分自身まで壊していってしまうような心理が怖かったです。

それにしても、こんな事件があったことは映画を見るまで全然知らなかったんですけど、9・11よりも以前に、ホワイトハウスに飛行機で突っ込んで、大統領を暗殺するなんて考えがあったのが驚きです。9・11のテロリストは、この事件のことを知っていたのかなぁ・・・。