マリノスのハリー・キュエル監督が解任されたようだ。前節は鹿島に4-1で勝ったものの、それまで4連敗を喫して、天皇杯3回戦も水戸相手にPK戦でなんとか勝った。J1順位も12位と降格圏ではないものの、常に優勝争いに絡んでいる名門としては受け入れられないだろう。
ポステコで3年半、マスカットで2年半、そしてキュエルとオージー路線を継続。ポステコもマスカットも指導者経験が豊富だったし、ポステコは代表監督まで経験していた。それに比べてキュエルの場合はセルティックでコーチ経験があったものの、それ以前はイングランドの下部リーグのクラブで短期の監督をしただけ。マリノスの監督になるには経験が不足していたかもしれない。名選手は名監督に非ずというわけか。
ハリー・キュエルのことは1997年のWCアジア予選のイランとオーストラリアのメルボルンでのプレーオフのころから注目していた。あの当時は19才でほんの坊やだった。それがおっさんになりマリノスの監督になるとは予想できなかったね。まあ解任されたけど。
後任は内部昇格でオージーのジョン・ハッチソンコーチが昇格するようだが、この人はポステコつながりでマリノスにたどり着いた人物。監督としての能力は未知数だし、マリノスのスタッフには外国人コーチはこの人しかいない。もっと外国人を入れるべきだろう。
果たしてマリノスはこれから上昇できるだろうか。
若いころ