前半からマリがゴリゴリとハイプレスで来るかと予想したが、そうでもなく前半はほぼイーブン。後半に入るとマリは勝ち点3が必要なのでギアを上げてきた。
しかし日本はDFがよくしのいだし、小久保の好セーブに助けられた。そしてマリのシュートが3回も枠にあたり、おまけにPKまではずしてくれた。マリは運がなかったし、日本には運があった。
しかしよく試合を見ると、マリの攻撃は個人の突破はスーパーだが、組織プレーがいまいち。だから個人が止められると得点できない。2試合合計で1得点というのがその証拠である。
マリは強いが勝てない。日本は強くないが負けない。そんな表現があっているだろうか。日本の攻撃陣の中でスーパーな選手は細谷くらいだろう。平河が抜けたのが痛い。他の選手は個で打開できる選手は見当たらず、佐藤ケインなんてシュートを打ってもゴールできない。
だからみんなでわっしょいという感じで攻めるしかない。パラグアイは自滅してくれたし、マリは個で攻めてくるだけ。個も強く、チームプレーも秀逸なんてチーム、たとえばスペインとかフランスとあたると厳しいだろうなあ。
イスラエル戦はもう勝ち負け関係ない消化試合だから、選手をローテーションするだけ。QFはおそらくエジプトになるだろうし、SFは地獄のアルゼンチンになる可能性が高い。
大当たりだった小久保君。