サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

F組 第1節 ドイツvメキシコ、E組 第1節 ブラジルvスイス

2018-06-18 15:28:27 | 日記
最初のドイツvメキシコは1-0でメキシコの歴史的な大金星となった。ドイツはCR7、メッシのようなスーパースターはいないが、どの選手も質が高くそしてでかい。


前半はメキシコはショートパスを中心にかなり攻めるがドイツのDFが跳ね返す。そのうちにドイツがボールを保持してメキシコはカウンター狙いとなっていく。35分に中盤でミューラーがボールをロストしてそこから一気にメキシコのカウンターが始まり、あれよという間にゴールが決まった。これは信じられないような展開である。


GKのオチョアのビッグセーブもあり前半はメキシコの1点リードで折り返した。後半になるとドイツが圧倒的にボールを保持して、メキシコはカウンターのみとなる。それでもドイツはロイス、マリオ・ゴメスを投入してかなり前係りとなったため、メキシコのナイフのようなカウンターをくらった。それでも何とかドイツのDFがそれをかわす。


結局メキシコがドイツの猛攻をしのいで、歴史的な大金星をあげた。あれだけ攻められても失点しないのはすごい。メキシコの選手は身長差で空中戦に不利だが、それでも失点しなかった。ドイツは最初からメキシコをなめていたのだろう。ドイツが勝てないわけがない。どんなに苦戦しても最後にはドイツが勝つようになっているのがサッカーであると信じていたのだろう。


面白かったのはチチャリートの動きだ。戦術がカウンター狙いだから前線に残っているのは当然だが、ドイツのDFがボールを持ってもまったくプレスをかけない。他の選手が守備にハードワークしているのに、チチャリートだけは免除されている。カウンターに専念してくれればいいという戦術なんだろうね。




次のブラジルvスイスは1-1でスイスが大健闘の勝ち点1をあげた。前半からブラジルはかなり慎重だった。スイスの組織的な守備、特にネイマールへの徹底したマークに大苦戦。マークされてもひとりよがりのドリブルしかしないのだから、結果としてネイマールが攻撃のブレーキとなったと言える。


それでも前半20分にコウチーニョのビューティフルなミドルが決まり、ブラジルが先制。このゴールはここまでのベストゴールでしょう。あれでそのままブラジルが突き放していくのだと予想したが、ブラジルは余裕をかましたのか攻撃がスローダウン。


スイスの攻撃もフィニッシュまでいけずにこのままずるずると終わるのかと思ったが、50分にCKからスイスが同点ゴール。ブラジルの守備の弱点はセットプレーなのかも知れない。


結局試合は1-1で終わり、スイスは大健闘の勝ち点1をあげた。スイスは次節でセルビアに勝てれば2位は決まりでしょう。スイスはスーパースターはいないが、組織的な守備でなんとなく勝つ。不思議なチームである。



前回ブラジル大会のトレンドはサイドから速攻だったが、今回は強豪相手に対する組織的な守備で健闘する試合が多い。守備が崩壊してちんちんに負けたのは¥開幕戦のサウジだけ。他はどの試合も守備が固く、初戦ということもあり慎重な試合運びばかり。唯一スペクタクルな試合はスペインvポルトガルだけ。組織的な守備が今大会のトレンドだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿