サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

大器晩成、遠藤航

2023-08-18 08:33:24 | 日記

遠藤航のリバプール移籍が正式発表寸前となった。これは噂も出ていなかったので驚きである。ミルナー、ファビーニョ、ヘンダーソンと中盤の選手が3人も抜けて、代わりに補強したのがマカリスターのみ。マカリスターはアンカータイプのボランチではなく、トップ下かセカンドストライカーのタイプである。

 

リバプールはサラー、ジョッタ、ルイス・デイアス、ガクポ、ヌ二エス、エリオットと前線には駒が揃っている。しかし3人も抜けたインサイドハーフというかボランチの選手が少ない。このため急遽遠藤にオファーが来たようだが、移籍はタイミングなんだと痛感。

 

第1節のチェルシー戦は4-3-3で、中盤はアンカーにマカリスター、左にガクポ、右にソボスライである。3人とも似たような攻撃的なインサイドハーフで、守備の強度がイマイチだった。カイセドが欲しかったのだろうが、チェルシーに取られた。そして遠藤となった。ボランチの選手は若い選手ならばいくらでもいると思うが、どうして30才の遠藤なのか理解不能の部分もあるが、まあこれもリバプールと遠藤のめぐりあわせなんだろう。

 

浦和時代の守備のひどかった遠藤を知る人には、遠藤がボランチとしてリバプールに移籍するなんて想像もできなかっただろう。浦和がACLでシドニーに来て、シドニーFCと対戦したことがある。遠藤は3バックの右CB, ロングボール処理をてこずり、あっさりと失点したシーンがあった。なんて間抜けなDFの選手だろうと感心してしまった。

 

ベルギー、ブンデスに行ってから守備が安定して、体も大きくなった。そしてブンデスのデユエル王にまで成長。30才になればヨーロッパでは移籍が難しくなるのだが、ステップアップするとはまさしく大器晩成。リバプールで毎試合先発できるかどうかは分からないが、なんとかポジションをつかんで欲しい。