サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

コロナ第2波

2020-07-16 08:21:23 | 日記

アメリカのように延々とコロナ感染が拡大している国は別にして、日本とオーストラリアの感染期間というか経過はよく似ている。オーストラリアの場合は、2月に中国からの入国者で感染が確認されて、3月1日から徐々に拡大。3月28日に460人のピークを迎えて、ロックダウンが成功して4月20日に13人まで落ちた。つまり感染の拡大時期は約2か月である。

 

その後は6月24日までは毎日10~20人で推移していたが、6月24日に37人で急に増えて毎日拡大して7月16日には330人まで増えた。これは過去3週間のメルボルンでの感染拡大が影響している。メルボルンだけで全体の9割くらいを占めている。これでピークなのかさらに拡大するのかは分からないが、メルボルンの拡大がシドニーに飛び火すれば倍増する可能性がある。

 

メルボルンでは先週から6週間の予定でロックダウンが開始されていて、カフェ、レストランはテイクアウエーだけ、外出は仕事、病院、食料買い出しなどに限定されている。違反者には7万円くらいの罰金。警察の取り締まりはかなり厳しい。感染がさらに拡大すると外出時はマスク着用となる。

 

3月から4月を第1波とすれば、現在は第2波と呼べる。日本も似たような状況だが政府はなぜか第2波と呼ぶことを嫌がるし、行動制限もかけない。GO TOキャンペンーンなどの悠長なことをしていると毎日千人単位で感染者が出ることになる。オーストラリアの保健当局はそれが怖いから経済を犠牲にしても行動制限をかけている。日本もオーストラリアもここが正念場だろう。


セリエA第32節 ウデイネーゼ対サンプドリア

2020-07-16 08:21:23 | 日記

7月12日にあったセリエA第32節のウデイネーゼ対サンプドリアをみた。1-3でサンプドリアが逆転勝ちをした試合だが、降格圏までは落ちないが、EL圏までも上がれないという中途半端なサンプドリアをよく表している試合だった。

 

サンプドリアは4-4-2で吉田は2枚のCBの右側で先発。サンプドリアはたまにいい攻撃をするのだが、基本的にはCB→SB(またはボランチ)からのサイド攻撃しかできない。つまりCB(あるいはGKから)からロングフィードあるいは縦一本で前線にパスを出すというトリッキーな攻撃がないので、攻撃が非常に単調になる。相手も守りやすい。

 

攻撃にはガストン・ラミレスとかいい選手もいるが一人で展開を変えられるようなスーパーな選手はいない。なつかしいね、ガストン・ラミレスがサンプドリアにいるとは知らなかった。

 

ウデイネーゼの得点は、サイドからふわっとしたロングボールをサンプドリアのCBの裏に出した。それを吉田がヘディングでクリアしようとしたが届かず、あっさりとかわされて相手のFWにスーパーなミドルを打たれてゴール。吉田がしっかりと体を張ってクリアできれば防げた失点だった。吉田の不安定な守備は相変わらずである。

 

吉田はサザンプトンからの1年レンタルで、来季は2年契約をサンプドリアからオファーされているという。吉田くらいのレベルのCBでもEPLで長くプレーしていた経験を買われてセリエAの中堅クラブならば契約してもらえるということになる。監督がEPLで長かったラニエリという事情もあるのだろう。

 

今朝の第33節でサンプドリアはカリアリに3-0で快勝。勝ち点を38に伸ばせたので残り5試合で降格圏の18位とは勝ち点差が9だから、ほぼ降格を回避できた。吉田がハイボール処理をミスしないことを願う。