サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

高齢ドライバーの恐怖

2020-07-29 08:26:37 | 日記

昨日の昼頃、筆者の近所の商店街で80才の老人による交通事故があった。なんでもない商店街の道で急にバックして、自分の車の後部と路上に駐車していたタクシーをぶつけて、その後にレストランに後部から突っ込むという信じられない運転だった。レストランは入り口部分が壊されたが、幸いにして運転者も他の人にも怪我はなかった。

 

ちょうど昼飯時で近くにある消防署員が二人いて、警察を呼びついでに消防車も呼んだ。運転していた80才の中国人の爺さんは、なにごともなかったように車から出てきて、アクセルとブレーキを踏み間違えたと言い訳した。これはにわかには信じがたい。動画を見るとしなくてもいいバックを猛スピードでしていて、ペダルを踏み間違えたというよりもギアを入れ間違えたのだろう。

 

酒に酔っていたわけでもないし、ドラッグ歴もないようだから、どうみても認知症だろう。こういう認知症老人が運転していることが怖い。シドニーのあるNSW州の規定では、75才~79才は医者の診断書が毎年義務付けられる。80-84才は医者の診断書と日本でいう大型車のみ実地テストが必要となる。85才以上は医者の診断書以外に実地テストまたは制限付き免許のどちらかを選択する。

 

制限付き免許とは日常生活に必要な距離しか運転できない条件がつく免許である。要約すると医者のお墨付きがあれば100才を越しても運転できるということだ。もちろん運転に支障がないことが前提となる。

 

事故の模様は下のURLを参照してください。どんな場面でも動画を撮影する人がいることに驚く。

https://www.youtube.com/watch?v=Qz_qcpxIslQ