7月12日にあったセリエA第32節のウデイネーゼ対サンプドリアをみた。1-3でサンプドリアが逆転勝ちをした試合だが、降格圏までは落ちないが、EL圏までも上がれないという中途半端なサンプドリアをよく表している試合だった。
サンプドリアは4-4-2で吉田は2枚のCBの右側で先発。サンプドリアはたまにいい攻撃をするのだが、基本的にはCB→SB(またはボランチ)からのサイド攻撃しかできない。つまりCB(あるいはGKから)からロングフィードあるいは縦一本で前線にパスを出すというトリッキーな攻撃がないので、攻撃が非常に単調になる。相手も守りやすい。
攻撃にはガストン・ラミレスとかいい選手もいるが一人で展開を変えられるようなスーパーな選手はいない。なつかしいね、ガストン・ラミレスがサンプドリアにいるとは知らなかった。
ウデイネーゼの得点は、サイドからふわっとしたロングボールをサンプドリアのCBの裏に出した。それを吉田がヘディングでクリアしようとしたが届かず、あっさりとかわされて相手のFWにスーパーなミドルを打たれてゴール。吉田がしっかりと体を張ってクリアできれば防げた失点だった。吉田の不安定な守備は相変わらずである。
吉田はサザンプトンからの1年レンタルで、来季は2年契約をサンプドリアからオファーされているという。吉田くらいのレベルのCBでもEPLで長くプレーしていた経験を買われてセリエAの中堅クラブならば契約してもらえるということになる。監督がEPLで長かったラニエリという事情もあるのだろう。
今朝の第33節でサンプドリアはカリアリに3-0で快勝。勝ち点を38に伸ばせたので残り5試合で降格圏の18位とは勝ち点差が9だから、ほぼ降格を回避できた。吉田がハイボール処理をミスしないことを願う。
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