サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

円盤が来た

2018-12-25 10:52:07 | 日記
シドニーは今週から急に暑くなり始めて今週末には最高気温が35度以上になりそうである。もう勘弁してほしい。毎年クリスマス前後から真夏になり、2月のはじめくらいまでが猛暑となる。


さて暇だったのでユーチューブをウルトラセブンを見つけてその第45話を見た。ウルトラセブンは1967年10月から1968年9月まで放送されて全部で49話もある。


脚本が凝っていて怪獣、宇宙人が出てくるだけでなく、社会風刺、パロデイなども盛り込んでいた。その中でも第45話の「円盤が来た」は名作中の名作である。


しがない若い旋盤工の青年、世田谷区在住のフクシン君はアマチュア天文家である。仕事帰りに立ち寄る河川敷がでてくるが世田谷区にある河川敷は多摩川だけ。筆者は子供のころその周辺に住んでいたことがあるのでよくわかる。


夜中にフクシン君が天体観測をしているときに宇宙人の円盤軍を発見するが、カモフラージュされていてウルトラ警備隊も東京天文台も通常の星としか認識できない。フクシン君がいくら通報しても相手にされなくなり、先遣隊で来ていた宇宙人に「オオカミが来た」という物語のように世の中は君を信用していなくなった。自分が星の世界に連れて行ってあげようと言われ、自信を失ったフクシン君はその言葉に傾きかける。


ところがウルトラ警備隊が円盤のカモフラージュに気づき、宇宙に緊急出動してセブンとともに円盤軍を撃退するという顛末である。諸星ともう一人の隊員がジェット機というか戦闘機で出動したのに、宇宙で突然セブンが出てくるのは無理があった。諸星はどこでセブンに変身できたのだろうか。まあ細かいことはいい。


彼女もいないしがない旋盤工のフクシン君は、唯一の趣味である天体観測で円盤を発見するという大手柄をしたわけだが、そのまましがない生活を続けるよりは宇宙人の誘いに乗って星の世界に移住するのでもよかったのではないだろうか。