サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

小川航基

2018-10-09 17:29:53 | 日記
清水の北川が代表に追加招集されたので、同じ若手の大型FWとして注目されてきたジュビロの小川航基を講釈してみよう。小川は桐光学園出身で高校3年の選手権で4得点をあげた。高卒でジュビロに加入した期待の大型FWである。身長183cmで空中戦に強く世代別ユースでも活躍し始め、2016年のAFC U-19大会でも日本の優勝に貢献。この大会のMVPは堂安だった。


2017年FIFA U-20WCにも召集されて初戦の南ア戦でも1得点をあげたが、第2戦で大怪我をして治療、リハビリに11か月かかりジュビロでの公式戦に復帰できたのが2018年の4月である。


U-20 WCで活躍した堂安はその後オランダのクラブに移籍して、今やフル代表である。つまり小川が大怪我をしたことは彼のサッカー人生を1年、いやそれ以上の遅れをもたらした。仮にあの怪我がなかったら小川の実力からすれば堂安と同じようにフル代表に呼ばれていてもおかしくない。


怪我から復帰した小川は東京五輪世代として今年6月のツーロン国際大会に出場していたが、かつての躍動感のあるプレーは見えなかった。その後ジュビロではベンチスタートと先発の繰り返しで、先発してもフル出場はほとんどない。もっとも降格争いに巻き込まれているジュビロといどもFWのポジションを川又、大久保と争っているので小川にとってはハードルが高い。


1才年上の北川がブレークしているので小川には今季は少し遅いが、来季は毎試合先発するような活躍をして五輪世代ではなくフル代表に呼ばれるようになって欲しい。