福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「静岡新聞広告賞」

2009年07月21日 | 過去のBLOG記事

今年も、昨年にひき続き「静岡新聞広告賞」の審査員をさせていただくことになりました。

長い間この賞を総括されていた眞木凖さんの訃報は本当に残念でした。
ご冥福をお祈りします。

急な事でしたが、眞木先生とも御親交のあった、同じく大御所でコピーライター、クリエイティブデレクターの一倉 宏(いちくら ひろし)さんが新たに審査員に加わりました。とても心強いです。

今回の公募のテーマやビジュアルも眞木さんのご意向も踏まえた上で制作されたものです。

天国にいる眞木さんに恥じないよう、しっかり引き継いでいきたいと思います。

どしどしご応募お待ちしております。



詳しくはこちら


Photo



さてさて、最近の私は、金ピカの紙を切ってちょっと気分が上がっていました(笑)。


2

金ピカです。


こちらはお化粧品関係のお仕事なのですが、すでにクリスマスの物を制作!
は、早い。
夏本番前です。
できあがりが楽しみです。




3cd

そして、制作中に聞いていたのは「スラムドッグ$ミリオネア」のサントラ。
M.I.A.ももちろんいいのですが、A・R・ラフマーンの歌声がなんともいいですね。




そして、いただきものでヒットだったのが、こちらの「れんこん餅」。


4

鎌倉の「日影茶屋」のものだそうです。
蓮根のでんぷんと黒砂糖と和三盆糖で練り上げてできているお菓子です。
なんとも優しい味です。
水ようかんに近くて、冷やして食べるものなので「夏!」って感じです。




5

こちらもちょっと前ですが、N.Y在住のライターさんからいただきました。
このチョコの存在は知っていましたが、いただいたのは初めて!
N.Y産です。
やっぱりかわいい。
あけた瞬間、気分あがります。
味も、甘さ押さえ気味で美味でした。




そして、絵本のヒットはこちら。
「山からきたふたご スマントリとスコスロノ」(福音館書店)
再話/乾 千恵  絵/早川 純子  監修/松本 亮

こちらは、私も仲良くさせていただいている版画家の早川純子さんがビジュアルを手掛けてらっしゃっています。
インドネシア・ジャワ島の影絵芝居、ワヤンの物語です。
古代インドの大長編叙事詩「ラーマーヤナ」の物語の中にあるお話の一つです。

お話は奇想天外なお話で、ちょっと切ないのですが、何とも早川さんの版画がすばらしいのです。


6

2、3年前にジャワ島に行ったお話は聞いていましたが、やっと形になったようです。
長い時間を経たかいあってか、素晴らしい作品になっていると思います。

新刊です。
力強い、早川さんの版画に注目です。
早川さんは何冊か絵本を出版してらっしゃるのですが、私が好きなのは物語も早川さんが手掛けている「不眠症」(パロル舎)、「まよなかさん」(ゴブリン書房)あたりが好きです。

さらに、こちらの発売を記念して、原画展を開催中です。
もう始まっていて、7月29日まで表参道のビリケンギャラリーで開催しています。
どうぞ、御覧下さい。


もう一つ、オススメ。
こちらも開催していて、8月27日までの展示です。
「ぼくたちのつくったもの 2009 全国盲学校生徒作品展」
神泉のギャラリーTOMにて。


7tom

こちらは、毎年開催されているものです。

今回は私もちょび~とお手伝いさせていただきました。
同時開催の「手で見る北斎」という、葛飾北斎の浮世絵「富岳三十六景」を目が不自由な方にもわかりやすく触察で説明したものです。
切り絵ではないですよ。
お手伝いしたってほどでもないですけど。
とってもお勉強になりました。
また、何かお力になれればと思います。

こちらも、関連の講演があります。

昨年に続き、第三回のゲストはルーヴル美術館視覚障害者美術教育主任のシリル・グィエットさんです。
前回はイタリアの視覚障害者美術館のお話でしたが、今回はフランスでの試みのお話です。
ルーヴルではかなり早い段階から触察の本を制作していていましたからね。

講演は3カ所であり、内容は大体同じということだったので、行きやすい所でお聞きになるといいと思います。

「もうひとつの視線 ルーヴル美術館の実践活動から」
8/1(土) こどもの城(青山)18:30~ 会費2,000円 
8/2(日) 横須賀美術館
8/7(金) 世田谷美術館

お問い合わせは、それぞれの施設に問い合わせて下さい。

梅雨も明け、夏本番ですが、いろいろな楽しみ方で快適にお過ごし下さい。



 


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