福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「休憩タイム」

2009年09月30日 | 過去のBLOG記事

今週も切っていました。


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今年の夏は暑かったせいもあったのですが、
外出もあまりせず、やっぱりお盆空け納品という仕事もあり、
相変わらずインドアな夏を過ごしていました。

今年に限らずですが、夏は外出が減ります。

特に今年は8月から9月にかけてポッカリと抜けていて、
久々に外に出たらすでに秋!という感覚でびっくりしています。


お家にこもって作業しているわけなのですが、
私は作業している時に限り、コーヒーやチョコレートを過剰に摂取してしまいます。

作業があまり無い時期など、コーヒーを欲したりしないので、
久々に飲んだりすると軽く貧血気味になったりします。

やっぱり刺激物という部類に入る物なのですねえ。

ブラックで飲む事はほとんどなく、基本はカフェオレです。
夏は、フローズンカフェオレを出しているお店があれば、絶対それです。

最近は、涼しくなってきたのでホットのカフェオレが飲みたい気分になってきました。

そんな私が今、はまっているのがコチラです。


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PIONIERというスイス原産の穀物コーヒーです。
なのでノンカフェインです。

原材料にはライ麦、大麦、麦芽、チコリ、イチジク、どんぐりと書いてあります。
これで、封を開けた瞬間から驚くほどコーヒーの香りです。
味もコーヒーです。
ただ、カフェインがないのであっさりした感じはします。
基本、木の実です。

ミルクをお鍋で温めて、そこにこれを入れて飲んでいます。
イチジクには整腸作用があるし、チコリには鉄分があるそうなので、
貧血のある私にはもってこいです。

そしてめっきり秋めいてきた今日この頃、スーパーなどに行くと
店頭に秋の味覚が並びだしていて、うっかりいろいろ買ってしまいます。
食後には、巨峰や梨を食べていますし、休憩タイムにはもっぱらこちら。


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栗!
天津甘栗と日本茶です。
うーん、たまりませんね。

私は、天津甘栗が大好きです。
小学校の時の通学路に、天津甘栗の製造している小屋があって、
毎日大きいお鍋でテリテリの甘栗をかき回しているのが
開け放した窓から見えるのと同時に、
プンプンな甘栗の香りがたまりませんでした。

そこでは販売していなくて、いつも香りだけをかいでいました。
実家はわりと駅の近くなのですが、駅で販売している天津甘栗が
どうやらここで製造されていた物だったみたいです。
大人になってから知りました。

甘栗の他に、干し芋も大好物です。
この二つは、今や年中買えたりするのですが、やっぱりこの時期に多く出回ります。
焼き芋も出だしているし、どうしよう。
食べ過ぎに気をつけなくては。



先週は、映像作品「たらちね」を一緒に制作していた、
いとこである裕介がお家に遊びにきてくれたのですが、
話に夢中で写真を撮るのを忘れてしまいました。
せめて、置き土産にいただいたこちらをご紹介させてください。

STUDIO4℃制作の「Genius Party」のDVDです。


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5人の監督によって5つのお話が制作されています。

確か、わたしが「たらちね」を制作で
お邪魔させていただいている頃の後半は、
会社ではこちらの制作で大変そうだったなあ。

裕介もこちらと私ので大変そうだった気がしました。
劇場では見れなかったので、DVDでゆっくりみてみよう。
裕介、ありがとう





* * * *
【関連記事】

反響&「たらちね」
事後報告
STUDIO4℃
「音」




「付箋」

2009年09月18日 | 過去のBLOG記事

昨年にひき続き、静岡新聞の広告賞に
審査員として参加させていただきました。


先日、審査会があったので受賞作が決定しました。
このブログがアップされる頃には、
静岡新聞に掲載されている頃だろうと思います。

受賞された方、おめでとうございます。


今年、私は審査会の日に現場に行く事ができなさそうだったので、
事前に公募作品と広告主様たちの作品を拝見させていただき、
遠方より事前に審査させていただきました。

静岡新聞の佐藤様をはじめ、関係者の方々に
丁寧にファイルを作成して頂き、送って頂きました。
本当にありがとうございました。


そして、いつもなら審査員のみんなで会場をぐるぐる回って、
気になる作品を付箋をはりつつ、
相談しつつどんどん決めて行くのですが、今回は一人付箋貼り。

悩みに悩みました。


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こんな感じに、作品ファイルを何度も見つつ、
付箋を貼って行きました。

こちらは、一般公募作品。
みなさん、力作です。


Photo

こちらは、2009年度の静岡新聞に掲載された広告作品群。

そして、私なりに決めさせていただき、審査会へお送りしました。

審査会ではどんな会話が交わされ決められていったのでしょうねえ。
結果をみて、なるほど!という感じでした。

1ヶ月後が授賞式です。
その様子はお伝えできると思いますので、また1ヶ月後に!



さて・・・。
我が家では、よく付箋がなくなるのです。

まさかとは思うのですが、やはり犯人はグラムさんです・・・。

寝室など人目につかないところに持って行き、噛んでいるようで、
散乱した付箋を発見して「はっ!」とします。

実は今回もやられました・・・。

床に落ちてたのでしょうか?

食べはしないらしいのですが、
いったい何が楽しくて噛むのでしょうか・・・?


みつけた付箋の残骸を集めてみました。


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無惨・・・。

特に接着部分に歯形が集中しているので
使えなくなってしまってます。
気をつけよう・・・。


さて、そんなお転婆グラムさんですが、この度、
CDジャケデビューしたようなんです。

知人のカメラマンさんが、撮影のために子犬を
探していると聞いていたのですが、何をどう間違ったのか、
成犬でしかも大ぶりなヨーキーのグラムさんが撮影される事に!

しかも、ゴリゴリのヒップホップなアーティストさんだとか(インディーズの方かな?)。

その方に抱かれての撮影だったとお聞きしました。

撮影に立ち会った主人によると、
カメラの「パシャーン!パシャーン!」というシャッター音に、
一切動ぜず(無反応)、ただひたすらに前方の飼い主だけを
見据えていたようで、非常にスムーズに撮影が行われたと聞きました。


「!?」意外!

てっきり、暴れまくって大変なご迷惑をおかけするかと思っていました。
どういう風のふきまわしか・・・。

でも、無事に行われたなら何よりです。


慣れない事で、やはり一応気疲れしたんでしょうね。

帰って来たら、こんな事に・・・。


Photo_3

おつかれー。(目が開いているようにみえますが、寝ています。)


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おつかれー。


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これで思い出しましたが、グラムさんは子犬の時に、
家にもらわれてくる前にいたブリーダーさんの所にて、
カレンダーなどの撮影犬として写真の被写体経験があったのです。

その頃から、カメラの音とかどーでもいー感じだったんでしょうかね。

確かに、小さい頃は雷の音ですら聞こえていないかのようでした。
しかし、大きくなるにつれて小さい音にも敏感に
反応するようにはなったのですけどね。

撮影って、普通の家で使うカメラより音も大きいだろうし、
フラッシュもあったと思うのですけど。
大丈夫なんですね・・・。


幼少期の撮影証拠写真。
うちに来た時にブリーダーさんからいただきました。


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* * * *
【関連記事】

「静岡新聞広告賞」
静岡新聞広告賞
初審査員
「グラムさん」
「顔グラム」




「再び羽衣」

2009年09月10日 | 過去のBLOG記事

先週、私も関わらせて頂いている宝生流「和の会」の第2回公演が
小規模ですが、セルリアンタワーの能楽堂でありました。

私は、当日は観に行く事ができなくて残念でした。

その他にもワークショップなど、いろいろ活動しているみたいなので、
気になる方はチェックしてみて下さい。

http://www.hosho-wanokai.com/


今回の公演は、私は携わっていないのですが、毎年4月のメイン公演の方は参加させていただきます。
いろいろな告知にむけての制作は年内なので、秋くらいには始まります。
今年、何とか第一回を公演したかと思ったら、もう次なんですね。

1年なんて早いですね。

そして、今年4月の公演にて能装束の「長絹」の手描き鳳凰を制作させて頂いていたのに、
完成品の状態を載せるとか言いながら載せていませんでした。
遅ればせながら、アップさせてください。

写真は、「和の会」の撮影を担当して頂いているカメラマン黒澤めぐみさん撮影の写真になります。
若手の新進気鋭の作家さんです。

舞台裏から潜入してますので、私も見る事のできなかった緊迫した様子が伝わって感動しました。


まずは、宝生流の能楽堂。
当日の観客席の様子。
指定席は完売だったんですね。


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どんどん演目が進む中、舞台裏では家元が最後の演目へむけて着々と天女への変貌を成し遂げていました。
今回の公演のために、こちらの着物も新調したそうです。


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こちらが、私が手描きをした「長絹」。
舞台では松にかけてあるのを着て舞うので、最初からは着て出て行かないのですが、なんせ当日に京都から届いたので紐をつけたり、着脱の仕掛けなどもろもろ準備がありました。


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ここら辺からいよいよ・・・。


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精神統一


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天女が憑衣しました。


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この舞台へ進む後ろ姿も、もう別の人格が宿っているかのようなオーラがでていますね。


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最後の、見せ場「天女の舞」のシーンです。
金色の鳳凰達と青桐が描かれています。


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背後の鳳凰と青桐だけに色がついています。

以上、ちょっと絵柄を紹介するにはわかりづらかったと思いますが、私の長絹がどうのよりも公演との一体感がお届けできたのではないでしょうか。

何しろ、家元の気迫がすごかったので装束など目にはいらなくていいんです。

でも、モチベーションとして衣装がいいと気分もあがりますよね。
また、衣装に負けたくないという気にもなるし。
それぞれが、いい仕事をして盛り上げていくものですよね。

次の公演にむけて、また私もいいお仕事ができるよう頑張ります。

また「和の会」は、随時告知していきます。
よろしくおねがいします。






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【関連記事】

「三保の松原」
「鵺」
「長絹制作奮闘記」
「宝生流「和の会」終了後」
「第一回「和の会」公演無事終了」
宝生流 和の会