福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「家元挙式」

2010年01月07日 | 過去のBLOG記事

先日、昨年から「和の会」でお世話になっている
「宝生流」の家元宝生和英(かずふさ)さんの披露宴にお招きいただきました。
場所は日本橋のマンダリンオリエンタル東京。

家元は昨年大学を卒業されたばかりですから、24歳くらいだと思います。
お若いのですが、やはり「宝生流」を背負って立つだけあって
しっかりしてらっしゃいます。

新郎新婦のお二人。


新郎新婦



奥様もとてもしっかりした立派な方で、凛とした感じがお美しいです。

会は終始若い家元を長い間見守ってきた方々による
温かな雰囲気に包まれていました。

家元のお母様の友人という歌手の松任谷由実さんもスピーチで
「かずくんが立派になられて・・・。」と涙ぐまれていました。

この日は娘を出産後「和の会」の方々とは初めて会う方が多く、
お披露目しました。


挙式着物1



4月の公演時はまだお腹の中でしたからね。
きっとお着物の方が多いのだろうということで、
私も増賀さんもお着物で参加しました。


挙式着物2



私がこの日に着たお着物は、主人のお母様の物で、
推定50~60年前の物になります。
若い時に着た柄なのでもう着れないし、
もったいないから着て欲しいということで着させていただきました。
かわいいですよね。
私は身長があるので仕立て直したのですが、
タンスの奥に眠ったままにならなくてよかったです(笑)。

余興で中国の京劇が行われました。
写真は福の神が祝いの飴を配りにきているところです。



福の神

小さい娘をみつけ、たくさん飴をくれました。
わーい。

家元と


家元 めいひ

この時おもしろいくらいにムスッとした表情の娘なのですが、
この後の松任谷由実さんとのお写真では、
松任谷さんに手を持ってもらいニンマリしているのです(笑)。

子どもをだしに松任谷由実さんと一緒に写真を撮らせていただきました。
写真撮影にも気軽に応じて下さるし、若くてお美しくて感激でした。
多摩美の先輩でもあるし、私は高校生の頃とてもよく聞いていました。

和の会のみんな。


和の会メンバー

来年の4月公演に向けて、もう着々と準備しています。
次回の公演も、また一回り立派になられた家元の演技に注目です!

この日の披露宴はとっても豪華で、著名人の方も多く、
私の同じテーブルにはアナウンサーの福澤朗さんがいらっしゃいました。
マイクをふられて生「ファイヤー」が聞けて、大喜びしてしまいました(笑)。
他にもファッションデザイナーの鳥居ユキさんがいらっしゃったり、
家元の交流の広さが伺えました。

しかし、この回は第2部で、この前に第1部が行われていたのです。
そちらでは国賓級な方達や重鎮、皇室な方達が招かれていたそうです。
さすが、能とはやはり歴史のあるものなのですね。

第2部だけでも新婦さんは3回くらいお色直しされていたので、
挙式を含めて何回着替えたのだろうか。

お二人ともお疲れさまです。
そして、末永くお幸せに・・・。

実はこの次の日に「和の会」忘年会で家元はハードスケジュールでした。

今回のお写真はすべて増賀さんが撮影して下さった物です。
私のお写真はすべてブレブレでえらいことになっていました(笑)。

そして、天明屋尚さんの1年ぶりの個展「風流(ふりゅう)」を見に、
新しく市ヶ谷にお引っ越ししたミズマアートギャラリーに行ってきました。


天明屋さん

天明屋さんは相変わらず精力的に創作活動されていて、
ますます線の美しさが磨かれていました。

本人に「大変でしたか?」と聞くと、
「そうでもなかった、時間に余裕があった。」そうで、
額装から何から完璧な仕上がりでした。
今回は、小さい蝿の作品があって、そういった抜け感というか遊び心がよかったです。




三潴アート

ミズマさんの新ギャラリー。
以前は中目の古いビルの一角でしたが、
今回は綺麗な洗練された空間になっていました。
天井が高くなったので展示の幅も広がりそうです。

私といえば、相変わらず師走まっただ中な日々です。
12月があっという間でびっくりしています。
早く実家で娘とのんびりしたい・・・。






* * * *
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