現在、こどもが春休みにて
私の実家に行っており、
大人は仕事のため東京に居残りです。
現在とりかかっている作品の下絵に
もういい加減にして!自分!
てな具合に時間がかかっちゃってまして、
この子供達がいない時間にようやっと形になりまして
よかったです・・・。
(でも私の中でのスケジュールではかなりオーバー気味)
こどもがいないと張り合いがなくて
時間の制約があったほうがはかどるっていうか
仕事の効率いいのか悪いのか疑問・・・(笑)。
先週はこどもはまだいたので
いつもの地域の映画企画に行ってまいりました。
今回は「カザフスタン」
この映画は、制作年は不明らしいのですが
こちらの図書館に置かれたのは昭和52年ということでした。
それ以前のカザフスタンの様子でした。
都市部はかなり発展していましたが
それでも少し都市を離れると遊牧民の生活が残っており
広大な草原と馬が主流の素朴な生活が垣間見れました。
馬が大変美しかったです。
広大な草原をバックにBGMに口琴が使われており
遊牧民の匂いを彷彿させます。
私自身、以前勤務していたところで
口琴を中心に世界の民族音楽のミニコンサートをしており
そこで、カザフスタンの方が演奏する年がありました。
(口琴とは、口で奏でる弦楽器で「びよ〜ん」という独特の音がします。
日本ではアイヌのムックリがそうです。
地域によって素材が違います。)
その時、「もうそろそろカザフスタンの方が来ると思うので来たらご案内して」と言われ
スタジオ入り口付近で
こどもの造形活動を見つつ伺っていたのですが
日本人の関係者らしき方に
「造形スタジオは?」と聞かれたものの
それらしき方がいらっしゃらず
いつくるのかな〜?
と思っていたら、その関係者らしき人がカザフスタン人だったのです。
というのも、容貌が日本人そっくりで
民族衣装ではなく背広みたいのを着ていらしたので
まったく異国の方と思わず・・・。
失礼しました。
そして、容貌は日本人そっくりで笑顔も素敵で
人懐っこい感じなのですが
演奏した時の歌声が素晴らしくて
今でもとても印象深い演奏の一つとして残っています。
コンサートは口琴を演奏する地域の方にお越しいただき
(世界口琴大会なるもので、演者の方に元部長が声をかけてくるらしい 笑)
その地域の口琴を演奏し、
さらにその地域の民族楽器も披露していただくのですが
カザフスタンの方は
口琴とドンブラという弦楽器を演奏してくださったと記憶しています。
そしてドンブラを弾きながら、民謡?らしきものを歌ってくださったのですが
声?発声?がなんとも大きくてハリがあって伸びがあって
とにかく素晴らしかったのです。
ちょっと哀愁のある曲でした。
私の脳内では広大な草原が目の前に広がったのです。
その時の思い出があり、今回のこどもの映画には大変興味がありました。
毎回その国の方がゲストにいらっしゃるのですが
今回はいなくて、それが残念でした。
いろいろ聞きたかったな。
でもカザフスタンについての本が置いてあり
(会場が図書館なのでスタッフの方が用意してくださります。)
娘はすっかり読み込んでいました。
そして、カザフスタン制作の映画ともうひとつ
日本で作られたカザフスタンをテーマにしたアニメも上映されました。
こちらは手塚治さんが原作で
制作には宮崎駿さんも関わっていたという作品です。
手塚治さんは本当に博識ですよねー。
カザフスタンの生活や文化をもとにストーリーを考えるのですから。
こども映画ですが
いつでもテーマは
地球上の生き物と自然の素晴らしさ
それを犯そうとする人間の欲望を悪とする内容です。
カザフスタン制作の映画はこどもの純真無垢さがテーマでした。
どちらも「命」の大切さを伝えていたと思います。
こどもより私が楽しんでいました。
そして、とても久しぶりに歌舞伎にも行ってきました。
母が行くというのでお付き合いしました。
いやいや何年ぶりかしら。
新しい歌舞伎座になってからは初めてです。
こどもが生まれてからすぐに1回行ってそれ以来かも。
ほとんど見た感じ変わらないのですが、
地下鉄と直結しており
歌舞伎座に入らなくとも地下にいろいろなおみやげ屋の出店が出ていて
とても賑やかになっていました。
そして、歌舞伎座の中は以前は階段で
お着物の高齢の方々が支えられて行き交っている印象だったのですが
エスカレーターやエレベーターが完備で
移動がスムーズになっていました。
私は以前の歌舞伎座しか知らないので
お弁当売り場などが、大幅に移動していて
わからないことが多く、スタッフさんに聞きまくりました。
無事にゲット。
内容は3月大歌舞伎でして
「春」がテーマのでした。
私は母のおつきあいですので
どの方が出てどんな演目なのかまったく知らなくて、
当日カタログを買って下調べ。
母は坂東玉三郎さんが見たかったようで
玉三郎さんの演目でした。
美しい女性だけでなく滑稽な老婆なども演じられて
本当に容姿端麗だけでなく踊りも演技もどれもが素晴らしくて、
すごすぎます。
久々の歌舞伎はとても楽しかったです。
最近「お能」ばかりでしたので
歌舞伎のエンターテイメント性にちょっと戸惑いましたが(笑)
面白かったです。
良い物が見れて、いい息抜きになりました。
お母さんありがとう。
そして母が東京に来たので
翌日は朝早くに子供達を連れて静岡へ帰ったのでした〜。
(実家では従姉妹のこどもたちが、はやく遊びたくてスタンバイ。)
新幹線に釘付けの息子。
何日も前から楽しみにしており、
慣れた様子で車内空間をつくりあげる子供達。
笑顔で大はしゃぎでバイバイしたのでした・・・。
楽しんできてね。
私も行きたかったなぁ(笑)。
こどもがいないとつまらないです・・・。
はやく仕上げなきゃです・・・。
しかし、こどもいないのもあって連日打ち合わせを入れてありました・・・。