福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「実家天国2」

2010年02月26日 | 過去のBLOG記事

浜松から帰った次の日は、娘と2人で名古屋に新幹線で行ってみました。

静岡駅のホームにて。



新幹線



in名古屋。人工のスケートリンク。



リンク



やはりフィギアスケート王国、愛知!


主人の実家に行って来ました。
正月以来の娘に会えて、お義母様が喜んでいました。
また娘もご機嫌で「キャッキャ」言ってました。

主人のお家の1階はギャラリーになっているのですが、
この日は年配の方達が版画の技法についてお勉強会をされていました。
みんなお勉強熱心だな~。

数時間の滞在で夕方には実家に帰りました。
おむつの替えを4枚持って行ったのに、この日は娘が絶好調で、
帰りの新幹線の中で最後の1枚を替えた後に嫌な予感~。
父におむつを持って駅に迎えにきてもらいました。


他の日には、芹沢銈介美術館に行くために登呂遺跡に行きました。



登呂遺跡



驚くほど工事をしていて、全面的にガラっと変わる模様です。

登呂遺跡の中にある博物館も建て替えていて、以前の面影がなくなっていました。
近辺にあったお土産屋さんが一掃されていて、1つもありませんでした。

確かにあまり繁盛している様子はなかったのですが、
ずうっと変わらない風景だったので、今回の展開には驚きました。

数年前に、お土産屋さんの中で客引きになっていたお茶屋さんが
火事で燃えてしまったのもあるんでしょうねー。
昔ながらの建物が売りだったので、火事は本当に残念でした。
看板だけが残っていました・・・。



登呂遺跡やよい看板




芹沢銈介美術館




芹沢


「花ヨリモ花 染メノ花」展です。

今回の展示は、千葉県の柏市にあった「柏市立砂川美術工芸館」
所蔵していた物などを中心に展示されていました。

また新たな一面を見る事ができよかったです。
こちらの美術館も最近頑張っていて、芹沢さんのカタログなど作品集が増えたり、
長年変わらなかったビデオ紹介も新しく撮り直されていたりと
いろいろとリニューアルされていました。

相変わらず素敵な作品の数々で、優雅な時間が過ごせました。


そして、登呂遺跡の横にある「安倍川餅」でおなじみの
「やまだいち」さんの会社に隣接している「もちの家」にて昼食です。

こちらは福島県の農家のお家を移築してあり、170年以上経っているようです。




もちの家



水車が回っています。



水車



この水力でついてるようです。

中はこんな感じで、囲炉裏などがあり、とてもいい空間になっています。


土間


囲炉裏



2階。前はここでお昼を食べました。
現在は予約席のようです。
2階からは水車が直で見えるので気持ちよいです。



もちの家2階



そ玄関開けてすぐの厨房は、もともとは馬小屋になっていた場所だそうです。


もちの家厨房



おそばのセットを頼みました。


そば



このセットにはお餅がついてきます。
おそばも美味しいのですが、このお餅が本当に美味しくて幸せな気持ちになります。


もち



安倍川餅と大根餅。

「やまだいち」さんは安倍川餅のお土産の定番で、
真空パックされた餅の印象なのですが、
ちゃんとこういったつきたてのお餅を食す場所をもうけてるのは素晴らしいです。

このお店にくれば「これこそ餅!」っていう
つきたてのお餅が食べれるので本当におすすめです。

入り口が草木で見過ごしやすいので、意外と知られていないのかもしれないです。

お店の中に飾られていた青いだるまさん。


だるま


伊達政宗が作らせたものだとかどうだとか・・・。

こちらは床の間にありました。


郷土人形



お内裏さまかな?
おひな様はなかったけど。

店員さんは詳しくは知らなかったみたいですが、
福島県の三春人形にこんな着物の袖っぷりの人形があるなあと思いました。
建物も福島県のものですしね。

寒い地方の建物は、本当に構造がしっかりしていて、
生活がしやすいように機能的にできています。

こうして人が住み、手入れをしていけば半永久的に残って行くんですものねー。
すごいです。



他の日には、お隣の清水市にでかけ、フェルケール博物館に行ってきました。


フェルケール入口



フェルケールとはドイツ語で「交通」「交際」を意味する言葉らしく、
こちらは清水港を中心に人と港の交流をテーマにした博物館です。

清水港の歴史がうかがえます。


フェルケール


フェルケール2



結構みどころ満載です。
現在のような機械化される以前の、人の手によって働く人々の港の活気が感じられます。

本格的にまぐろの油缶詰を製造したのも清水です。
この頃はほとんど手作業だったんですね。



缶詰ラベル




フェルケール博物館の帰りには、只今巨大地震の発生メカニズムなどを
解明するため海底を掘削調査している「ちきゅう」を見に行きました。

「ちきゅう」は、高さ121メートルの掘削やぐらを備えた外観が特徴で、
やぐらの下にある船底開口部からパイプ状のドリルを真下に伸ばし、
最大で海底 下約7000メートルまで掘削できるそうです。

真ん中の船がそうです。


ちきゅう



地球深部探査船「ちきゅう」は全長210メートル、全幅38メートル、
船底からの高さは130メートルで約5万7000トンらしいです。

大きすぎてよくわかりません。


ちきゅう2



遠くからしか撮れなかったのでピントがぼけています。
すみません。
掘っているんですねー。



帰りに魚市場に寄り、アジなどを買って帰りました。
娘がいたので、少しおまけしてもらえました。

父は勤務先がこの付近なので、よく帰りに寄って
手頃な物が入っていると買って帰ってくるそうです。


グラムやミラちゃんと娘の散歩も、お決まりのコースでしました。
帰りにまたミラちゃんをベビーカーの下の部分で運びました。
2回目になると、ミラちゃんもあたりまえのように乗っているのでおもしろいです。

古墳山の公園。



土俵


神社になっていて土俵とかもあるのですが、
使われていないときは土俵の上に祠が置かれていました。



静岡では2日くらい初夏みたいな日があって2月だというのに驚きました。

そんな日は、最近洗えてあげれていなかったグラムさんを洗い、
ついでにミラちゃんも洗ってあげました。
2匹とも、つやっつやのピッカピカにしてあげました。



最後の日は、最近近所にあって気になっていた
「えほん」とだけ書かれたお店に行ってきました。


えほん


本当に絵本屋さんでした。
0歳児向けのえほんを紹介していただき購入しました。

ゆったりとくつろげるスペースもあって、
実家に帰った際はまた行こうと思っています。

ほかにも工芸屋さんでお茶碗を買ったり、
湯のみも買ってみたりいろいろゆったりできました。

毎日家族が娘をあやしてくれるので、大喜びでした。
兄は会社から帰ってくるのが楽しみになってしまったようです。


帰りは新幹線で東京に帰りました。
グラムは新幹線は乗り馴れているので、
まるでいないかのようにおとなしいし、吐かないので助かります。

でも、赤ちゃんと犬を連れて帰るのは本当に大変です。

今度はいつ連れて来れるかなー。
どんどん重くなるので私一人では無理かもなー。






* * * *
【関連記事】

「実家天国1
「いよいよ年明け」
「名古屋通い」
桐野夏生小説
ワークショップ初日
帰省




「実家天国1」

2010年02月22日 | 過去のBLOG記事

先週はぽっかり1週間のオフタイムができ、
正月で味をしめたので再び実家天国してきました。

1週間まるまる行って来たのですが、
考えてみたらそんなに長く行けたのは学生の時以来です。

また父が車で迎えに来ました。

今度はグラムは朝ご飯から時間をあけたので
大丈夫と思ったのですが、
インターに入る前にもうもどしていました。

それをグラムは食べ、またもどしていたので掃除をしたところ、
大根の葉が3~4本まんまでていました。

でかける直前に私が冷蔵庫の中身を整理していたので、
その時のものかと思われます。

いじきたな~い。
自業自得です。
茎ごとつるっと出ていたので、噛んでもいないのです。

また途中のパーキングエリアでバッグを掃除です。
(バッグの中だけに吐いてくれるのは本当に助かる。)

そうこうして快調に実家に着きました。

着いて早々、次の日は父の実家の浜松に行きました。

小さいときはよく来ていて年齢の近いいとこ達ともよく遊んだのですが、
大きくなってからはなかなか来れなくなってしまって(父はよく行ってる)、
今回は 娘も見せがてら行ってきました。

休日という事で全員が揃っていて、
みんなに会うことができました。

みんな元気そうで何よりです。

おいしいお寿司もいただき、娘を囲んで談笑しました。

そして、父が今回行きたがっていた航空自衛隊浜松広報館に、
いとこや父の兄と共に行く事になりました。
近所に平成11年にできたらしく、私ははじめて訪れました。

館内はこんな感じで、たくさんの航空自衛隊で使われていた物が展示されています。


航空館

航空館2


エンジンなども。



エンジン



操縦席に乗る事もできます。
こちらは航空ショーでご存知のブルーインパルス。


操縦席



乗っているのは父です。

今日の出で立ちは、以前ここを訪れた時に売店で購入した
帽子とそれに合わせたジャケットでした。(気がつかなかった!)

操縦席に座ってそのはまり具合に「はっ!」と気づきました。

父はウキウキなので、誰よりも早く席に座っていました
(本来最も先にすべきうちの娘よりも先)。

その脇で優雅に鑑賞しているのは父の兄。


父の兄



実は近所にできてから、夏など暇なときはここに
自転車で訪れて過ごしていたそうで、「我が庭」な状態。

説明しているのはガイドさんではなく、父の兄。


案内


見どころを余す事無く紹介。
聞き入る息子(いとこ)&孫。


ここではシュミレーターで飛行体験もできます。


シュミレーター


そして、なりきりたい方にはフライトスーツの貸し出しもあります!
子どもから大人まで、ヘルメットやブーツまで全身取り揃えてあります。


フライトスーツ


浜松といえば凧。


凧


2階には、ミサイルやら何やら航空自衛隊にまつわる全てのご紹介。
北朝鮮のミサイルを撃ち落とすために出動した物もみれます。


迎撃線

砲弾なども。



砲弾


そしてお決まりの父によるスタッフへの質問。
今回はかわいこちゃん2人。


質問



こんな物があったのですが、
例の昨年のNHK大河ドラマのアレの影響でしょうか?


兜



青い衝撃・・・。
確かに「Blue impulse」ですからね。
おでこの装飾は「衝撃」的なイメージでしょうか。

いやあ、なかなか見応えがあるのですが
なんと駐車場を含め「無料」なんですねー。
伯父さんも通うわけです。

隣は本当に自衛隊の滑走路となっており、広大な敷地なのです。

売店では様々な航空自衛隊のグッズが売っており、
バッジやワッペン、帽子は人が群がっていました。

父も新たに帽子を2点購入。
持っている洋服に合わせたコーディネイトで選んでいました。

そして帰りの車に乗り込む道すがら、
迷彩柄に身を包んだ父は、木の植え込みに隠れてみたりと
はしゃぎっぷりが最高潮に達していました。

本当に楽しくてよい1日でした。

前日の夜に突然行く事を伝えたのですが、
全員に会えたのは本当によかったです。

お仏壇の祖父母にも、娘の無事出産を報告できてよかったです。
祖母はいつもお年玉に「かわいい利佐ちゃんへ」と書いてくれる
とってもやさしい人でした。

そんなこんなで楽しい浜松日帰り旅行記でした。

グラムは静岡でお留守番だったので、こちらの住人達をご紹介。


黒猫の「キキ」さん。


キキ



シーズーの「小梅」さん。


小梅



実家天国は続く・・・。






* * * *
【関連記事】

「ついにグラム」
「いよいよ年明け」
「ひき続き年末」




「ついにグラム」

2010年02月09日 | 過去のBLOG記事

出ました。

実は昨年末には出ていました。

ご報告が遅れて申し訳ないです。


昨年ブログにも書かせて頂いた、グラムのCDジャケ撮影の件です。

残念ながらトップバッターの採用はならなかったのですが、中にいます。

こちらが、CDジャケです。
アーティストは「マイクアキラ」さん。
「四街道ネイチャー」というJ-hiphopのグループのメンバーの方で、
初のソロアルバムとなります。


マイク



中を開けると、ほらっ!



2mj



わかりますか?真ん中にいますよ!
例のあの方です。


グラムさん!!?



3gj


かっこいいー!!!

グラムかっこいいよ!
これは想像だにしませんでした。
いやはや、立派なもんです。
神格化されてます(笑)。
ありがたや~。

何だかグラムっておしゃれ犬だったんですねー。

この時は撮影だっていうんで、
ぼさぼさしてきた毛を切ってやろうとしたのですが、
私がいつも切りすぎるので主人に断固反対されて
切るのはやめたのですが (それでもこっそりわからない程度に切った)、
なるほど、短くしなくてよかったかも(笑)。
やるなー、グラム!


曲の方も聴かせていただいたのですが、
びみょうにクセになる高音ラップでした(笑)。
久々に聴くJ-ラップで、おもしろかったです。
(下ネタありですが)気になる方はどうぞ!


こちらが本家本元グラムです。
おやつをがっしり掴んで食べています。



グラムおやつ

この程度のおやつは数秒で食べてしまいます。
ソフト系のおやつは丸呑みくらい早いので危険です。
常にハードのものを与えています。
それでも早くておそろしいです。


雪が降りましたよね。
2日後に道が乾いたので散歩に出たのですが、
道脇の雪の残ってる所を歩いても平気みたいなんです。
冷たくないのでしょうか?

大型犬ならわかるけど、小型犬の(はずの)グラムは
鈍いのか何なのかわかっていないのか、
相変わらずデリケートさに欠ける犬です(笑)。






* * * *
【関連記事】

「熱い視線」
「新メンバー」
「付箋」
「グラムさん」
「顔グラム」




「2010年 和の会」

2010年02月03日 | 過去のBLOG記事

今年の宝生流「和の会」公演のチラシができあがりました!


和の会


4月23日に、水道橋にある宝生流能楽堂にて公演が行われます。
今年のメインの演目は「小鍛冶(こかじ)」です。
読んで字の如く「鍛冶屋」さんのお話です。

頭に狐の飾りが乗っているのは、
ある鍛冶屋さんが天皇から依頼された剣を作れずに悩んでいると、
狐の精霊?がやってきてお手伝いしてくれて
無事に作る事ができるというお話だからです。

今回は2つのお面が登場します。

上が少年の「童子(どうじ)」
下が鬼神の「小飛出(ことびで)」です。
このお話では「小飛出」の姿が本来の姿なのです。

今回は連獅子を彷彿させるような朱赤の毛も舞台に映えてきれいです。
とても楽しみです。

演目は
連吟 「八島(やしま)」
舞囃子 「船弁慶(ふなべんけい)」
狂言 「悪坊(あくぼう)」
仕舞 「土蜘(つちぐも)」
能 「小鍛冶(こかじ)」
の順です。

詳しくは、和の会ホームページにて御覧下さい。
http://www.hosho-wanokai.com/

よろしくおねがいします。




ちなみに・・・

今年から私自身のホームページができたのです。
嬉しいですねー。

制作は毎回お世話になっているスープデザインさんです。

自分でいうのもあれなんですが、素敵なんですよ(笑)。
今までの主要な作品、お仕事ものが見れます。

アドレスはhttp://www.risafukui.jp/
是非是非御覧下さいね。




最近、娘と行ったのは森美術館の「医学と芸術展」。



森美術館


おもしろかったです。

しかもベビーカーがOKで、本当にゆっくりじっくり見れました。

事前に調べたら「親子ツアー」なるベビーカーや
幼児でも回れるツアーもありました。

もう定員がいっぱいになっていましたが、
普段もベビーカーが大丈夫という事で行ってみました。

以前(生後1ヶ月)はスリングなどにさらっと入れて
美術館に来たのですが、もうあっという間に
だっこしてゆっくり見られる重さではなくなり
ベビーカーが入れるのは本当に助かります。

しかも今回は、何やら「妊婦」にまつわる物も多く、興味深かったです。

体内の模型とかもあり、顔の周りにへその緒がギュっと巻かれていて
びっくりしたのですが、考えてみればお腹の中にいるときは
羊水があるのでこんなにギュッとはならないはず。

お腹の中にいる状態はぎゅうぎゅうで、苦しそうでした。
すごいですねー。よく出て来たなと思いますよ。

やっぱり、昔から妊娠とは神秘的で不思議な出来事で、
みんな医学の解明に興味が集まるのでしょうねえ。

他にも昔の医療器具などがありましたが、
「こんなで人が助かるのだろうかー?」と思う程、
アナログなものばかりでした。

ここがあって現代があるのだなあと感じます。

「医学と芸術」ということで、
もちろん「芸術作品」もあっておもしろかったのですが、
やはり本物感はすごかったです。

でも、「医学」だけだとどんよりして終わりそうな所が、
「芸術作品」があったので
いろんな視点から「医学」をみることができてとてもおもしろかったです。

娘は結構起きていておとなしくしていたので、
話しかけたりして見ていたのですが、
後半ふとみたら就寝されていました。

後、ウォルター・シェルスの「ライフ・ビフォア・デス」という作品で、
病気で死の直前の生きている状態と
死後の状態のポートフォリオの作品なのですが、
その中に赤ちゃんがいてそればっかりは本当に辛かったです。

1人の頃は1日に3カ所くらいハシゴして美術館を見てまわったものですが、
今は1カ所がやっとですね。

それでもとってもいい息抜きになります。

ちょっと前までは、美術館なんてベビーカーも入れなかっただろうし、
授乳室やトイレ、おむつかえなど完備しているところも少なかったと思うので、
以前のお母さん達はおでかけって大変だったろうなー、と思いました。

ベビーカーで電車に乗ると、今だエレベーター難民になり、
表示を見ながらあっち行ってこっち行って
1階下がってまた上がってやっと改札を出たりするのですが、
新しい駅はエレベーターのアクセスもよく
本当に母親1人でもでかけやすくなったと思います。

これから暖かくなるし、いろいろ出掛けられるといいなと思っています。






* * * *
【関連記事】

「家元挙式」
「プレミアム」
「柿渋紙」
「宝生流「和の会」終了後」
「第一回「和の会」公演無事終了」
宝生流 和の会
反響&「たらちね」
画集