福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

世田谷児童絵画コンクール

2016年09月27日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


今年も昨年に続き、審査員をさせていただきました。



「世田谷児童絵画コンクール」




駒沢公園の目の前にある
「伊佐ホームズさん」へ。

http://www.isahomes.co.jp






こちらで錚々たるメンバーの方々と審査をさせていただきました。









審査員長は坂口寛敏さん(東京藝術大学美術学部油画科 教授)
橋本善八さん(世田谷美術館 学芸部長)
望月照彦さん(多摩大学 都市プロデューサー)

そして伊佐ホームズの代表取締役社長 伊佐裕さん


ここにはいませんが、
川口淳二さん(長谷川町子美術館館長)
皆川明さん(ミナ デザイナー)

も審査員として入ってくださっており、
お仕事の都合のため、事前に審査してくださっています。

お忙しい皆川さんはパリに発つ前の早朝6時に立ち寄り、選んでくれたとか!
すごいな、皆川さん。

ハイパーにお忙しい皆川さんも川口館長も
どんなに忙しくてもちゃんと時間を作ってくださるのは素晴らしいです〜!!!






400点越えの作品の中から選びました。


どの子もとっても力作で
絵につけたタイトルを見ると面白くて、とてもみなさん選ぶのに悩まれました。







大先輩がたのおじさまたちはとっても優しくて
こどもたちの絵画の選考も愛情を持って選んでくださっていました。


尊敬。






この日、審査員にふるまわられた飲み物はこちら




「森のサイダー」

な、なんと樹液飲料なんです!!!


樹液ですよ。



伊佐ホームズさんは建築屋さんですので
木を扱っている関係から林業関係者とのつながりで
こちらとつながったようです。







秩父の山のミカン科の木から作られているので
さっぱりとしていて
苦味とかそんなになくて
美味しいです!


市場に出てるのかな?

薬科大学との共同開発のようです。



また飲みたいです。



さてさて、そんな審査会でしたが、私は最後まで居れず
大大大先輩がたに後をお任せして
お先に失礼させていただきました。

えーん!最後まで見届けたかった!




そして、新幹線でビューんと!
静岡県島田市へ



キッズアートしずおかで明日から島田市の小学校へ出前授業です!






今回のスーパー助っ人はこちらのお二人。

夕食食べつつ打ち合わせ。




なんせ、大人数なんで・・・。



スーパーな方々をお二人もつけさせていただきました。


明日と明後日で4校に行くのです。




どなることやら!


楽しみでーす。










浜松市美術館ワークショップ

2016年09月25日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


静岡県の浜松市にある
浜松市美術館でワークショップをしてまいりました。


ちょうど企画展の方は
写真家で映画監督の若木信吾さんの個展が開催されており
雨の中、ご本人もいらっしゃっており、多くの若い方々が訪れていました。


http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/



浜松市美術館は
出世城と言われた浜松城のすぐ下にあり、元動物園でもあった緑豊かな浜松城公園の中にあります。




正面玄関。
(こちらの写真は昨年のものです。今年は雨でしたので。)




周りは欝蒼とした木々に囲まれています。




すぐ横に浜松城。

小さいけど中身は濃くて結構面白いお城の中です。




さてさて切り絵のワークショップが始まりました。





浜松市はちょっと変わっていて、美術館の館長を始め学芸員などが
教員の方々で異動勤務の一つとして勤めています。

ですので、教員とのつながりが強く、
美術館の講座はほとんど教員向けのものが多いそうです。

今回も教員向けに募集し、
残りの枠を一般の方々の募集にしました。


多くの方に応募いただきありがとうございます。

参加できなかったみなさま、すみません。
またの機会に是非ご参加お願いします。






今回、企画展の若木さんの作品のインスピレーションも入れ
「心象風景」をテーマにしました。

ちょっと漠然としていますが、
外は雨でセンチメンタルな雰囲気は漂っていたのでちょうどよかったです。





一つ自分に関係するアイテムを切っていただき

バックに浜松市美術館周辺、浜松市美術館内の風景写真などをはめこみました。

写真は事前に浜松市美の担当学芸員さんにお願いして撮影してもらいました。
ありがとうございます。
















大人の方々に混じり、子供達も頑張りました。


当初、フィールドワークを予定しており、
切り抜いた切り絵を持って外に出て、切り絵から見える景色を写真で撮影するという案を出しましたが、
2時間の中では難しく、また今回のように結構な雨だったので
講座室内の中で完結してよかったです。

またそれはどこかでできたらいいです。


教員の方々ということで、少しだけ私が小学校などで行うワークショップをご紹介しました。


今回はテーマが難しいかなと思いましたが、
さすが大人達、そして先生たち
時間内にみなさん素敵な作品を仕上げてくださいました。


お疲れ様です。



今回のアシスタントは出産開け初めての天然な松井さん。




土曜日にワークショップがあったので、9ヶ月のお子と旦那さんが週末旅行も兼ねて
来てくれるというのでお子に会うのを楽しみにしていた私だったのですが・・・。


毎回、静岡市のワークショップがほとんどだったので
勘違いしていたらしく
静岡にホテルをとっていて、そこに旦那さんとお子様を置いてきての参加。


私は東京からのとんぼ返りでしたので、会えずじまい・・・。

広島出身の松井さんが新幹線で静岡で降り、静岡出身の私はそのまま乗って東京に帰るという
意味不明なことに。


さすがだな。




そんな松井さんが出産後も相変わらずで好感度アップなのでした(笑)。




私の切り絵ワークショップな旅ガラスはまだまだ続きます。


お次は静岡県島田市の小学校にキッズアートプロジェクトしずおかで
4校に出張講座に行きます!!!


またご報告いたします。














中村キース・ヘリング美術館

2016年09月24日 | 日記


今回の八ヶ岳旅行にて、

中村キース・ヘリング美術館に行ってきました。

http://www.nakamura-haring.com



こちらとってもよかったのでオススメです!!!















中村さんのコレクションから美術館に発展した場所なのですが

森林に囲まれた素敵な環境の中、近代的なのにその自然に溶け込むような素敵な建築物。


そして、かっこいい作品群に、主人の今井トゥーンズの興奮が私にも伝わりました〜。






アボリジニ文化が好きな父にも、面白かったと思います。
(帽子買っていました。)


そういった民族の文化からも影響を受けた絵柄で、
グラフィティと言われる「壁の落書き」みたいなものをアートに発展させた第一人者で
ニューヨークのポップアートの代表の一人です。




















私もこんなにちゃんと作品群を見たのは初めてです。


東京に出たての頃、外苑のON SUNDAYの近くのビルに描かれた作品をみた時の感動を覚えています。



あの頃はまだありましたが、もうないですよね。
どこに行ったのか。




















彫刻作品も充実していて





ショップも充実していて、楽しかったです。


主人は以前から子ども部屋の椅子をこれにしたいと言っていました。







亡くなったのは31歳の若さだったんですね。


エイズということもありましたが
ストリートから一気にアートシーンに引っ張り上げられ
駆け抜けた濃厚な人生だったと思います。




いい時間だったな〜。



美味しい料理と、お風呂、プール、美術館と
とてもいい息抜きになりました。



この大家族旅行計画、いつまで続くかな〜?

実家が静岡で、こちらの東京に出ている家族と
いつも中継地点のあたりを旅行しています。


旅行好きのおばあちゃんのためにできる限り続くといいな。




そして、私はいったん東京に戻り
今度は浜松へワークショップをしに出発でーす。








毎年恒例大家族旅行

2016年09月23日 | 日記


私は先週ドイツから帰ってきたと思うのですが、

ほとんどお家に居れてないです(笑)。



お次は毎年恒例、大家族旅行です。


まあ、1年に1度のバカンスです。


毎年、私の祖父の誕生日と父の日に合わせて行われていた行事でしたが
昨年祖父が亡くなり、途絶えると思いきや

喪があけた9月、祖母の誕生日は11月なのですが
その時期は寒いということで
秋分の日を盛り込んだこの時期に
祖母の誕生日という名目で、昨年と同じ
八ヶ岳の「星野リゾート」に家族が現地集合いたしました。


総勢16名?それぞれの家族6部屋で宿泊します。


うちは犬OKの部屋、いとこ家族はベビーのお部屋
それ以外は通常使用のお部屋と
元教員の叔母の手配の元、実行されました。


本当にすごいことです。
ありがたいです。





娘が小学生になり、時間の制約ができたので
小学校から帰り次第出発。
他の家族は早めに入って周辺のショッピングを楽しんでいました。



弟君うまい具合に昼寝時間。







直通特急にうまく乗れず、乗り換えをしていたら
着いたらすでに18時で暗い・・・。



今回はピーマン通りという通りがハロウィン使用で
怖くなっていました・・・。





10月はスタッフがゾンビとかになるそうで
本当に怖い・・・。


大人向けだな。




お部屋に一番近いのがこのお人形で、

子供達の阿鼻叫喚の声が聞こえました。



19時には全員揃い、スタート。



おばあちゃん、おめでと〜。



地元食材の豪華食事に舌鼓。















後半、おこちゃまメニューを平らげ飽きてきた頃には
こちらの部屋でDVD鑑賞タイム。






バーカウンター?かな。
隣の部屋です。




普段ほとんど見たことのないアンパンマンに釘付けの息子と娘。

他はいとこの子供達。


大人が入れ替わり、様子見にきます。



デザートもすごかったんですけど。







そんなお楽しみコース料理を食べ終わったら、
とっても夜遅いことになっていましたが
外の大浴場へみんなで入りに行きました。
(遅いから部屋のお風呂でもいいのですがみんなで入りたいよね〜。)




翌朝は、朝食前に娘は宿題をしていただきました。




そして、前日遅かったのもあり、朝食バイキングのため無理やり起こしたら
はじまりました・・・。




寝巻きで行きたいそうです。





もう一度着せて、上着を勧めましたがそれもダメだと。





汗かいてるし、その寝巻きで寒い八ヶ岳の朝に出歩くのは・・・。

寝巻きでご飯はちょっと・・・。





しかし、そんなイヤイヤも散々わめき散らしたところで

外の怖いハロウィン展示の出番。






こちらのおかげで最終的にはすっと着替え朝食に行けました。
(そちらでも別問題で愚図りましたが。笑)





そして、お待ちかねのプールタイム。















お子様家族は波の出る大プールで体力消耗の大はしゃぎ。



高齢家族はリゾート内でショッピングしたり、お茶したり
天気が悪かったのですが、近隣の森の散策もできます。


息子がジュースこぼしたり粗相で、ズボンの替えが無くなりましたが
もちろん子供服のお店やら何やらも充実しており、即問題解決できました。


ランチはそば粉のガレットを食べ、


親戚一同で楽しい時間を過ごしたのでした〜。




















静岡県立美術館わくわくアトリエ

2016年09月22日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)

翌日は親子からのワークショップ

「わくわくアトリエ」です。



今回は、家康の葵の御紋にちなみ

「紋切り」の方法を使って

平和の紋を作ることにしました。



私は紋切りは専門ではないので
詳しいことは、紋切りの第一人者下中菜穂さんという方がいらっしゃいますので
この方の著作品を参考にすることをお勧めします。

下中さんの紋切りの書籍などの紹介サイト
http://www007.upp.so-net.ne.jp/xpl/


(下中さんとは、2009年のミッドタウン虎屋さんの展示でご一緒させていただきました。)




さてさて

本題です。


わくわくアトリエ午前の部がはじまりました。




親子をはじめ80代の方など幅広い年齢の方々がご参加くださり
満員ではじまりました。




外にはボランティアの最高齢を更新し続ける朝倉さん(御歳87歳)。
腰を椅子に乗せることなく、独自のフィールドワークで働き続けます。
止まらないことが生涯現役の秘訣なんですね〜。


ランチをご一緒しましたが、かぼちゃが入っていたことから
戦前のかぼちゃの話になり、朝倉さんの生きてきた長さと経験にただただ感服いたします。



まずは試作をします。








お父さん1人で小さい子供3人と参加されていたのですが、
すごくないですか〜!

最近のお父さんってスーパー子育て協力的ですよね。

いい時代になりました(笑)。










彼は細かい作業が得意です。

お母さんとおばあちゃんと参加されていました。




アンパンマン?













お子さんがおうちで作ってきたもの。
小学生でここまでできるのですね〜。

おどろきです。

すばらしいです。
楽しい気持ちを大事に成長して行ってもらいたいです。









それでは、完成したので講評です。



自分の「平和」をテーマにした作品の説明を明確に述べる男の子!

びっくりした。
意外とちゃんと考えてる(笑)!



みなさんの作品













いろいろな紋ができてとても楽しかったでーす!

みなさんお疲れ様です。



午前が終わり、午後の回へ


午前中を様子見にし、午後はご自分も制作にとりかかるお考えの朝倉さん。

ちゃんとご自分の家紋を持ってきていました。





午前の部の講評を見つつ、いろいろ考えていたようです。





はい、午後の部スタートです。





浅倉さんも頑張りました。





あれよあれよと完成したので講評です。







みなさんの作品










こちらもとても楽しくできましたー!



男の方々のスキルがすごかったです。
器用なお父さん尊敬ですよね〜。

それぞれが個性的な作品で面白かったです。



みなさまお疲れ様です。




一応、本当の紋切りというものもご紹介。



私もよく知らなかったのですが
5つ折りとか、折る回数で違った形が出来上がるのは
広げた時の感動があり、面白いですね〜。


こどもとやってみよ〜。



そして、朝倉さんは毎回スタッフみんなを気遣っていろいろとおやつを買ってきてくれます。

朝一で買ってくるのでだいたいが無人販売でかってるみたいで
前回はみかん(本人はみかんはあまり好きじゃないらしい)。
今回はバナナとトマト。


私は終了次第、東京に戻るのですぐに帰らなければならず
談笑前に帰宅。

お迎えに来た父のためにバナナをもたせてくれました。




そのバナナは新幹線にて息子のおなかへ〜。



ご長寿バナナをありがたくいただきました(笑)。

ありがとうございます。



今回は、県立美術館のワークショップを初めてアシスタントなしでこなしましたが
慣れている担当スタッフさんやボランティアさんのおかげで何不自由なく無事に執り行えました。


みなさま、ご協力ありがとうございました。