福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

横浜美術館ミュージアムショップ

2010年11月23日 | 過去のBLOG記事

横浜美術館でのワークショップ開催期間中、

「KI RI GA」
「たらちねTarachine 切り絵原画集」
「オリジナルてぬぐい」

が、横浜美術館ミュージアムショップで販売中です。

販売の様子はこちら。

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『エトワール』初来日中の「ドガ展」観賞ついでに、
ミュージアムショップへも足をお運びください。


「横浜美術館W.S」

2010年11月18日 | 過去のBLOG記事

横浜美術館でのワークショップがスタートしました。

ワークショップの日程を決める数ヶ月前から
懸念はしていたのですが、

案の定、APEC国際会議のど真ん中で、
世界中の首相が集まるって言うんで、
みなとみらい駅はえらいことになっていました。

大きい商業施設は閉館になっていたので、
いつもは家族でにぎわう横浜の土曜の昼間というのに、
警官がうようよいて、ものものしい感じになっていました。

ロッカーや自動販売機も閉鎖で、
美術館の別のホールでこどもの発表会があったみたいで、
飲み物の確保に困っていました。

そんな中、無事に第1回目が行われました。

今回は、いつもの講座のお部屋からでて、
美術館の入り口付近にあるスペースで行われました。

夜は、大人の木工教室にも使われているみたいで、
楽しい雰囲気の場所です。


こんな感じです。

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みなさん、真剣です。

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共同作品、かんせーい!

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きれいですねー。

パズルみたくなっているので、1枚1枚も作品だし、
全員の作品をあわせても絵柄がそろうようになっています。

こちらの◯△□シリーズは残り2回です。


横浜美術館はただいま、あの「ドガ展」をやっています。

ドガの作品「エトワール」はパステル画なので、
海外に持ち出す事ができなかったのですが、
今回初めて海外での展示が可能になったようです。

ぜひ見たいですー!

ドガ展とは関係ないのですが(笑)、
私のワークショップも入り口でやっているので、
是非のぞいて見てみて下さいね。

このシリーズの後、能面シリーズもあるのですが、
こちらはすでに定員になり抽選だとか。

多くの方が希望して下さり、ありがたいですねー。


そして、婦人画報12月号が発売されました!

私が、今年からスタートさせていただいた
切り絵シリーズの第1回目と同じ、
宮沢りえさんです。

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本当にー、宮沢さんかわいすぎて、
鼻血がでそうでした(笑)。

少女のようといいましょうか、
立ち居振る舞いも笑顔もかわいすぎました。

はー、しあわせ。

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今回は雪の結晶です。
キラキラ光ってカラフルになりました。


そんな私の最近。

桐野夏生さんと別冊文藝春秋チームと
「アポカルプシス」の打ち上げがあったのですが、
私が時間を間違えていて、
2時間も早く現地に行ってしまったため、
急にポカンと2時間のフリータイムができました。

恵比寿だったので、とりあえず、
東京都写真美術館に行ってきました。

「Love's body ラヴズ・ボディ-生と性を巡る表現」をやっていました。

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エイズのテーマの作品があり、本当に切なかったです。
いろいろな「生と性」の捉え方の作品があり、おもしろかったです。

他にもやっていたのですが、時間が遅くて終わってしまいました。
久々にガーデンプレイスなんかをのぞいて、
つかの間の自由時間をいただいちゃいました。

その後の打ち上げも、
楽しいお話とおいしいお食事をいただいて、
いい時間が過ごせました。

桐野さん、編集者のみなさま、ありがとうございました。


その週末には、娘と初コンサート。
家族ででかけました。

「らくがきブビビのコンサート」

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ちっちゃい子がいっぱいで楽しかったです。
娘も、最後まで楽しんで聞けたみたいでよかったです。
こういうの大好きなので、また家族で行きたいものです。

そして、実は京都帰りから娘がグズグズ体調を崩していたのですが、
それから1週間後に突然の高熱!
39.4℃!
びっくりしましたー。

3日くらい続いて、熱がさがってきたら体に発疹!
うわさの「突発性発疹」でした。

いやいや驚きました。

高熱時は食事が取れなくなっていたので、
すっかりやせ細ってしまいましたが、無事に食欲も復活。

ただいま、元気に過ごしております。

病後、天気が続いたので庭の掃除と水やりに、
娘とグラムを解き放ってみました。

娘、久々の外。
靴に馴染んでいないので、仁王立ちで動きません。

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歩けるようになってからの庭は初です。

そこへ、意気揚々とグラム登場。

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縦横無尽に嗅ぎまくります。
娘、まだ仁王立ち。

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病後の急激な体重減に、
からだがフラフラしていたみたいで、
なんだかすぐにこけていました。

靴に慣れてきて、色んなところに歩いていきます。

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しかし、ズザーッ!とこけます。

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グラム、その音にビビって、背中の毛が立っています(笑)。

鉢にも興味津々。
気づいたら、中の水を触っていました。(汚いんだけど・・・。)

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そこへ、グラム。

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食べ物じゃないよ!

ズザーッ!
気づいたらこけてます。

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水をかけて、つやつやのマンリョウが珍しくて興味津々。
でも、ブチッと葉っぱをちぎっていました(涙)。

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ズザーッ!

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主人が持つホースからでる水に興味津々。

「冷たいからね、かからないようにあっちいこうねー。」

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そっちには行かないよー。

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ズザーッ!

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というわけで、
水をあげたばかりの植え込みに尻持ちで、
びちょびちょの泥まるけになったので、
これにて引き上げました。

服を着替えたら、温かくなってそのまま寝てしまいましたー。
久々の外の冒険も満足したようでした。

水は冷たかったのですが、
子どもは関係ないみたいで楽しかったようです。


「髪の毛」

2010年11月12日 | 過去のBLOG記事

今年の夏は暑かったのですが、娘の髪の毛は伸ばしていました。

前髪は何度か切ったのですが、後ろ髪は横の毛とあわせるために
一回ちょこっと切ったくらいです。

ですが、1歳を前にばっさり切りました。

ばっさり。

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後ろの毛だけですが、けっこうな量になりました。

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後ろがすっきり。
気持ち良さそうです。

まだ前の家の写真ですねー。
8月くらいでしょうか?

本当は、初めての髪の毛で筆を作ろうと思ったのですが、
前髪が目にかかって来た頃に切った毛は短すぎて、
筆にできないということで、
ほとんど手を加えていない横の毛と後ろの毛で再チャレンジ!

10cmくらいあるといいというので、
暑そうだなーと思いつつ、のばしていました。

そして、いよいよ結構な長さになったので、
これはいける!と思い、
遊んで気がそれている時に、さっと切りました。

今まで、前髪は美容師であるうちの母が
切ってくれていたのですが、今回は私が切りました。

それが適当に切ったわりには、うまいこと切れたので、
調子にのり、前髪にもチャレンジしてしまいました。

そしたら、こんな前髪に!
短かっ!

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ヨーグルトを、まだ使えないスプーンで果敢にチャレンジ中。
おでことかにもついていて、もれなく顔中ヨーグルトになります。

私的にも、ちょっと短かったかなーとは思ったのですが、
横の毛が顔にかかるのもうざったそうだったので、
ばっさりいっちゃいました。

切った直後は、主人から「ヘルメットみたいだ!」と不評でした(笑)。

ちょっと伸びて、馴染んできましたが、ヘルメットな感じの娘。

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髪の毛だけ、別ものっぽいです。

切った直後は、おじいちゃん(私の父)が
「キョンシーくん」(古い!)と呼んでいました。

はぁ?

何となくイメージはわかりますが、意味不明です。

あの、私たちが小学生くらいに流行った中国のおばけ
「キョンシー」の事だと思うのですが、
どこの部分でしょう?

あのキョンシーの帽子をかぶった状態を指しているのでしょうか?

斬新な例えすぎて、目からウロコでした。

表現の自由なので、
せめて「キョンシーちゃん」にしてもらいました(笑)。


そうこうしているうちに、1歳の誕生日頃に
おじいちゃん(私の父)からすてきなプレゼント!

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あの、切った髪の毛が立派な筆になりましたー!!!

結構太くてびっくり。

素敵ー!
すごーい!
とってもいい記念になりました。

おじいちゃん、おばあちゃん
ありがとうございます!


そして・・・。
娘は只今、完璧なおかっぱです。

本当に、岸田劉生の「麗子像」的な模範的なおかっぱです。
昭和です(笑)。

お散歩をしていると、おじいさんやおばあさんのウケがいいんですよー。


寒なってきた今日この頃。

赤いちゃんちゃんこが、よく似合います。

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「in京都」

2010年11月08日 | 過去のBLOG記事

今回の京都での「葵縁日」は、
家族でよんでいただきました。

スタッフさんたちも、みな家族で参加されていて
アットホームでいい雰囲気でした。

娘にとってはじめての京都になり、よい思い出ができました。
ありがとうございます。


早朝の新幹線移動にも関わらず、
お昼頃まで絶好調だったのですが、
上賀茂神社の芝生に着いたら深い眠りに・・・。

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私がワークショップをする間、
芝生で遊べてるといいなと思い、最近歩き始めたので、
靴を用意し、小さいボールも用意し、カメラも用意したのですが、
私がお仕事中は、ほぼ寝ていたようです。

主人は、娘をひざに、芝生にビールでのんびり読書。

ワークショップ終了後は、一眠りしてまた快調な娘に再会。
フルートとチェンバロの演奏の中、
バナナとおやつを食べてご機嫌でした。

靴が嫌いということで、
裸足で大丈夫そうなテントの中ではしゃぎます。

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テントの中には、近所の小学生が
葵プロジェクトの一貫で制作した
日本画の絵と俳句が飾られていました。

それを娘は指差して「あー、あー!」と言っていました。

暗くなってきたら涼しくなってきたので、早々にひきあげ、
その日はホテルで過ごしました。


次の日は、まるまる観光です。

またまた、河井寛次郎記念館です。

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素敵なお家とアトリエにおいてある様々な椅子に座って
ぼーっと過ごしました。
気持ちのよい所です。

娘が、奥の登り釜のところで、地面の土をいじっていたのですが、
その土も炭って感じで真っ黒でした。


お次ぎは建仁寺。

ここでも、ひたすら枯山水のお庭を見て、
畳でぼーっと過ごしました。

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雨がしとしと降って来て、とても風情がありました。


建仁寺と言えば風神雷神図屏風も有名ですが、
近年はこちらも。

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法堂(はっとう)の天井画「双龍図」です。
2002年に創建800年を記念して小泉淳作さんが描いたものです。

写真だと大きさがいまいち伝わりませんね。
畳が108畳分らしいです。
すごく大きくておもしろかったです。

その他にも、襖絵がとってもよかったです。

畳の上でご機嫌な娘。

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なんだか、雨が降って来たのですが、
円山公園の東屋で昼食をとり、知恩院へ。

浄土宗の総本山。
入り口の三門です。

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世界最大級の木造門らしいです。
これが「門」なんですものね。
デカい!

ここ、おもしろかったです。
自分が小さくなったのかと思うくらいの大伽藍堂で、
きもちのいいお経を聞きながらまたまたぼーっとしてました。

知恩院七不思議とか、
みどころも多くて(基本的にお墓なのですが)、
雨じゃなかったら、もう少しお庭とかも見たかったです。

でも、ここは15時半には終了なので、時間も時間でした。


そして、たまたま京都で展示をしている
主人の知り合いのフォトグラファーP.M.Ken氏による
エキシビジョン“CROSS POINT”を見に、河原町方面へ。

これまた偶然に、主人の知り合いの”LOWERCASE”の
梶原由景さんがプロデュースしていらっしゃるということで
行ってきました。

昨年の代官山での個展にて、
おもしろかったので作品を購入させていただきました。

今回は、京都の見慣れた風景が海外の風景と
うまいことクロッシングしていておもしろかったです。
デジタル処理ってすごいなー。

というわけで、充実した京都観光でした。


子どもがいたので、余裕をもったスケジュールで動いたのですが、
京都は導線を決めればいろいろ見れますね。

こんどはお山の方へのんびり行きたいなー。


娘の風邪が心配だったので、
名古屋1泊をやめ東京へ。

実は、実家にグラムを預けてあり(静岡留学)、
名古屋1泊の帰りに受け取るはずでしたが、受け取れず・・・。

グラムがいないと本当に寂しいものです。

娘も、あの毛むくじゃらで機敏な動きの
生き物がいないことがつまらなそうです。

(現在は、無事帰京。よかった。)   

    


「京都上賀茂神社ワークショップ」

2010年11月05日 | 過去のBLOG記事

行ってきました!

京都!
上賀茂神社!

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着いた日は、本当に秋の晴れ間で、晴天に恵まれて、絶好のイベント日でした。

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気持ちよすぎる参道。
両側に芝生が広がります。
5月5日の競馬会神事には、ここをお馬さん達が駆け抜けるわけですねー。

この日は、「葵縁日」といって、
上賀茂神社の「葵の森」を再生しようとするプロジェクトの一貫で、
「葵」をテーマに様々なイベントやお店が出展しました。

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のんびりのびのびな空間です。
近所の方達が多く、ベビーカーや子ども連れが多かったです。
この芝生の上でのランチはいいですよねー!

本殿の方は、伊勢神宮に合わせて立て替えが始まっていました。

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こちらが、私がワークショップを行う会場。「庁屋」です。

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とっても古くていい雰囲気な会場です。
寺子屋とかやっていたような感じです。

「庁屋」では、こんなプログラムが行われました。

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私は、切り絵と言うか、それを使ってゲームすることにしました。


さてさて、いよいよ始まりました。
まずは、自己紹介。制作のポイント、説明などです。

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バックの能舞台のような松がいい感じです。

今日の私は、汚れるとみたのでエプロンしてみました。

小学校3年生くらいから上かな。
みんな、わりと切り絵を知っていたし、作った事もあると言っていました。

子ども達が制作している写真がなくてごめんなさい。
私も、マネージャーの増賀さんも、子どもたちにかかりっきりでした。

一人に同じ色の色紙を2枚渡して、2枚同時に切ってもらい、
対になる、まったく同じ絵柄をつくってもらいます。

それを双葉葵になる、2枚の葵の葉の裏に貼って、
同じ模様の葵を2つ作ります。

これが、カードとなり、神経衰弱ゲームをしました。

色紙は、何色が配られるかわからなかったので、
「グレー」をもらった子が、「この色やの?」とショックのようでした(笑)。

そうなるだろうなと思って、配色には気を使ったつもりでしたが、
「グレー」は人気無かったですねー(笑)。
でも、できた作品はとってもモダンでかっこよかったですよー。

というわけで、みんな素晴らしい対の双葉葵を作ってくれたところでゲーム!
(本当に、子ども達の作品がなくてごめんなさい。
 終了後にカメラみたら、一枚も無かったです・・・。)

あらためて、ゲームの説明。
4つのチームにわかれてもらい、カードをめくる順番を決めてもらいます。

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ブルーシートの上に置いた葵の葉が
水に浮いているみたいできれいでした。

ハートに見えますが、ちゃんと葉脈を緑色で書いてあります。

みごと同じ模様だった葉は、奥の川の両岸に並べます。

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というのは、上賀茂神社で双葉葵が生息している場所が、
神社の中に流れる小川の岸だからです。

そのイメージで、そこの葵がわんさか育つといいなと思い、
川の両側に置く事にしました。

2チームごと、対だった葵を置いていきます。

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真ん中が一応川にみたててあります。

早く出来上がった子が、この川に魚などを書いてくれました。

25人参加で50枚の葉があるので、なかなか同じ絵柄にならないのですが、
時々、覚えていて当てていく子がいるので、会場が沸きました。

長期戦になってきたころに、流れを変える人物が登場!

京都の市長さんがいらっしゃったので、急遽参加していただきました。

はい、1枚目。

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はい、2枚目。

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同じ所ばかりをめくっていた子ども達にとって、大ヒントになりました。
市長さんありがとうございました!

時間が無くて、すべてはめくれなかったのですが、後半は大盛り上がり。
逆転の逆転が続いていましたが、最後にみんなで数えたらなんと同点!

ピースフルな終焉を迎えてよかったです。

みんな、自分の作った葵を大事そうに抱えて、帰っていってくれました。

はー、楽しかった。
おもしろいなあ、子どもって。

当たり前だけど、みんな京都なまりで(笑)、かわいかったです。


無事にワークショップを終えて、もろもろお片づけを終えたら、日が暮れました。
夕方からは、馬場殿というところで、
尺八やピアノやいろいろな催しが行われました。

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幻想的です。

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社務所にて、私のポスター発見。

素敵な一日でした。

ご尽力頂いた、
西村様、高瀬川様、立石様、須藤様
本当にありがとうございました。

やっと形になってきた「葵プロジェクト」、
これからもよろしくおねがいします。   

●葵プロジェクト WEBSITE