静岡滞在2日目は12月31日ということで、
唯一家族の用事もなく、新幹線移動もない
フリーの日です。
ここ2年間は焼津のお魚センターで
年末の雰囲気を堪能してみましたが、
今年は何となく人混みはいいかなーと思い、
静岡の大自然を堪能すべく「滝」を見に行く事にしました。
静岡の滝を紹介している冊子を持参していたので、
その中で一番近くて車で夕方には帰って来れそうだということで
「福養の滝」という静岡市内にある小さい滝に行く事に決定しました。
父の運転で行くのですが、
父は行った事がなく兄はその滝に行った事があるということで、
父が兄に詳しく事情聴取しました。
行くと決めたのが突然だったので、
山は日が暮れるのが早いから、
午前中には出発しなければ
と慌てて出発準備をして出かけました。
学生時代はよく父と車で
静岡中をぐるぐる回っていろいろ見に行ったのですが、
社会人になってから、どんどんそうした
余裕のある時間が過ごせなくなっていました。
特に山にドライブに行くのが好きで、
とてもいい気分転換になっていました。
今回は、ひさびさに
山の空気を吸いたいと思いました。
とりあえず、兄の話をもとにお父さん得意の勘を頼りに、
山道をグルグル×2、さらにグルグルくらい上りまくって
車で2~3時間くらいでしょうか、
みんなで 「あってるかな~?」
と不安になりながらも何とか目的地にたどり着きました。
途中、表示がまったく無かったので
あるのかどうかも心配になりましたが、
ありましたねー。
現地でやっと標識を発見。
途中はまったく「滝」情報無しです。
ここの「駿墨庵(するすみあん)」
というロッジで車を止めて、ここからは徒歩。
徒歩と行っても200mくらいなのですぐです。
「駿墨庵」は閉鎖中。
グラムが手頃な柱をみつけて用を足そうかと偵察中。
熊がでたそうです。えーーー!
でも、山の方では良く聞くかも。
お父さんの肩のバッグには老犬ミラが入っています。
その後ろを元気な若年グラムを
歩かせながら私がついていきます。
久しぶりの山道であぶなっかしいので、
父が先導してくれます。短い距離ではあるのですが、
なかなか険しい足場になっていました。
ある角を曲がったとたんに水の音がして、
目の前に滝が現れましたー!
よく見ると、左の方に不動像が奉られています。
小さい滝だから冬は水が涸れてるかも
と話していましたが、立派に流れていました。
滝により近づいてみました。
ここが滝壺で、逃れてきた武士の馬が
水浴びをしたとかいういわれがあるそうです。
さらに水は下へ流れて行っています。
滝の由来が書かれていました。
すかさず昼飯準備。
冷凍ラーメンをシングルバーナーで沸騰中。
ミラちゃんもじっと待っています。
日差しがあったのでとても温かくて、気持ちよかったです。
滝を望みながらの外での食事は
美味しいなー。温まるなー。
普段冷凍ラーメンとか食べないけど、
こういう時はとても美味しく感じます。
グラムちゃんもおやつ中。
自分が食べ終わると、人の物を凝視。
あげるわけないよ!
食べ終わると滝の水を汲みにいきました。
透明でとても美味しそうな水ですが、
水筒に入れている父の手は冷たすぎて痛かったそうです。
帰ってから、この水でコーヒーや緑茶を飲みました。
美味しかったです。
帰りに、父はここの笹を少し頂戴して
正月の飾りに加えていました。
日が傾く前に下山です。気持ちよかったー。
都会犬グラムも
マイナスイオンにまみれて気持ち良さそうでした。
そんな2008年の大晦日を過ごしましたー。
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