福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

NY展

2006年11月30日 | 過去のBLOG記事
以前、紹介した+81でのNY展が無事終了しました。


私は現地にはいけなかったのですが、展示の様子を写真でいただいたので紹介します。



061130_2

全6点のうちの3点額はゴールドにしました。



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奥のお兄さん見てますね!



1枚引き伸ばしのパネルにしたのですが、並びのバランスが悪かったという事で、
入り口のEXHIBITIONタイトルの下に展示していただきました。嬉しいです。
ありがとうございます。そして、+81のスタッフの方々お疲れさまです。



+81最新号に全ての作品が掲載されています。
ただ、私の作品6点それぞれのタイトルが全部違っていました(笑)。


* 次号で修正文が掲載されます。



他の作家さんの作品は大きい物が多かったようなので、
私の小さい作品はどんなバランスだったのか気になります。




先週は、映像制作に後半たずさわって下さった4℃のスタッフとともに試写会をしました。



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試写中。暗くてよくわからないですね。追い上げで参戦していただいた6名が座っています。



この時、ほとんど初顔合わせな状態でした。今更ですが。



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みなさんに何かお礼をと思い、一筆。




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一人一人渡しつつペコリ。


みなさん、ありがとうございました。
そしてお疲れさまです。



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後半お手伝いいただいたフリーの映像作家、大橋さんを交えて2年間協力し合ってきたメンバーと記念撮影。
左から、4℃のCG兼演出担当の廣田さん、4℃制作担当の山田さん、私、フィルの市川さん、大橋さん。



お知らせです。
このブログでも紹介したNHKのハート展が1年間の日本全国の巡回を終えて、
渋谷のNHKでフィナーレを迎えます。



今回で06年度は最後の展示になります。
よかったら足をお運びいただけると幸いです。



<NHKハート展>


● スタジオパーク展

2006年12月1日(金)~12月14日(木)
NHK放送センター  スタジオパークギャラリー

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映画鑑賞

2006年11月27日 | 過去のBLOG記事

久しぶりに映画を見ました。
映像制作の日々だったので、映画がそう久しぶりな気がしませんでしたが、
最後に観たのはいつだったかな?

今回観たのは、渋谷のBunkamura LE CINEMAで上映されている「クリムト」です。
ご存知だとは思いますが、「クリムト」とは、19世紀末に活躍した
ウィーンの画家グスタフ・クリムト(1862~1918)です。


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映画のパンフレットです。クリムト役は俳優のジョン・マルコヴィッチ。
似てます!その他の配役も似てます!

私は学生の頃、エゴン・シーレ(1890~1918)を知り、そこからクリムトを知りました。
最初、絵が似ていたので同じ人が書いているのかと思いました。
でもよくよく知っていくと、シーレの方が都会的というかラフな感じで、
クリムトの方が絵画! という感じの豪華さがあって
2人共とても好きな画家です。

映画は、クリムトの生い立ちから・・・みたいな伝記映画ではなく、
まさに臨終を迎えようとしているクリムトの回想録というか見ている夢というか、
虚構と現実の入り交じった、まさにクリムトの描く作品のような映画でした。

その時代の背景や、クリムトをとりまく環境をよく知らない私には、
断片的な話の繋ぎ方に、途中「?」となってしまう所もあったのですが、
最後には全部が繋がってまとまり、「なるほど」と感心しました。
時代背景は知らなくても十分楽しめますが、
知っておくともっとスムーズに入っていけるようです。

クリムトを紹介される時、「分離派」のクリムトと耳で覚えてはいるのですが、
具体的に「分離派」とは何かとはあまりよく知りませんでした。
そこで今更ながら関連物でお勉強。

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うーん、ウィーンに行ってみたくなりました。

映画はドキュメント、もしくは実在の人物を描いたものが好きです。
ちょっと前に上映していたジャクソン・ポロックには行けませんでした。
残念(どれだけ前の話をいっているんでしょうか)。
最近、実在の画家の話が多くとても興味深いです。
もうひとつ観たいのがあるので観たらまた報告します。

また別の日には・・・
表参道のナディフで大竹伸朗さんの「ヤバな午後」展見ました。
ヤバかったです(笑)。おもしろいです。
現物のドローウィングがよくて、ほしくなりました。
とりあえずカタログで我慢してみました。

yaba

カタログ(サインつき)。右半分私の影が入っちゃってますね。
くれぐれもそういった模様ではありません。




白い紙

2006年11月14日 | 過去のBLOG記事

ここ1~2年、ずっと何をしていても映像の事が気になってどこかすっきりしない毎日でしたが、
一応終わったという事で少しすっきりしました
(とはいえ、みなさんに発表するまではまだまだやることがいっぱいありそうですが・・・)。

黒い世界を作っていたので、気分転換にというか白い紙での制作を引き受けました。
雑誌のお仕事ですが、映像の制作していた頃だったら断っているだろうなという物も、
快く引き受けることができるようになりました(笑)。
クリスマスに向けてのアイテムを白の紙で切り、さらに白バックで撮影するそうなので、
仕上がりに興味がありました。

「かわいい」がキーワードだったのですが、
私にとってはやった事のないキーワードで心配でした。
下書きがOKでたのでとりあえず切りました。

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これは何でしょう?ろうそくを切り抜いた跡です。

切ってみたら不思議。白い紙のおかげで私の絵でもかわいく仕上がりました。

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こちらは定番の雪の結晶です。全容はお見せできませんが、全8アイテム作りました。

先週は地元静岡からの取材もあり、またまた地元ネタを披露してきました。
少し前に静岡新聞に載ったためか、静岡取材が相次いでます。嬉しいことです。
実家も静岡新聞ですが、改めて地方における地元紙の強さを感じます。

そんな感じで普段の日常が戻ってきました。

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+81 magazine

お知らせです。
以前ブログにも書きましたが、私も参加している+81 magazineによるN.Y展が今週開催されます。
こちらがポスターです。私の作品は右上。

詳しくは→ biishiki(美意識) 


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VOLUME


こちらも、新作&インタビューの掲載されているVOLUMEという雑誌です。
今月発売になりました。専門の書店(大型書店他)でないと入手困難な感じです。

詳しくは→ VOLUME Japan

よかったらご覧下さい。




完成

2006年11月07日 | 過去のBLOG記事

長い間制作していた映像が一応完成しました。
関係者の皆様お疲れさまです。

最終宣告の締め切り、10月末日になんとか間に合わす事ができました。
途切れ途切れでしたが制作期間約1年といったところでしょうか。
構想を入れると2年くらいになると思います。
10分くらいの映像にこれだけの時間がかかるのですから、
本当にアニメーション制作って大変だなあと実感しました。

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写真はMAスタジオにてスタッフの方の作業の様子。
作ってきてもらった効果音とOKIさんの曲を映像に合わせて入れていく作業です。
映像もまだ完成していない状態でした。
おもしろかったのは、効果音をお願いした方は効果音だけで
映像をみれる状態にしていただき、
曲のOKIさんも効果音なしで映像が見れる状態に仕上げてきてくれていました。
この2つを映像に合わせて足したり引いたりしていきます。

hukui24_02

この日は19時半スタートでしたが、深夜3時くらいになってしまいました。
前日まで打ち合わせをしてつめましたが、一部分曲が決まらず2パターン作りました。
みんな昼間はそれぞれに仕事を終えてきているので体力的に限界な状態でした。

参加者、私(左)、4℃のCG廣田さん(中央)、
4℃の制作 山田さん(右)、写真を撮ってくれているフィルの市川さん、
OKIさんは四国ツアー中のため事務所チカルスタジオの田中さんが立ち会ってくださいました。

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その2日後、映像の最終チェック。
次の日がクライアントに渡す日なのですが、
まだ映像が完成していない状態でした。
廣田さんはこの日徹夜だったようです。
私はこの期におよんでまだ色々と注文していました。

そして、一応完成をむかえました。
一応というのは、細かくいうとまだ気になる部分があるからです。
みなさんにお披露目するのは来年になると思うのですが、
それまでに修正できればと思っています。

先日、OKIさんがツアーの締めくくりに、
青山の「月見ル君想フ」でライブがあり行ってきました。
無事完成した映像をお届けしてきました。
アイヌのトンコリ奏者OKIさんと、奄美大島の朝崎郁恵さんの唄による
2本だての日本の北と南の音楽ライブでした。
シタールや三味線なども入りとてもいいライブでした。
最後はみんなでセッションして、すばらしく楽しい時間がすごせました。

余韻に浸っていたためか、OKIさんと写真を撮ろうと思っていたのに、
しゃべっただけですっかり忘れてしまいました。
次回はちゃんと撮ります!