福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

猫ミッション3

2016年05月30日 | 日記


てなわけで、
しばらくしてから階下のお義母さんの寝室に見に行く事に。



そしたら、私たちが階段を降りている時から
ガシャン!ガシャン!
と捕獲器の中で暴れているらしき音!




完璧捕まってるわ~!!!



と思いつつ、上着で隠れているので本当かどうかわからず
めくってみると







いた~!!!!










大・成・功!







分かり辛いですが、背中の毛が全て立っています。







逃げ出そうと前後に突進して頭からぶつかりまくっています。


もうシャー!シャー!しすぎて
口からよだれが垂れていて、
せっかくの懐石猫缶にも手をつけていない様子。




落ち着くよう、もう一度お義母さんの上着をかけて
水が飲めるよう買っておいた水飲み器を挿しておいて
私たちは眠りにつきました・・・。



翌朝、水差しは暴れて飛んでましたが
懐石はいただいたようです。










押入れにあった枕カバー2枚を切ってカバーにして包み、
タクシーに乗って動物病院へ~。





サイズぴったりで驚きですが





棺桶に見える・・・と主人と話していました(笑)。



結構これ大きくてですね。


レオ様が怖がって片方に寄るのでバランスが取れず
なかなか大変でした。



タクシーの運転手さんがまたいい人で、
高齢の猫ちゃんを飼っているとの事で
私たちの様子を見て、すぐに猫を運んでいると判断、
親切に対応してくださりました~。



世の中の愛猫家の多さを実感。




タクシーに乗ってから、病院まで

本当に!
まさしく!


借りてきた猫!!!



あんなに実家で威張りまくっていたのが嘘のように
ちぢこまって大人しいレオ様。



診察台で
捕獲器を開けても出ないので
逆さにされ、下に落ちてくるところを
袋に入れてキャッチ。



麻酔をかけている間にできる限りのあれやこれやを全てしてもらう事にしました。



夕方取りに来るまで
家に戻り、再びお家の片付け。



電車でワンブロックですが歩いて帰る事に。



道路の先にあんなものが・・・。



科学館との事。


すごいな名古屋。




毎回、正月に子供と来る以外は
掃除しにしか来ていないので
名古屋の街を歩く事がなかったので
何だか新鮮。



猫も捕獲できたし、
とても清々しい気分で帰途につきました。







今回、大活躍の捕獲器を綺麗に洗浄して返却。

本当にありがとうございました~(涙)!!!



そして毎回ですが終わりの見えない片付けを
なんとか区切りをつけ、
いよいよ夕方、猫のお迎え&東京へ!!!








用意しておいたキャリーにカラーをつけておとなしく入っているレオ様。



血液検査からレントゲンから
おしっこまみれの体を洗浄してもらったり
去勢手術に合わせて、獣医さんのお勧めする全てをやっていただきました。

検査の結果は至って健康!

安心して、主人と東京に戻ったのでした。


まあ、それはそれは大人しくてですね、
毎回鳴きまくるグラムよりよっぽど移動に手がかかりませんでした。







自分の城から出た未知の世界に混乱中~。

はじめての新幹線に固まるしかないレオ様。






レオ様の新居。

(東京に帰ってきた日に主人と徹夜で組み立て~。)







これからはゲージの中で生活していただくので
大きめのものをご用意いたしました。









「・・・・・・・」




連れてこられた当日は、うちの両親や子供たちも触れるくらい
大人しかったレオ様でしたが



薬入りのご飯を食べ
痛みも取れてきて元気が出たのか

もう翌々日からは








人が近寄るとずーと
「フー」して、
「シャー」して
猫パンチ炸裂でゲージに手が入れられません。



トイレの砂を変えるのがひと騒動で、あまりに猫パンチがひどくて
主人がどなってしまったので、もう険悪この上ないです。




私は毎回餌を運ぶ事と、やさしく声がけ
毎日できるだけ撫でるを実行しており
(撫でててもフーしてシャーしてるんですけどね~。)


「フー」以外の「にゃーん」的な声も出していただけるようになりましたが
手を舐めてきたな~と思ったらカプッと噛まれ
ゆがんだ愛情表現に怯えています。


床の掃除もさせてもらえず、
首についてるカラーも取らせてもらえるのか不安。



獣医さんの
「本当に凶暴な子は目がギラギラしているけど
この子は飼い猫だったんだし、そんなことないよ。」

の言葉や


伯母さんの
「毎日撫でてあげれば絶対慣れるから」

という言葉を信じて、頑張ろうと思います。





というか、私が愛情を注ぐ対象がまた1人増えてしまい

どんだけ~!!!!


と思うのでした・・・(笑)。







また関係性に進展があったらご報告します・・・。



どうでもいい猫捕獲のお話に長々とおつきあいいただきありがとうございました。


















猫ミッション2

2016年05月29日 | 日記


凶暴猫レオ様を捕獲するため

いろいろな策を練りました。




父方の伯母が猫の保護活動をしているので
電話でお話しさせていただきました。

完全防備で捕まえ、袋(洗濯ネットが最適)に入れるなど・・・。



しかし、これはかなり高度な技。


普段まったく猫に接していない私たちには難しい・・・。

私、猫飼ったことないし。






そんな中、捕獲器の存在を知りました。


浜松に住む伯母は所有しているとのことでしたが
車のない私たちには中々難しい話。





調べれば愛知県の専門業者がこういった捕獲のために捕獲器のレンタルをしているのです。
慈善事業としてされているのでしょうか、料金もとてもお安くてビックリ。
(1日たったの350円!)



これだーーー!

ってことでさっそくレンタル!



滞在最終日に連れて帰れるよう
前日に届くよう手配し、夜中に捕獲作戦です。
(私たちが寝静まった夜中にご飯を食べている様子なので)





こちらでございます。


サイズが3タイプあり、猫は真ん中の中型サイズとのこと。








ふむふむなるほどね。


こういう仕組みになっているのですね。




長細いゲージの一番奥に餌を置き、
その前の板を踏んだ途端、蓋が閉まるというわけです。





こういうことです。



しかし、罠をセッティングしてみるものの
単純構造とはいえ、蓋の閉まるひっかかりがすご~く微妙にフックに触っている程度なので
ちょっとの振動でも簡単にフックがはずれ、蓋が閉まってしまう感じ。



し、心配・・・。




1度失敗したら2度目はないですよね・・・。






でもやるしかない!



素手で捕まえるなんて到底無理!



猫が居間にいるのを確認し、
そこのドアを閉めて来ないようにして
猫のいつもいるお義母さんの寝室でセッティング。





少しでもガシャン!という音を立ててはいけません。

警戒されて近寄りませんから。





この日のために、朝から餌をあげていません。



毎回1週間以上放置するのでカリカリのフードしかあげていなかったのですが
この日、捕獲器の奥に置いたのは
「懐石」というシリーズの極上の缶詰を仕込みました。

(全て伯母からのアドバイスです。)



鉄格子の捕獲器の足場に警戒するかもと
鉄の板の上にかけてダンボールを敷き
さらに捕獲器自体をお義母さんの上着などで覆い見えないようにしました。









私たちには捕獲器セッティングの前にもう一つやることがありました。


去勢手術の手配です。




お義母さんはレオ様を拾った際、健康診断には行ったようで
ワクチンの接種の書類と診察券が
部屋の中で発見されていました。
(そこから推定7歳と判断)




カルテのあるところがいいだろうと
事前に電話をしていろいろ聞いていて
事前に予約なしで血液検査をするものの
去勢手術は予約が必要とのこと。



捕獲のめどが立ったので
金曜に翌日の手術予約の電話をしたのですが
土日は手術を行わないとのお返事・・・。
(ひえー!私の詰め甘すぎ~!)




金曜夜に捕獲して、捕獲器のまま病院に運び
土曜に手術してそのまま東京に持ち帰る予定でした。
(日曜は主人東京でお仕事なので)



去勢前に東京に持ち帰ることはとても危険。
名古屋の惨状をみてるので想像できます。

捕獲器からキャリーに移すの無理
キャリーの中で暴れられたら新幹線移動が・・・。
月曜まで家で放つことできないし・・・。
もう一回捕まえるなんてできない!




わーん!なんとしても名古屋で手術して持ちかえらねば~!





ってことで検索!検索!




そしたらわりと近くに新しくて大きめの動物病院を発見!

土日もやっているとのこと!




電話をしたらとても親切で、こちらの事情も組んでくださり
いろいろアドバイスくださいました。


名古屋市は去勢手術やマイクロチップ挿入には助成金制度があるとの事で
(たぶんどこの市町村もあると思う)
どこで発行しているかも教えていただき、
さっそく取りに行きました。



本当にありがたや~(涙)!!!



電話にご対応いただいた受付のお姉さんにも
「無事に捕獲できるといいですね!」と言っていただき
嬉しかったです~(涙)。




というわけで、やるだけの事はやり、
もう後は神頼み・・・。




その日のお家片付けを終え、無事に捕獲器をセッティングして
階上に上がりました。



主人とちょっと打ち合わせをして
先にシャワーを浴びさせてもらいました。



出てきて、
主人に「なんか音した?」
って聞くものの、何も聞こえなかったとのこと。
(もう半分まどろんでるご様子でしたが。)


私の感覚としては動物の性質からして
多分捕獲器でうまくいくな、というものの、
もし捕まっていなくても、明日は何としても手でも捕獲して病院に連れて行くべし
という覚悟。



私の楽観的な考えに対して、主人は失敗する事ばかり考えていて悲観的。



まあ、もうなるようになれ!と
「さあさあ、シャワー浴びてきちゃいなさいよ。」

と腰の重い主人を促して、
私はさっさと寝ようとしていたその時






「ガシャン!」







と、明らかに捕獲器の蓋が落ちた音がしました!!!






私は、

ああこれ捕まったな。

以外と行動早かったなー
お腹減ってたんだなー
っと思ったのですが



悲観的な主人はまたしても

入る前に振動でしまっただけで失敗したっていうんですよねーーー。




ですので、すぐに見に行こうよ!
という私に対して

「まだ近くにいるからちょっと待て」とのことで

しばらくしてから見に行く事にしました。





つづく・・・。
(ひっぱりすぎ~!笑)








猫ミッション1

2016年05月28日 | 日記




昨年から度々主人の実家名古屋に行って様々なミッションを行ってきましたが、


今回一つの区切りとなるであろう

大ミッションを行ってきました。



題して
「猫捕獲大作戦」です。




主人のお母さまですが
名古屋の介護サービスを駆使していたのですが
認知症に伴い一人暮らしが困難になってしまったので
施設に入ることになりました。



猫がいるので、できるだけ今の一人暮らしを続けて行こうと
ケアマネジャーさんとプランを立てていたのですが
今年に入ってデイサービスを取り入れたところから急展開。


あれよあれよと言う間に
最初は名古屋の施設に泊まってみましょう!からの
現在は東京の私たちの近くのグループホームで暮らしております。


施設に入るのはもう少し先かと思っていましたが
なんせ空きがないと入れないので、
ケアマネジャーさんのご指導と手配のもと
名古屋の施設から東京への移送ミッションまでしてしまいましたが

実家のことは全て今朝まで生活していたそのままの状態でした。




その後、取り残された飼い猫が課題で
引き取り先を私たちなりに方々探していました。

見つかるまでと、主人が毎週行ってお世話をしていたのですが
そろそろ限界(交通費も時間も体力も)。





うちには2歳と6歳のこどもがいるし
何と言っても今年10歳になるグラムさんがいます。

愛犬グラムさんの今後の老後生活を思うと、穏やかにすごさせてあげたい。


穏やかな猫ちゃんならまだしも、
凶暴なこの猫を飼うのは難しい!(うちにとっても猫にとっても)と思っていましたが
どーにもこーにも行き先が見つからず・・・・。
(なんせ凶暴なので・・・)





というわけで・・・・



結局のところ







うちで猫を引き取ろう!!!




と、相成りました。





娘の小学校開校記念日がちょうど金曜日にあたる先週末にかけて
猫捕獲大作戦を実行してきました!
(こどもたちは私の両親が見てくれることに。)



娘に話したら難色を示されました・・・。

何度もお正月に行ってシャーされひっかかれているので怖いとのこと。
そりゃそうだ。










あの方を捕まえるのです!





名前 レオ 
性別 オス
年齢 推定7歳(家の裏で赤ちゃんの時にお義母様が拾う)
去勢していないのでとにかく凶暴。




実家に行くと、こうして食器棚の上から私たちを見下ろしているのですが
この下を通るだけで「シャー!」されます。


下手すると猫パンチもしてきます。





実家はレオさんのマーキングが家中えらいことになっており、
仏壇の扉に至るまであらゆるところが爪研ぎされてズタズタ・・・。


突然お義母さんがいなくなり
もはや2ヶ月にわたって一人で家を守っているので
神経ピリピリで、よそ者の私たちは敵以外のなんでもない状態。



廊下でたまたま出くわすだけで
牙を剥いて「シャー!」となって道を塞ぎます。




お家の片付け中、何度か爪でザックリやられました。
シャーだけでなく手を出してくるから本当に怖い・・・。
(長袖、軍手でいたので大丈夫でした。)





1歳の頃までは友好的でかわいかったのですけどね~。

いつからこうなったのだろうか・・・。





つづく・・・。



ACC赤坂コミュニティーカレッジ無事終了

2016年05月26日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


前回お知らせさせていただいた

ACCこと赤坂コミュニティーカレッジの講座が無事に終了しました。







参加してくださったみなさま本当にありがとうございます。

そして、お疲れ様です~!







ではその様子をお伝えしたいと思います。



(今回は撮影を「和の会」の窪田さんにおねがいしました。ありがとうございます~!)





会場は赤坂にある
PLUS株式会社本社のショールームにあるお部屋にて。

こんな落ち着いた大人な雰囲気のお部屋です。

さすが赤坂!!!

(いつも工作室みたいな場所のことが多いので新鮮)








PLUS株式会社の伊東さんよりご紹介いただきました。





前半は1時間のミニワークショップ。

スタートです。




切り絵をするのは初めてという方がほとんど。

まずは切り絵の練習です。










一連の練習が終わり、
いよいよ本番!


いつもの2時間くらいかかるワークショップのミニバージョンで
サイズを小さくして行いました。







全員参加で線を書いていきます。











こんな感じでみなさんが線をひいたものを
マスごと分割してデザインしてもらい切ってもらいます。




みなさん集中~。



切り絵練習時にも感じましたが
今回ご参加のみなさまは飲み込みが早く器用!


切り損じる方がなく、驚くほどスムーズにみなさま切り上がりました。







どんどん切り上がったものを
もとの絵に基づいて組み上げます。







できた~!!!!



すばらしいです~!!!!



みなさまも完成した時は思わず拍手!





私も1時間で行うのは不安もあったのですが
無事にほぼ時間通りに仕上がったことによろこび~!!!






このプログラム、本当に私も楽しくやらせていただいてます。
でも最後にやったのいつかな?
5年くらい前かも。


やっぱりいいプログラムだと自画自賛(笑)。






と、まあ、線で切り絵を味わっていただき

休憩を挟んでお次はトークショー。




私が自分で画像を操作しつつ、
インタビュアーの方とトーク。






こちらの画像、
もとマネの増賀作でございます。

さすがのクオリティーでトークショーもスムーズに進みました。

(ありがとう!増賀さん!)


後半は、予告通り8年間関わっているお能の宝生流「和の会」の作品制作のお話をさせていただきました。



なぜ能面に興味を持ったのかみたいな話もさせていただきました。

学生時代のことですが意外と覚えているものです(笑)。



というわけで、今月のACCのテーマ
「文化を考える」
の第2回目の講座、「線で遊ぶ切り絵」を無事に終了させていただきました。



あっという間の楽しい時間でした!




参加していただいたみなさま、
主催していただいたPLUS株式会社様、
インタースペック株式会社の大内様
和の会のお二人、
本当にありがとうございました~!!!





お土産にいただいたPLUSさんの数々のヒット商品!



嬉しすぎです!

キッチンバサミは本当に欲しかったので嬉しいです。
あと針を使わないホッチキスや300枚も挟めて落ちないマグネットクリップや
テープのり、書きやすいメモ用紙、などなど~。


実は打ち合わせ時にも、文具の方のハサミなどをいただいたのですが
うちで一番切れる確実なハサミとして重宝させていただいております!


デコレーションテープというものも
実は保育園のメッセージカードなどに大活躍で、重宝しています。
(合宿時、誕生日、卒園によせて、先生になどメッセージを書くこと意外と多いのです。)


あと、普通にのりや消しゴムなどよく見るとPLUSさんの製品だったりで
本当に普段から大変お世話になっております。




お土産ついでに

こちらはいつも私のワークショップや展示にいらしてくれる方からいただいた
こどもへのお菓子~!

(お茶もいただいちゃいました。ありがとうございます。)



かわいくて素朴な味で、こどもたちも大喜びでした。
いつもお気遣いありがとうございます!!!




そんな大充実の講座なのでした~!!!







ACC赤坂コミュニティーカレッジ

2016年05月20日 | 日記


以前お知らせさせていただいた


文房具で有名な+ PLUSさんこと
プラス株式会社+ PLUSさんが主催の赤坂コミュニティーカレッジ ACCさんにて
5月に講師をいたします。


そちらがいよいよ来週5月25日(水)にせまりました。





今回は2時間の時間の中で

前半 ミニワークショップ


後半 トークショー


の2部構成で行う予定です。





ワークショップは1時間ですので
本当に基礎的な「切る」体験。


私がワークショップをやりだした頃、行っていた
「線で遊ぶ切り絵」というもののミニ版です。




後半はトークショーですが

和の会公演も近いということもあり
私の切り絵遍歴をご紹介しつつ
和の会公演のビジュアル制作を主としたお話を予定しております。



こちらの宝生流家元主催の「和の会」ですが

立ち上げた当初は家元が大学を卒業されたばかりで
10年計画というのを目標に、共に成長をして行くという気持ちで取り組んでおります。

その活動も今年で8年目。



あと2年で満期を迎えます。





早いものです。





ワークショップとトークショーを同時にしたことはなかったので

どんな講座になるか楽しみです~。





詳しくはこちらから



http://www.plus.co.jp/news/201604/001363.html


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