福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「2010年 和の会」

2010年02月03日 | 過去のBLOG記事

今年の宝生流「和の会」公演のチラシができあがりました!


和の会


4月23日に、水道橋にある宝生流能楽堂にて公演が行われます。
今年のメインの演目は「小鍛冶(こかじ)」です。
読んで字の如く「鍛冶屋」さんのお話です。

頭に狐の飾りが乗っているのは、
ある鍛冶屋さんが天皇から依頼された剣を作れずに悩んでいると、
狐の精霊?がやってきてお手伝いしてくれて
無事に作る事ができるというお話だからです。

今回は2つのお面が登場します。

上が少年の「童子(どうじ)」
下が鬼神の「小飛出(ことびで)」です。
このお話では「小飛出」の姿が本来の姿なのです。

今回は連獅子を彷彿させるような朱赤の毛も舞台に映えてきれいです。
とても楽しみです。

演目は
連吟 「八島(やしま)」
舞囃子 「船弁慶(ふなべんけい)」
狂言 「悪坊(あくぼう)」
仕舞 「土蜘(つちぐも)」
能 「小鍛冶(こかじ)」
の順です。

詳しくは、和の会ホームページにて御覧下さい。
http://www.hosho-wanokai.com/

よろしくおねがいします。




ちなみに・・・

今年から私自身のホームページができたのです。
嬉しいですねー。

制作は毎回お世話になっているスープデザインさんです。

自分でいうのもあれなんですが、素敵なんですよ(笑)。
今までの主要な作品、お仕事ものが見れます。

アドレスはhttp://www.risafukui.jp/
是非是非御覧下さいね。




最近、娘と行ったのは森美術館の「医学と芸術展」。



森美術館


おもしろかったです。

しかもベビーカーがOKで、本当にゆっくりじっくり見れました。

事前に調べたら「親子ツアー」なるベビーカーや
幼児でも回れるツアーもありました。

もう定員がいっぱいになっていましたが、
普段もベビーカーが大丈夫という事で行ってみました。

以前(生後1ヶ月)はスリングなどにさらっと入れて
美術館に来たのですが、もうあっという間に
だっこしてゆっくり見られる重さではなくなり
ベビーカーが入れるのは本当に助かります。

しかも今回は、何やら「妊婦」にまつわる物も多く、興味深かったです。

体内の模型とかもあり、顔の周りにへその緒がギュっと巻かれていて
びっくりしたのですが、考えてみればお腹の中にいるときは
羊水があるのでこんなにギュッとはならないはず。

お腹の中にいる状態はぎゅうぎゅうで、苦しそうでした。
すごいですねー。よく出て来たなと思いますよ。

やっぱり、昔から妊娠とは神秘的で不思議な出来事で、
みんな医学の解明に興味が集まるのでしょうねえ。

他にも昔の医療器具などがありましたが、
「こんなで人が助かるのだろうかー?」と思う程、
アナログなものばかりでした。

ここがあって現代があるのだなあと感じます。

「医学と芸術」ということで、
もちろん「芸術作品」もあっておもしろかったのですが、
やはり本物感はすごかったです。

でも、「医学」だけだとどんよりして終わりそうな所が、
「芸術作品」があったので
いろんな視点から「医学」をみることができてとてもおもしろかったです。

娘は結構起きていておとなしくしていたので、
話しかけたりして見ていたのですが、
後半ふとみたら就寝されていました。

後、ウォルター・シェルスの「ライフ・ビフォア・デス」という作品で、
病気で死の直前の生きている状態と
死後の状態のポートフォリオの作品なのですが、
その中に赤ちゃんがいてそればっかりは本当に辛かったです。

1人の頃は1日に3カ所くらいハシゴして美術館を見てまわったものですが、
今は1カ所がやっとですね。

それでもとってもいい息抜きになります。

ちょっと前までは、美術館なんてベビーカーも入れなかっただろうし、
授乳室やトイレ、おむつかえなど完備しているところも少なかったと思うので、
以前のお母さん達はおでかけって大変だったろうなー、と思いました。

ベビーカーで電車に乗ると、今だエレベーター難民になり、
表示を見ながらあっち行ってこっち行って
1階下がってまた上がってやっと改札を出たりするのですが、
新しい駅はエレベーターのアクセスもよく
本当に母親1人でもでかけやすくなったと思います。

これから暖かくなるし、いろいろ出掛けられるといいなと思っています。






* * * *
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