前回のブログでお伝えした通り、4月6日(日)に
NHK「おはよう日本」にて個展の様子を紹介して頂きました。
日曜の朝早い時間だったので、だいたい高年齢層の視聴者であろうことは
予想していたのですが、本当にその通りだったようです。
当日だけでも色々な方が遠方から足を運んで下さいました。
今回は、TVでの紹介の中で、ギャラリーの事は「浅草」としか紹介がなく、
そのキーワードを頼りにみなさん色々調べてギャラリーefを探して下さいました。
多分、NHKさんにも問い合わせがあったと思いますが、
どうやらみなさんまず雷門前の観光センターに電話問い合わせをしたようです。
あまりに問い合わせが多かったので、観光センターの方が自らギャラリーefに出向いて、
何が起きているのかを確かめに来たそうです。台東区のお役人の方々まで動かしてしまいました。
年配の方々の好奇心パワーってすごいです。ありがとうございます。
ギャラリーにも多数の問い合わせがあったようで、
遠方からの電車の乗り継ぎ方法など色々な珍質問も多く、
おもしろい報告をギャラリーのIzumiさんからいただきました。
私はその日は来場する事ができなかったのですが、
ギャラリーを運営しているIzumiさんを私と勘違いして下さる方が数人いたらしく、
私的には「それは助かる!」的な感じでした(笑)。
Izumiさん、対応ありがとうございました。
そして、ちゃんと告知していなかったので
改めて「たらちね」の本&DVDのご紹介させて頂きます。
個展では3月13日から先行発売させていただいたのですが、
3月25日に本発売となり、書店に並んでるようです。多分。
(かなり個展会場に刷れた分ごとまわしたので店頭に置く事ができたのかどうか…。)
出版社はボーンデジタルさん。アートディレクションは前回の作品集同様、
スープデザインの尾原さんにお願いしました。
こちらがその本です。本の帯にもあるように、STUDIO4℃さんとの映像を「動」とし、
私の原画のみを「静」として二つの面白さを味わっていただけたらと思いました。
本の裏表紙には封筒に包まれてDVDがついています。
今回私がやりたかったのは、映像のために分割して切った、
切り絵を「そのまま載せたい」ということでした。
こちらは、手の中の雀を動かすために別に切っている様子。
この状態が私には非常におもしろく、美しく感じたので是非紹介したいと思いました。
他も、どこで分割して切っていたのかがわかります。
こちらも歩いている様子です。女の子は杖をついているため
足だけでなく、手、杖、それぞれを切り分けています。
一応、ほぼほとんどの原画を網羅した状態でストーリーを追った展開になっています。
今回、色付けは全てCGでつけたので、原画は白黒のみになっています。だから本の装丁も白黒です。
制作の様子も載っています。
そして、STUDIO4℃の社長を含め、スタッフとの制作秘話なども。
こちらの写真で紹介している廣田さん、山田さんのお2人と、そして私のほぼ3人で作りました。
私が作品を切って、廣田さんがCG処理。
山田さんがスケジュール管理といった具合のシンプルなスタッフで進めていきました。
それがかえって最初の思いがブレずに進めていけれた要因となりました。
そして、映像最後のテロップを見て気づいた方も多いと思いますが、
かなり福井身内感が強くでています(笑)。山、川の風景が欲しいため、
それ系に強い父をロケ班として駆り出して地元静岡を撮影しました。
美容師である母は、着付けや髪の毛なんかをモデル撮影の際やってもらいました。
まあ「たらちね」本の中で、本人が堂々と言っているので「!?」と思いましたが、
廣田さんがまず身内ですから(笑)。「さん」づけするのが白々しいくらいの身内です(笑)。
そんなロケ撮影やモデル撮影もDVDには写真で入っています。
こうして振り返ると、個展前に怒濤の編集作業をしたのが思い出されます。
しかし、映像作品1作目にしてこんな1冊の本ができてしまうなんて本当にありがたい事です。
ボーンデジタルさんありがとう!そしてスープデザインの尾原さん、
米谷さん、マネージャーの増賀さん、フィルの市川さん、本当にありがとうござました。
是非、一家に一冊どうですか(笑)。