木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

シネマ歌舞伎「桜姫東文章 下の巻」鑑賞&映画オードリー・ヘプバーン

2022年05月17日 | おでかけ
29日から5月の大型連休を挟んでシネマ歌舞伎「桜姫東文章 下の巻」が開催されました

上の巻を見に行った仲間とLINEで連絡
 それぞれ用事がある連休を外したら スケジュールが合う日に恵まれず
終了してしまっては残念と 都合のつく二人ずつで観賞することにしました

私とNちゃんは9日に行ってきました



恋の因果を描いた 歌舞伎史上 もっともスキャンダラスでドラマティックな物語

鬼才鶴屋南北による「桜姫東文章」は自分を襲った顔も名前もしらぬ男を思い続ける桜姫
 あらゆる悪事に手を染める危険な男 権助
  かっての恋人と姿を重ね桜姫に執着する僧 清玄 
を中心に それぞれの欲望が絡み合いながら 劇的な物語が展開していく
桜姫の辿る数奇な運命 美しく濃密な濡れ場、絢爛豪華な舞台セットなど
見どころ満載の人気演目   
         パンフレットより

上の巻を観た後 続きは?顛末は? と楽しみにしていました
…とは言っても 怖いもの見たさ半分の様な 知るのが怖いような…

冒頭に仁左衛門さん玉三郎さんのインタビュー
 それからありがたいことに語りべが出てきて上の巻のあらすじの説明があり
下の巻がより一層分かり易くなり 助かりました(^^♪
 
貴族の姫でありながら 娼婦にまで落ちぶれる桜姫

娼婦(風鈴お姫)は力強いべらんめい調の言い回し
 貴族言葉時には格調高く弱弱しく…
  それがないまぜになった科白 科白の途中にも混ざり合い
玉三郎さんが声色やテンポを変えて演じ分け それがすごくって面白く 
 演技力の凄さ! 気持ちは拍手喝采(映画だから ぐっと我慢しました)

仁左衛門さんが 早替わりしてほぼ出ずっぱり
 体力的にも大変でしょうに 悪そのものの凄み! 
あの巻頭の素顔の柔らかさと品ををたたえたインタビューとのギャップ
 これまた演技力の凄さにため息 感心 
         
権助と再会と残酷な事実
 顛末 そういうことだったのね…

極上のエンターテイメント 心の中で大拍手でした
 …実は何回も手をたたきそうになりました


そして 気になってた映画 オードリー・ヘプバーン「名声に隠された本当の姿を描く 初のドキュメンタリー」



永遠の妖精と呼ばれ、美の概念を変えた革新的な存在でスターとしての名声を得たオードリー
 世界中から「愛された」彼女は一方 実生活では愛に恵まれなかった

オードリーが旅立って30年が過ぎ去ろうとしている今
 名声に隠された本当の姿を描く 初のドキュメンタリー映画 

幼少期に経験した父親による裏切り
 そして第二次世界大戦という過酷な環境で育ったオードリーは過去のトラウマと一生涯向き合うことになり…

「人生の最後に、自分ことを好きになれた」と語る彼女の本当の人生

麗しのサブリナ パリの恋人 ティファニーで朝食を ローマの休日 暗くなるまで待って などなど
 懐かしいショットが織り交ぜられ

オードリー・ヘプバーンの人となりが分かり
 なお一層好ましく思い ファンへの思い倍増した映画となりました

       

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