木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

シネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月』&『楊貴妃』

2019年01月22日 | 映画
17日 
いつもの旅行友達四人連れ
  TOHOシネマズ浜松で上映されている
『沓手鳥孤城落月』(ほととぎすこじょうのらくげつ)&『楊貴妃』

新年会を兼ねて観賞してきました



映画の開始は12時10分

ランチを楽しむには時間が少々足りなくって
 
「終わってから お茶しましょ」に決定

そしたらNちゃんがドンクのサンドイッチと野菜ジュースを
 『お年賀』と言って 人数分持参してくれ(^^♪

映画の始まる前 窓際のソファーに座ってパクパク
 
ゴマのパンに挟まったローストポーク&レタス 胡麻ドレッシング?
 白いパンに挟まったチーズとハム
味のコントラストが絶妙 美味しく頂きました(*^▽^*)

さて本題の映画

『沓手鳥孤城落月』

淀の方を坂東玉三郎さん 秀頼を中村七之助さんが演じています

大坂夏の陣での豊臣氏滅亡の日を描いた坪内逍遙脚本による名作
 2017年10月に歌舞伎座に上演された舞台の模様

冒頭 坂東玉三郎さん 中村七之助さんによる解説があり
 その中で 七之助さんが「玉三郎さんの目が凄すぎて…」のくだりがあり

映画が始まったら玉三郎さんの表情に釘付けで…
 
そこが観られるのがシネマ歌舞伎の醍醐味ですよね

淀の方と秀頼のやり取りのクライマックス
 お二人とも本物の涙 涙…
…それを見られるのもシネマ歌舞伎ならではです

玉三郎さんの迫力迫る淀の方は凄く 圧倒され
 
七之助さんが「同じ時代に生き この淀の方を観られ幸せ」
 のような言葉をおっしゃっていたことが印象的

玉三郎さんの演技を観て
 七之助さんの技も磨かれ 糧になり

まさに新旧花形役者の伝承の場だったのでしょうか

『楊貴妃』

夢枕獏が坂東玉三郎さんのために書きおろした夢幻の境地へと誘う美しい舞踊

中国の唐の時代、亡くなった楊貴妃への思いが忘れられない玄宗皇帝は
 楊貴妃の魂を探すように方士に命じた
方士が蓬莱山の宮殿で楊貴妃の魂を呼び出すと 在りし日の美しい姿で現れる

楊貴妃を坂東玉三郎さん 方士を市川中車さん

玉三郎さんがとにかく たおやかで美しい

歌舞伎の日本的な舞とは全然違った 京劇のような舞い
 静かにゆっくりなのに 流れるような優雅な動き

2枚の扇を使うところはまるで羽が生えている蝶々や鳥の様

登場 退場の時の簾を使った動きが 
 まぁ しなやかでため息が出るほど美しく

魅了させられました

さて映画の後は お楽しみのティータイム

「シャンテリー」に寄り

新年会兼ねてだからと
 あんみつ プリンアラモードだっけ?

私はチーズケーキセット



「健康保険高齢者受給者証」のことからはじまり…地味?歳かな(^-^;

今年の旅行はいつ頃にしよう
 5月のこの頃は?

などなど 夕方までおしゃべりの花は咲いたのでした