木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

第35回スノードロップ勉強会

2017年07月31日 | 患者会
7月26日 スノードロップ勉強会が開催され参加してきました

今回は
 「我々に何でも聞いてください」~病気、治療、副作用、生活など…

と題して
 主治医O先生と乳がん看護認定看護師M先生が答えて下さいました


<当日に医師や看護師に聞きたいことがありましたら、事前に質問をお受けします>
 とのことで質問のある方は 参加申し込み時に連絡


まず最初に

乳がん看護認定看護師って何?

治療の選択をする為のお手伝い
治療による副作用の対策や相談
治療による身体の変化への支援
術後のリンパ浮腫予防について

などなど手助けいただけるそうです


質問1 ホルモン療法の副作用

閉経後のホルモン療法の副作用で身体全体が痛い
 ずっと続くのか…

参加した人たち「皆さんはどうでしたか?」と質問
 
「関節痛など副作用はあったけれど はじめの副作用が酷くなることはなかった」
というのがおおむねの回答

関節痛 関節のところにエストロゲン(女性ホルモン)が存在するらしい
 お薬によってガンのえさとなるホルモンを抑える→がんを兵糧攻めにするってことでしょうね
で その結果 関節痛が生じる 

朝起きがけの症状が顕著
 
ホットパック(湯で濡らしたタオルで)お湯で手を温める
 その後 痛くない範囲で指の曲げ伸ばしをする

両下肢痛への対処
 適度な運動(散歩など)を続けていきましょう
さらに痛くない範囲で関節を大きく動かす運動を取り入れましょう

例えば
 両足を前に投げ出して座り 両手で片方ずつ膝をゆっくり抱える

質問2 乳がんのタイプは?

非浸潤ガン…ガン細胞が乳腺内にとどまっている
浸潤ガン …ガン細胞が乳腺の外まで広がっている

浸潤ガンを
がん増殖にかかわるホルモン受容体、HER2、Ki67などの組み合わせで
 乳がんを分類 それによって薬物療法が使い分けられる 「サブタイプ分類」とよばれる

ここ数年前に検査されるようになったKi67

増殖する細胞の核に存在するたんぱく質で がんの増殖能を反映する
 ホルモン受容体が陽性でHER2受容体が陰性、そしてKi67が低値であるタイプは「ルミナルA型」
Ki67の値が高いのは「ルミナルB型」

私が手術する頃にはこの検査は行われていず…
 私はどっちだったのかな? 

HER2 乳がんの増殖に関わっていると考えられる細胞の表面にあるたんぱく質で
 HER2受容体が陽性であれば その動きを阻害する分子量的治療薬である抗HER2薬を用いた「抗HER2療法」が選択できます

HER2とホルモン受容体がすべて陰性の場合はトリプルネガティブと呼ばれ、化学療法での治療が行われます


質問3 乳がん罹りやすい年齢

40代が多くついで60代 50代と続いている

そのほか
 ホルモン療法の期間
 乳房再建について
 術後の生活

などなどの質問に回答いただきました

初めて参加された方が4~5名

中には術後間もなくの方 
 この勉強会に参加してから退院しようと参加された方も

そして術前化学療法が済み 8月に手術を控えた方も

手術を控えた方には
 「化学療法が一番つらい治療 手術は『俎板の鯉』先生に頑張っていただいて…もう少しよ」

と 皆でエール
 もうひと踏ん張りよ