木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

母のその後&最近読んだ本

2013年02月28日 | 読書
2~3日入院するつもりが…

入院翌日の午後 見に行ってみたら 
 ベットに横たわり輸血を受ける母の姿
心配された貧血がひどくなったそうです

寝姿勢を変えるため(褥瘡予防の為)来てくれた看護婦さんから
「昨日入院されてからずっと眠っていてお食事摂られてないんですよ」
と…

昨日の検査や何かで疲れたのかしらね
 
昨日検査でアチコチまわった時には 顔色こそ青ざめていたけれど
 どこでも名前をはっきり言って 普通の様子だったのに


それから翌日 翌々日 
 何日経っても ほとんど食が進まない様子
食べても1~2割ほど

夢うつつ そんな様子で寝ています

入院した日でさえ 小どんぶりに一杯しっかり食べる程の食欲

2年前に誤嚥性肺炎で入院した折にも熱が引いた後はしっかり食べられたのに… 
 食欲が無い時は皆無って言えるくらい 食べるのが好きだったのに…

点滴が外せなく いまだ入院を余儀なくしています

食欲が回復したら ショートステイでも受け入れてくれるという事で
 ケアマネージャーさんが手配をしてくれ予定を組んでくれたんですけれど…

思案の日々です


そして最近読んだ本



予約していた本が次々と順番が回ってきて

まずちょっと前になりますが
「舟を編む」 著者 三浦しをん

昨年の本屋大賞受賞作品
 漸くまわってきました
内容も何も知らずに待っていました
「舟を編む」って辞書の編纂(辞書の名前「大渡海」からきているのでしょう)の事だったんですね

辞書を作る人たちの編集にかけるこだわりと思い 
 登場人物のキャラクターも個性的で良いですね
普段使っていて す~っと通り過ぎてしまいがちな日本語
 何だか「日本語が好き!いいなぁ」って思える本でした

同じく三浦しをんさんの「神去なあなあ夜話」
 「舟を編む」を読み三浦しをんさんの本に興味が湧き 予約しました
山奥の林業を営む村で働く勇気君がパソコンで綴った日常…ブログでもなんでもなく誰の目にも触れず…って事です
過去の悲しい話が明かされたり ヨキとみきさんの馴れ初め お稲荷さんのご利益など
 神去の個性豊かで人間味あふれる人達 まるでそこにそんな村や人たちが存在しているように生き生きとして…楽しく読めました

勇気君 パソコンでまたまた綴ってください 繁ばあさんにはくれぐれも気をつけて

これ調べてみたら「神去なあなあ日常」の続編なんですね
 横浜生まれの勇気君がなぜこの村に来たか…読みながら気になって気になって
続編を先に読んじゃったのね^_^;
 遅ればせながらですが「神去なあなあ日常」も読まなくっちゃ


山田宗樹著 「百年法」上
 王様のブランチで紹介されたのを見て興味を引かれ予約しました

戦後 アメリカ発の不老技術“HAVI”という措置を受けると不老不死の身体が手に入る
 ただし、100年後には 生存権を放棄しなければならない
SF的小説の上巻
 SFなのに「自分だったらどうする?どうしたい?」と考えさせられた本です
下巻の順番が周ってくるのが楽しみです


有川 浩著 「県庁おもてなし課」
高知県庁観光部に「おもてなし課」が発足し 効率の悪い会議…なんてったってお役所ですから
 県出身の芸能人 スポーツ選手 文化人に「観光特使」に任命し県のPRをしてもらおうと…

お役所と民間のギャップ 掛水が吉門と知り合い ことごとく駄目出しをされ
 それでも吉門に食らいついて教えを乞い
はじめグダグダだった掛水が 最後には吉門からからかわれるほどに成長する

これも高知県庁おもてなし課に行けば掛水君と会えるかなって思ってしまいます

有川さんが此処で育ち 幼い頃からお父様に高知の山などに連れて行かれ
 高知の良さを身を持って体験 それが根底にあり書けたと言っています

三上 延著「ビブリア古書堂の事件手帖2」
本屋さんで立ち読みをして面白くなり1巻を図書館に予約
 面白く読み進め2巻も続けて予約 

古書に関して並外れた知識を持つ古本屋店主 栞子が客が持ち込む古書にまつわる謎を解いてゆく
 古都鎌倉を舞台に物語はすすめられます

3巻4巻と続きがあり 勿論それもただ今予約中 順番が回ってくるのが楽しみです

岡崎琢磨著「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」
 これも 本屋で立ち読みし 面白そうで予約しました

日常の謎解き タレーランの女性バリスタがミルをコリコリ引きながら謎解き
 謎解きと言っても本格的なミステリーではないんですよ 日常のちょっとした事の謎解きです
第10回「このミステリーがすごい!」の最終選考に残った本だそうです

主語が抜けた書き方で騙され 最後には「あっ やられた」と
 なので 二度読みをしてしまいました

表紙の感じなどからなんとなく「ビブリア古書堂…」を連想しますネ

「珈琲店タレーランの事件簿2彼女はカフェオレの夢を見る」も出ているようです
  これも予約しなくっちゃ

「舟を編む」「神去なあなあ夜話」「ビブリア…」「タレーラン…」などを読んで
あらためて感じた事

作家さんてどれだけ下調べして書くのでしょう
 
どの本もその職業に携わっている方が書いたと思ってしまうほど…
 
本の形になるまでのご苦労 いかばかりかと
 それだけにまた喜びも達成感も大きいのでしょうね

文才も絵心も無いわたしは ただただ 感心して楽しませてもらうばかりです


「県庁おもてなし課」「舟を編む」は映画化
 「ビブリア古書堂…」はテレビで放映
そうそう これを書く為に本屋大賞を調べたら2013年大賞に「百年法」がノミネートされているのですね

4月9日の本屋大賞発表 映画の公開 楽しみです